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友人ががこの症状であるということを知り、その友人から紹介され読み始めました。
不安という感情に対して本人、あるいは周りがどのように対応するのが良いかとても参考になる内容。また、既存の価値観に対して、新たな視点を提供してくれるものであると思います。
絶対的な解法ではないかも知れませんが、こういう手段もあると知るためには良い本である。
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「実は自分は '"会食恐怖症" だ」などと言ったら「何を馬鹿なこと言ってるんだ」と返されるのがオチだろう。いやむしろ「"会食恐怖症"…それ何?」となるか。
みんなと食べるご飯は楽しいもの…という固定概念のある裏に、食べ残したらどうしよう? 食べるペースについていけなかったらどうしよう? 会話が弾まなかったらどうしよう?等と言ったことを考え始めると、ひとと食事に行くこと自体が悩みの種となる。
「好き嫌いなく」「残さず全部」「みんなと同じように」「キレイに」食べることを強いられた「給食ハラスメント」を筆頭に、日本人が美徳とする中に、この要素が少なからず含まれているのは間違いない。そして自分(評者)自身も、それで悩んだ(悩む、あえて現在進行形で)ことが少なからずあるのも事実なのだ。
後半は具体的なソリューションについて。
楽しく食べられなかった(気持ち)でなく、とりあえず食事にはいけた(ファクト)ことに注目して、その点を肯定評価する。
これが出来なかったと減点主義に陥ることなく、100点ベースで、相手と自分双方の「良いところだけ」を見る考え方。
良くなっていく場合も波はある。細かい動きに一喜一憂せず、大きなトレンドを見る。
会食に限らず、不安のピークは開始後30分まで(そのあとは次第に落ちてゆく)という、良い意味での開き直りもまた重要。
これらはコーチングや一般的な人間関係でも、大いに適用できるポイントだ。
「#会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと」(内外出版社、山口健太著)
Day216
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☆残してもOK
☆平気になってきたらミントを取り出しにくいところに入れる。
☆今自分は不安なんだ、と認めてあげる。
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患者に寄り添った語りかけるような描かれ方で安心して見られました。
自分の行動に対してポジティブな姿勢を持てるコツを掴めました。
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自分の状態と重なる症状が多くて、読んでいて頷くのがとまりませんでした。
「不安になっても大丈夫」「残しても大丈夫」と思ってみることが大切。
結果が良くても悪くても、行動できた自分を褒めてあげる、という姿勢は、会食恐怖症の克服のためだけではなくて、自分で自分のことを大切にするという意味で大切なことだと思いました。
私は特にスジっぽい食べ物やお肉など、「喉に詰まってしまうんじゃないか」とドキドキしてきて飲み込みのタイミングが分からなくてずっと口の中に残ってしまっていつまでも食べ終えられなかったり、親しい友人であってもその日のコンディションによってはほとんど食べられなかったりします。
人と会話しながらだと飲み込むタイミングがさらに掴めなくなって食事が苦痛だったけれど、「いつもより少し注意深く相手の話に耳を傾けてみる」というアドバイスが本著の中にあって、少し納得というか、自分の「食べる」という動作を意識しすぎているあまり緊張したり不安になったりしているのかも?という気づきがありました。
良いときも悪いときもある、と思って、少しずつまた食事を楽しめるようになりたいなと思えました。