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紙の本

迫害されていないキリスト教

2019/02/04 19:03

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルはセンセーショナルであるが、中身は少しお堅い人文科学書である。キリスト教は迫害されていた歴史があり、また日本においては仏教や神教といった主流ではない。天皇家とキリスト教も普通の見方では相性は良くなさそうだ。しかし、実際は天皇家もキリスト教系のICUに通うなど、決して天皇家とキリスト教が相容れないものではないのだ。
ミッションスクール在学生読者モデルやミッションスクールOGアナウンサーが多いのは数字として間違いないだろう。それがなぜかというのは本書では奉仕の精神と位置づけているようだが、私はそうは思わない。どうもこじつけに思えてしまう。私は日本人の古くからの西洋への憧れが要因であると考えている。キリスト教がというよりは西洋がオシャレなのだ。キリスト教は西洋の文化であるため、仏教のようなどこか敬遠したくなるようなところがない。そもそもキリストというカタカナ表記が大事だ。基督教と書けばどこかダサさを感じないだろうか。
最近はカタカナが流行りすぎて逆にダサいようにも思えるが(東武アーバンパークラインとかグローバル教養学部のような伝統が感じられないネーミングは格下感が漂う)、本来的に西洋由来のカタカナはありがたがられるのではなかろうか。
ただ本書で一つ有用な示唆があった(本書のタイトルにしっかりと答えているのは最後の川村氏の論説のみだと思う。ここではキリスト教の維新後の歴史が語られている。)。キリスト教の教育は女子教育で輝いている点だ。男子教育は帝国大学や中高のナンバースクールなど官立が中心で、キリスト教系にチャンスがなかった。だが、女子教育はそういった制度となっていなかったから発展できたのだという点だ。
江戸から明治へ時代が変化してもキリスト教は弾圧され続けた。そんな中で慈善事業により認められようとしたが、邪教のイメージを払拭できたものの、貧者や病者の宗教というイメージになってしまった。また教育勅語で教育と宗教を切り離さなければ悪い扱いを受けることになって、慈善事業から初等・中等教育機関へと転換を図るようになった。雙葉や白百合である。一方後に上陸した上智や聖心女子学院は最初から日本に大学を作ろうという目的だったようである。
一方でさらに後に入ってきたプロテスタント系の学校である女子学院やフェリス女学院などは、当初より中・上流階級相手の教育を目指したようである。
先述のように日本人には西洋への憧れがあるものと思う。これは川村氏の論説を基に考えると、歴史で日露戦争に勝利し、三流国を脱して列強の仲間入りをしたと思えた頃からのもののようである。

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2020/06/27 19:02

投稿元:ブクログ

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2021/08/20 04:22

投稿元:ブクログ

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