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最高でした。中山七里作品の中でも特に好きでした。
勧善懲悪とまではいかないけれど、猛毒を吐きぶった斬る感じが痛快だった。でも真理の言葉でもあるから自分のことを棚に上げながらではないと読めないけれど、、、笑
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売れない新人作家、編集者、出版社の裏事情が満載。真実ではないかもしれないが、概ね実際にあった事と推察できる。
この本を出版した編集者と出版社は、よく頑張ったと思う。自分達の業界の恥部をあからさまに表現されて、どんな気持ちだったのだろうか。
作家志望や新人作家はこの本を読んで、これからの生き方の指針にすべき。
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作家でありながら引退刑事で捜査協力する立場にある毒島が主人公。で、この人格設定がひどすぎて笑うし爽快。
作家志望の人にこそ読んでほしいいと解説にあったのだけど、まあ真剣に作家になろうとしている人は、読み続けるのに精神力が必要でしょうね。
成功した立場から未熟なものを皮肉る意地悪な部分も見え隠れするのだけど、それでも面白いのだから文句をいうこともない。
作家志望の人は読めるかどうかが、根性の試金石になるかもですね。
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作家で刑事技能指導員の毒島さん
いやーもう毒舌でグサグサと相手を刺しまくる
でも当たってるから尚更抉られますね
毒島さんの笑顔怖い
それでも自分の考えを持って
踏ん張る人にはちゃんとエールも送る
あの犬養さんも散々やられたんだろうな
面白かった
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出版業界を舞台にした連作ミステリー5編を収録した作品集。
ミステリーのトリックよりも、人間の見栄・思い込みのようなものが印象に残る。誰もが自分は特別な存在だと思ってしまう。だから、自分のことを否定されようものなら、もう黙ってはいられない。現代のネット社会ではその傾向が顕著になっているように思う。そしてその傾向は殊に作家業に至っては、心血を注いで創作活動を行うのだから、それが強くなってしまうのかもしれない。本作はそのあたりに端を発した事件の数々を推理作家であり警察官でもある毒島真理が解決していく。推理力よりも、人間のプライドを木っ端微塵に打ち砕く舌鋒が強烈無比。痛快でありながらも、毒島に追い詰められた人たちにも、何かしらの同情をしてしまう。
全編にわたり「ドクター・デスの遺産」でお馴染みの、警視庁捜査一課の犬養隼人・高千穂明日香も登場。
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まぁまぁ。もともと短編より長編が好きなせいもあると思うけど。作家(志望者含む)による殺人事件を毒島が解決していく。
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作家志望者や新人作家をとにかくこき下ろす内容に 、中山氏はこんなに毒のある人だったのかと驚きました。
ですが、ネット上で匿名で批判を撒き散らす人を代表に、実際にこんな困った人がどんどん増えているんだろうなとの印象が強くなり、知念実希人氏の解説を読んで「やっぱりそうなのか」と思いました。
とどめは巻末の「状況は悪化の一途を辿っています」。
悪化しているのは出版ビジネスなのか、新人作家の質なのか、TVドラマなのか、はたまた全部なのか。。
携帯で動画とSNSばかり見ていないで、みんなたまには本を読もう!
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いやぁ、面白かった。
何にも考えずに楽しく読めた。
毒島のキャラが秀逸で良い。
続編も読んでみたいなぁー
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あまり期待はしていなかったけど、毒島刑事のキャラが立っていてすらすら読んでしまった。犬養刑事と明日香ちゃん出てきてテンションも上がりました。笑
合計5篇?の短編集だったけど、どれも面白い。
特に毒島刑事のモデルが中山さん自身と聞いて少し滾りました。笑
文壇と聞くと華やかなイメージではあるけれど、氷山の一角に過ぎないんだなぁ。
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ライトな謎解きミステリーエンターテイメント
短編連作ものでした。
しかし、どちらかというとこの手のストーリは嫌い(笑)
展開がワンパターン(わざとそうしていると思いますが)で、主人公の毒舌キャラでスッキリ終わるという感じ。
やはり、爪痕が心に残るような骨太な物語が好きです
出版業界、作家業界の闇というか裏側を知ることができます。
そして、その業界に出てくる勘違い野郎たち。
その勘違いの人たちの誰かが犯人なわけですが、主人公毒島が、その毒舌でばったばったと詰め寄りつつ、犯人を明らかにするというもの。
エンターテイメントとして楽しめます。
テレビドラマでやるのにちょうどよさそう
とおもったら、ドラマ化されているのね
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出版業界においては「ありふれた人物」たちに絡んだミステリ。
誰にも認められない作家未満、スタートラインに立ったまま動けない新人作家、作品を映像化のコンテンツとしか見ていないプロデューサー。
自分にはこんなに才能が溢れているのに、周りが認めない、周りの奴らが悪いんだ!と拗らせた面々に兼業作家の毒島刑事がまさに毒を吐きながら対峙していく作品。
既読の中山作品に比べてポップでサクサク読めるし、ミステリ要素もあっさりしているが、そこはかとない毒素が体内に残留する。
ただ、感じたことは知念実希人氏のあとがきに凝縮されていて、改めて読後感を表せない。
どんな業界にも独特な業界の常識があり、業界のルールがあり、独特な業界人がいる。
ただ、文学界というのはある意味「いつでも誰でも」そのステージに立てるだけに拗らせていくと面倒なのだな、と出版業界の大変さをうっすら思いやる。
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犬養シリーズを読み終えて。犬養さんがこっちにもいるときいて来てはみたものの、とんでもないとこに来ちゃった感がすごいや。意外な一面もみれるし、あっちよりはちょっとゆるい気持ちで読めるし、なんかかわいいし。なにより毒島さんっておもしろいひとだな、これを書いてるのが小説家だと思うとまたおもしろいわ、なんて。なんかとんでもないひとだった…しんどい。
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本屋で平積み&POPが作られていたのと、帯に惹かれて購入。
毒島という人物が出てきて事件を解決していくのだが、何せキャラがすごいたっている。
ミステリーって程ではないが、この人が面白いから続きを読もう、となる作品。
全部で五話収録されているが、最後はまさかの……っていう結末。
サイコホラーを好む人間からしたら、謎解き部分等はあっさりしているので、個人的には毒島という人物だけで成り立っているように感じた。
また本編の導入や展開等は楽しめたかな、刑事小説を殆ど読まないから何ともだが。
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これほどまでに“痛快”という表現がぴったりの作品は初めてだった。
自己顕示欲の強すぎる人々を舌鋒鋭く追い詰め、容赦なくぶった切る。
あまりに見事な追及ぶりにカタルシスさえ感じる。
そんな自分に苦笑しつつも、面白すぎて読む手が止まらない。
リアルに描かれた出版業界の闇に戦慄く一方、意外性のある犯人に驚かされる。
エンタメ小説としても刑事小説としても楽しめる連作短編集。
読了後は清々しい気持ちで本を閉じた。
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出版業界の裏側を描き出す、ミステリー作品。
出版業界の闇に驚き、業界関係者の人間性に辟易としつつも、作家刑事毒島のセリフには胸がスカッとする一面も。
ミステリー初心者なので、本格ミステリーかどうかは分からないが、楽しめた。