紙の本
人間ドラッガーに焦点を当て、その思考を検証した書です!
2018/10/08 11:25
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラッガー氏と言えば、「経営の父」と言われ、彼の経営手法に焦点を当てた様々な経営の本がだされていますが、本書は、経営の父という側面よりも、人間としてのドラッガー氏に注目し、彼の生涯を見ることで、彼の思考がどのように形成されていったのかを検証した画期的な書です。彼の驚くべき生涯を知り、その中で培われてきた人並み外れた思考法を知る上で絶好の書といえるでしょう。
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【概要】
ドラッカーの一番弟子コーエン氏が、ドラッカーの教えをまとめた本。
「自分の頭で考えること」「常識にとらわれないこと」等、問題解決の為に必要なエッセンスが著されている。
【構成】
①実践無くして成果なし
②自分の頭で考える
③歴史書を読む
④正しい眼を持つ
⑤営業はいらない
⑥倫理と真摯さ
⑦自分に問う
⑧常識にとらわれない
⑨最速の問題解決法
⑩調べてから勝負する
11.観察し、分析せよ
12.自信を持つ
13.変化し続ける
14.考え続ける
15.人に限界などない
16.成功の鍵を握る8項目
【心に残ったこと】
・理論的にはマーケティングが完璧ならば営業は不要
・製品やサービスを評価するのは提供する者ではなく、必ず顧客である
・問題解決には、左脳型と右脳型がある
・事業の目的は、顧客の創出ただ一つ
・適材適所であれば、人は成長し続ける
【感想】
養成課程で学んだように、バイアスをかけずに事実を積み重ねる事が重要。
素直で純粋な頭で、調べよう。考えようを聞こう。
チャレンジが大事。失敗は投資だ。
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最初の1歩で倒れた時、それが失敗か成功かなど本人にわかるものではない 成功するためには自信が不可欠なのだ イノベーションの多くは交配から生まれる、畑違いの環境に移ることで生まれる ドラッカー5つの質問。1我々のミッションは何か?、2我々の顧客は誰か?、3顧客にとっての価値は何か?、4我々にとっての成果は何か?、5我々の計画は何か?
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コンサルタントとしてのドラッカーについて述べている本というのは、正直初めて読んだ。内容としては非常にためになることが多い。また本でも触れているが、ここに書かれていることを一つでも実践していくことが大事なのだと感じた。
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(非営利組織の運営)
現場から学ぶ、「コンサルタントとして成功する方法 How to Make It Big as a
Consultant」、
軍事史や軍隊の手法を学ぶの好きだった。アメリカ陸軍リーダーシップ
偉大なコンサルタント:関係者との連携、問題を診断する能力、対策を見つける、ノウハウと知識(無知を活用)、コミュニケーション、マーケティングと営業、管理能力
ビジネスはイノベーションとマーケティングが基本。買う理由。見込み客が望むモノを用意。窮極は営業しない
真摯さ(どんな自分でありたいか)
データを提供するのも、解釈するのもクライアント。独り言。質問を投げかけること
ドラッカーの5つの質問:ミッションは? 顧客は? 顧客にとっての価値は? 成果は? 計画は?
成果は数字で把握する
計画:3つの問い(事業は? 将来、事業は? 将来どうあるべきか?)
みんなが知っていることはたいがい間違っている
情報源の情報源をさかのぼる、妥当性は?
無知が最強の武器
問題解決:左脳型:「現代の経営」194年、問題を正しく定義、選択肢、対策、決断。右脳型:潜在意識、「経営者の条件」、問題の核心を把握。無知からスタート
効率性ではなく行動の正しさで
7つのコントロール法:経済的、意義、適切な測定、適切な測定方法、適時、シンプル、行動を志向。正しいリスクを選び、そのリスクをコントロールする
観察し、思考と推論で論理的な結論を得る。分析型研究:仮説は用いない。1.観察 2.観察結果の分析 3.結論 4.結論から理論を構築
利益追求は事業の目的ではない。利益を挙げなければ社会貢献できない。事業の目的は顧客の創出である。
毎日新しい体験をする(ダンス、スカイダイビング)。ポジティブなイメージ。絶対的な自信
変化し続ける。廃棄はチャンス
アイデアを体系的に分析する(名案は捨てる。意図していなかったものや意外なものの方がイノベーションの源になりやすい)。知らないからこそ大きくもうけられる。
イノベーションの源になりうる知識はすでに発見され、まだ活用されていない。
限界などない。適材適所。チャレンジを求める組織が伸びる。
誠実。勉強。本を書く。一番の専門家は当事者。自分の頭で考え、行動に移す。
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編者によって凝縮され過ぎているせいか、分かりづらい。
(参考)
ドラッカー五つの質問
我々のミッションは何か?
我々の顧客は誰か?
顧客にとっての価値は何か?
我々にとっての価値は何か?
我々の計画は何か?
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ドラッカーのコンサル的側面に触れられる本で内容はとても良かった。
が、しかし...!
大文字、中文字、小文字、太字、細字が入り混じって読みにくい...!!
とはいえ、こちらは個人の好みであって相性の問題なので本書の内容の良さは損なわれない。
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2024/02/12 読破
一言:ドラッカーの真髄は、「問え。語るな」
感想:ドラッカーはコンサルとして、質問にて、会社を成長させていったそうです。質問は下記に記しますが、「まず考えろ。語るのは最後だ」という概念がメインかなと思います。ドラッカーについて、理解度を深めやすいかなと思います。
下記は印象に残った点
p3 企業に問い掛ける質問
・自社の中核をなす事業はなにか
・顧客は誰か
・顧客はなにに価値を見出すのか
・中核事業でどういう成果を上げるのか
p48 フレームワーク
BCG 4象限型
マッキンゼー 9セル型
p87 価値を見出すもの
提供しているサービスや製品を評価するのは
提供するものではなく、「顧客」
予想していなかった顧客を見逃さないのがポイント
p100 社会的責任の倫理
決疑法→うそをつくのは悪いことだが、組織のためにやらねばならない場合もある。
組織に問う質問
1.我々のミッションは?
2.我々の顧客は?
3.顧客にとっての価値は?
4.我々にとっての成果は?
5.我々の計画は?
p130 全員一致は危ない ⭐︎
サンドリベンの裁判官71人が、全員同じ判決をした場合は、無罪となる。賢いものが誰1人違う意見にならない場合は、見落としている点が必ずある。
p302 上司へ報告する書式
①環境と市場の変化
②新たに登場したチャンスと課題