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ようやく読了した。
15歳からのとあるように、中学、高校の数学レベルでブラックホールのシュヴァルツシルト解まで案内してくれる。学校の勉強だと、様々な分野を限られた時間で受験の準備までしなくてはならないこともあり、こうした一つのテーマを突き詰めて学習する機会がないのではないか。
高校時代にこんな本に出会いたかったと思う。内容は高度なことながら、やり方次第では一般相対論を概念をなぞるだけでなく、きちんと数式も含めて高校生でもついていけるものだと感じた。ただ、6章の接続や共変微分については、結構計算がきついのではないかと思う。
読んでいて、6.3節あたりから6章終わりまでが式の計算で時間を取られた。最近、手計算から離れているので、久しぶりにテンソルの計算などを書き下してみたら、結構計算ミスをしたりしてなかなか疲れた。しかし、式の説明も丁寧で読んでいて楽しく、学生時代の懐かしさとともに物理を楽しんでいた頃を思い出した。今の高校生がこの本に出会ったら、受験勉強とは違った、物理という学問の面白さに触れられるだろう。
付録には、本文で盛り込めなかった詳細な計算が記載されており、深い理解に役立つ構成になっている。
でも、とにかく内容が面白くて日常生活に刺激になる一冊だった。
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非常にわかりやすい本。
この手の本は大体そうだが、物理の部分より共変微分など数学の解説部分が多く、微分幾何入門としても良い本だと思います。
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15歳からの一般相対論とあるけど、高校生がこの本を理解できるのだろうか。7章までの説明は丁寧だけど、肝心のアインシュタイン方程式を扱う8章はいまひとつ。
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高校物理の範囲で相対論を勉強してみよう、というまぁよくあるっちゃよくある本である。
ほかの本も同じであるが、流れは同じである。
特殊相対論から一般相対論へ、という感じ。
高校の力学を十分理解しているのであれば、あとは少しの数学力でなんとなく理解することができる。