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タモさんが出てきそう
世にも奇妙な「君」物語
単行本が出てから気になっていた本。
テレビで放映されていた世にも奇妙な物語をイメージして書かれた世にも奇妙な物語朝井版とでも言えます。
テレビ版と同じように最後はどんでん返し付きで終わります。
ぞわぞわする怖いオチ
ほろりとするオチ
クスッと笑えるオチ
5話の短編集です。
自分的には最初の「シェアハウさせない」と最後の「脇役バトルロワイヤル」が読んでいてハマりました。
この5話分全て本当に世にも奇妙な物語で映像化されると面白いと思うんだけどなぁ。特別編として映像化される事を願っております。
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テレビドラマ「世にも奇妙な〜」をオマージュした短編集。
今までもミステリーの構図を使って小説を書いてきた朝井リョウだが、ミステリーっぽい物語は初めて読むかもしれない。
世にも奇妙な的な話もあれば、そうでもない話もあったり。幼稚園教諭の話なんかは普通の短編だった(それでもなかなか面白かったけど)。最後の話なんかは、世にも奇妙な感じがして個人的には好きだ。
科学的に説明できない話よりも、人間の裏の顔を描くのが上手い人なので、この路線は意外といいかも。続編希望。
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朝井リョウ氏の短編集は初めて読んだ。フォロワーさんのツイを見て興味を持った一冊。
タイトルの通り、あの有名な「世にも〜」のオマージュとも言える作品。それぞれ、最後はぞくっとした展開が。最後、どれも予測できなかった。しかし、どの作品もしっかり伏線が張られており、結末にうまく繋がっていく。そして、ラストの「脇役バトルロワイヤル」は鮮やか。実際にいる俳優さんたちを文字っていて場面も想像しやすい。(これ、溝端淳平くんや、ほかの出演者は知っているのかな?)
これ、本当にドラマ化してほしいな。
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テレビ番組『世にも奇妙な物語』が子供の頃から好きだという朝井リョウが描いた、「世にも奇妙な」短編集。
テレビ番組と同じように、そして朝井リョウがよくやる感じのどんでん返しがほぼ全ての短編に存在している。朝井リョウを読み慣れている人からしたら、オチを想像してニヤニヤしながら読めると思う。
とても読みやすくてスラスラっと読めたし、読後のすっきり感も心地よかった。やっぱ私は朝井リョウの短編集が好きだなと改めて思った。
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朝井リョウの世にも奇妙な君物語を読みました。
世にも奇妙な物語のテイストの5つの短編が収録されています。
どの物語も、面白く読みましたが、読んでいて一番ザワザワしたのはコミュニケーション能力が裁判で審判される世界を描いた「リア充裁判」でした。
konnokは若い頃から空気が読めない人間なので、こんな法律がある世界に生まれていなくて良かったなあと思ったのでした。
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短編集が苦手と気が付いた今年の終わり。
表題のままにちょっと奇妙な…
もとい、ちょっと皮肉った話の5本立て。
「何者」のときも思ったんだけど、朝井さんの文体が馴染まないみたい。
根本的かつ個人的な問題
今年の20冊目
2018.12.15
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異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに―では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。
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・リア充裁判
私もどちらかというと知子側の人間なので、リア充を皮肉ったような書き方に途中までは快感すら覚えていたのに。最後の一文で完全にしてやられました。そうだ、朝井リョウってそういう人だった、、、
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「世にも奇妙な物語」、私もテレビで放映されるときには録画して見逃さないようにしてる。話によって、コメディだったりシリアスだったり、感動系かと思いきや裏切られたり、展開が予想できないところが毎回毎回観てしまう要素だと思うのだけれど、本作もテレビで観るのと同じく、オチはなんなんだろう?と気になって、あっという間に読んでしまった。実際に番組構成を意識しているからこそ、観たことがあるようなデジャブを感じるし、その中にもいつもの朝井節を利かせつつ、短編集のようでありながら上手く1冊にまとめられている。これはこれで映像化を見てみたいと思った。
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性依存症の人たちがお互いを監視する目的で共同生活を営むシェアハウス。
保育士への飴と鞭をスケジュールで管理するママ友軍団。
コミュニケーション能力を測る目的でリア充裁判が開かれる世界。
夫の浮気を疑いながら自らの浮気をすんでのところで思い止まった一連の流れを、息子の参観日で面白おかしく報告されるネット記者。
そしてこれらそれぞれの物語を脇役として演じていた俳優たちが、主役の座を巡って参加するオーディション。
なんだか脈絡がなくて「不思議」な世界。「奇妙」な世界。
作者は「世にも奇妙な」という言葉に、背景や理由をすっ飛ばして「なんだか奇妙な」世界を描き始めることができる強さがあり、作家として魅力的な道具だとあとがきで書いていた。
なるほど、そんな効果が確かにあるのかも知れない。
だけど私はやっぱり、「理由」がほしくて「背景」を知りたくなる。
どうしてこんなことが起こっているの?何を目的にこんなことになってるの?何が起こってこんな流れなの?
そこをすっ飛ばすのは、私には不親切で退屈に映る。
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5つの短編集。『世にも奇妙な物語』、実は全く観たことないのだけど、こんな後味の悪い話ばかり続くのなら次から観てみようかな。
"シェアハウさない"、"立て!金次郎"が特に好きだった。ブラックなユーモアやゾクっとする展開。
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自分と同世代の作家で、共感できる部分が多く、分かりやすい表現、文章なので一気に読めました。
個人的に、「立て!金次郎」の話が好きです。
“子どもに降りかかる情報をせっせせっせと振り払うより、たくさんの情報を浴びた子どもが何を選び取り、何を捨てていくのかを見守り、ときに助言をするのが親の役目ではないだろうか。”
というフレーズには、とても感銘を受けました。教育観に考えさせられるものがありました。
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「世にも奇妙な物語」が大好きだという朝井リョウさんが書いた5編
文字だからできる仕掛けが面白かった!
特に最後の「脇役バトルロワイヤル」が、なるほどそういう構成かと感動しつつ、所々ぷっと笑えた。
楽しかった。
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世にも奇妙な物語って感じでした。短編集はあまり読まないんですが、これは読みやすかったですし、各章の最後には「えっ?」と思わせる展開が用意されてて面白いです。
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オチが凄い!
とあったけど、ちょっと気味が悪いものもあって、読後感は良くないので注意。
短編なのでサクサク読めますが、本当にテレビを見ているような世界観。
少し怖かったかなf^_^;