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【期待以上!!】
話題性から読み始めたのですが、期待以上!!
登場人物それぞれが大切にしているもの、
価値観が交錯し、物語が展開していくのが心地よい!
主人公は一貫して冷静で分析力と行動力があるが、
熱い思いを持っているのが印象的。
高山一実さん自身の経験、人間軸が反映されているのでは
ないかと想像してしまいます。
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タイトルに惹かれたのと、アイドルの世界の舞台裏が見てみたくて読んでみた。
主人公は東西南北の高校から女子高生を集めてアイドルグループを作ることを目標にしているが、何故かオーディションは受けず、ボランティア活動をしているところをテレビに取り上げてもらい、それをアイドルになる足がかりとするというもの。
主人公の話し方が独特で興味が持てたが、いかんせんストーリーが破綻している。
目立ちたくないくるみがすんなりアイドル活動に賛同してくれる部分にも違和感があったし、アイドル活動の具体的な描写がほとんどないまま「メンバーの彼氏との写真が流出」という事件が出たり、大人になった主人公らが突然出てきたりと全てが中途半端である。挫折を味わったりアイドルとして活躍しているシーンをもっと見せて欲しかった。お蝶夫人みたいな既成のキャラクターを引用していて自分でキャラクターを考えていないあたりももったいない。ちょっと冷めた感じの主人公の個性は面白かったが。忙しい現役アイドルが最後まで小説を完成させたということはすごいなと思ったが、申し訳ないがあまり入り込めない内容だった。タイトルも秀逸だったのに残念。
次回作に期待します!
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現役のトップアイドル・乃木坂46の高山一実さんの初の長編小説。
アイドルに憧れる主人公の東(あずま)ゆうがアイドルグループとしてのデビューをめざし、地域の東西南北から人材をスカウトして芸能界を目指そうとする物語です。
高山さんは乃木坂の中でも推しということもありますが、初小説となった「キャリーオーバー」のテーマの面白さとところどころに散りばめられた表現の面白さが気になっていて、長編が出たら読みたいと思っていました。
まず驚かされたのが要所での表現の面白さ。テレビ番組や告知でも言われていますが「角膜レベルでの変態は救いようがない」「今となってはダンディ坂野の話題を口にすることはほとんどないが、『ゲッツ!』で一世を風靡したことは、その時代を生きた者の胸にちゃんと刻まれている」などの独特の表現は「ほんとに彼女がこれを書いたのか?」と二度見してしまいました。
物語は主人公が集めたメンバーの独特の人となりや人生の境遇を描き、それぞれの思惑や想いからぶつかり合いながらアイドルデビューへの階段を急速に上っていく様子を描きます。
そして・・・
その後彼女たちがどうなっていくのかは小説を読んでいただいてのお楽しみということで。
各種感想サイトや書評を見ていると評価が分かれているようですが、個人的には推しというひいき目を抜きにしても「次作が読んでみたくなるような期待を感じさせる作品」でした。
「主人公がアイドルを目指す10年を描く」と言いながら一気に時が飛びましたし、各メンバーの描写からアイドルデビューの軌跡、そしてその後はもう少しじっくり描いてほしかったという思いもあります。もし続編やスピンオフがあるならそれにも期待したい物足りなさはありました。
論理展開や伏線の回収もまだまだ発展途上という感もありました。
それでも普通の女の子から様々な努力と思いを抱えながらトップアイドルに登りつめた高山さんだからこそ描けた本だと思います。「アイドルを卒業してから振り返って書いた方がいい」という意見もちらほら見ましたが、自分としては
試行錯誤を繰り返し、「アイドルとは何か」を現在進行形で模索している彼女が書くことが意味があったのだと思います。それが例え、表現や展開的に不十分だったとしても、それが現在の「高山一実」という小説家の姿なのだと思いました。
最後に・・・
「トラぺジウム」というタイトルが読み終わった後、心に響きました。
聞きなれない言葉ですが、「トラぺジウム=不等辺四辺形。どの二つの辺も平行でない四角形」という意味だそうです。
けっして美しく整ってはいないけれども、全く違うものとして平行に交わらず生きるのではなく、いつかはクロスし何かを形作る人たちの姿を描きたかったのかな?と勝手に思ってしまいました。
もしかしたら彼女が伝えたかったアイドルの1つの形や人生の形なのかもしれないと。
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読み始めは、展開のわかりやすい内容で比較的誰にでも読みやすい小説であり、後半にいくにつれて想像しながら読んでいたせいか「あ〜そういうこともあるんだな〜」とやはり一人のためにみんなが動くとこうなるんだなと感じました。
ネタバレを避けたかったので詳しくは書けませんが実際のアイドルや芸能人は凄いな〜と感じました。
実写化したら方位自身を聴いてみたい
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乃木坂ファンではありませんが、普通に面白かったです。
アイドルになりたいため、高校生の主人公が3人の女子高生を集めてアイドルになっていく過程を主に描いています。後半ぐらいから、アイドルになった後の苦悩、解散後の再会なども描いています。高山さんがアイドルということもあり、アイドルならではの心情や苦悩がリアルに描かれているなと思いました。読書好きということもあり、それぞれの登場人物が想像しやすく、読みやすいです。初小説とは思えない仕上がりになっていると思います。ただ、抜群にすごいというわけではありませんので、ハードルは低い気持ちで見ればと思います。
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文才は間違いなくあると思う。
特に言葉の選択には確かな魅力を感じる。
但し、今現在の力量からすると新人が本を一冊出版出来るレベルでは甚だないと思う(ベテランは惰性のみで酷い本も許されるらしいが)。
今は著者の話題性だけの作品。
書き続けて欲しいと思う。 重複するけれど、誰もが持ち得ない才能は確実に持っている。
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1人の少女の目標に対しての行動力を私も見習いたい。結末がちょっとこじつけっぽい感じもするなと思った。
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アイドルの書いた小説だというのに、何度も増刷されていつまでも話題作でいるので、ミーハー心がムクムクと(笑)
時間の無駄だろうなあと思いつつ読んでみました。
ラノベぽい文章でしたが、それは許容範囲。
それよりも、アイドルになりたい高校生を描いていてせっかく自身が現役アイドルでいるのに、アイドルの心情の奥底までが掘り下げられておらず、上っ面だけの表現に終始していたのが残念でした。
アイドルをテーマとした処女作なんだもん。経験値を利用して、もっとガツガツしたりドロドロしたりの心情を描いてくれれば面白いのになーと思いました。
あ、まだ現役だからそんな風にさらけ出すことはできないかな。
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普通の小説として読んだ時、言葉選びのセンスや心情描写の浅さが許容出来ないレベルである。
アイドルの処女作としては...などというおべっかも要らないだろう。ストーリー性は今後の可能性を感じるものの、仮に一般人が書いたのなら出版は難しいと思う。
言葉による人物模写は客観的に描くと薄っぺらくなる。主人公以外の感情に著者が入り込めていない印象を抱いた。
(乃木坂46 高山一実は好き。)
作詞をやってみてほしいと思った。
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アイドルになりたい女子高生とそれに巻き込まれる3人の女子高生の話。個性的ではあるけど、登場人物の表記が変わるのが読み進めにくい
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アイドルの話というのは読む前から聞いていたため、どんな話なのか読みながらもワクワクした。
高校生の友情や素直さ、ずる賢さなどが見られて、なんだか懐かしい気持ちにもなる
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主人公の女子高生が、周囲の高校の友達とともにアイドルになることを目指す話。
若者ならではの目線もあり、その表現は楽しかった。
ただ、ストーリーが少し単調で面白みが少なかったかもしれない。
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途中から間延びしてきたので、ざっと読んで概要掴んで終了。
アイドルが本を書いたということで注目はされるかもしれないが、本業にしてる作家とは表現力が比較にならない位残念だった。
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トップアイドルが書いた小説と言う事もあって、興味を持って読んでみました。
素人が言うのもアレですが、もうちょっとですかねぇ。途中までは、めっちゃいいです。ただ、著者自身が「途中でスランプになった」と言っているんですが、たぶん、“あの辺り(アイドルになるか、ならないか前後。或いは、アイドル後)”がスランプだったんでしょうかね?最後が、ゆるりと締まらなくなってしまいました。残念。あそこまでいい感じで行っていたんで、最後まで突き抜けて欲しかったんです。
ですが、某、めっちゃ歌の上手い女性歌手と結婚した、高学歴のイケメン俳優?の作品よりは、数段マシです。
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コトバはいろいろと知っているし、ストーリーと着眼点も流石だなぁとは思うんだけど、話と思いが同時進行してないんだよな。何作か書き続けていったら良い作品を生み出すのかもね。