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おススメです
2019/05/17 00:34
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投稿者:よしぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説を読む事自体が久しぶりでしたが、とても読みやすく、死や葬儀に対しての価値観を変えてくれる素晴らしい本だと思います。
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涙なしでは、読了できませんでした。漆原さん、美空さんのような、葬祭ディレクターに出会いたいと思いました。
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葬儀屋さんのお話ときいて、頭をよぎったのは先日読んだ「ぎょらん」だけど、これはこれでまた別のしっとりさのある葬儀屋さんのお話でした。
旅立つときに、連れて行きたいものもあれば、遺していきたいものもある。そんな故人の思いに寄り添うとても暖かいお話でした。
わたしも大事な人は里見や漆原に送ってほしいなぁ。
もちろんそれはすごくすごく先のことであってほしいけども。
なかなか旅立てない人がいる。
その人たちの気持ちをちゃんとわかってあげられる人がいる。
ほんとにそうだな。
葬儀屋さんってすごく優しくないときっと勤まらないお仕事なんでしょうね。
ちなみに、わたしはとにかく優しい気持ちになれたので、涙は出ませんでした。
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就職活動にいそしむ大学4年の美空。
失敗が重なり凹むなか、バイトに気分転換を図るところから物語が始まる。
舞台は葬儀屋、美空には、普通の人には見えない霊が見えるという特殊能力がある。自身の幼少期からの体験や家族の環境を絡めながら、物語は優しく、しっとりと進んでいく。
特に印象に残ったのは、2話目の最後、母親が大きな百合の花を棺に入れ終わったのを見届けて、漆原が言う、本書のタイトル『ほどなく お別れです』。読んでるこちらが、涙がツー・・・と、流れました。
他に、大好きな祖母との病室のお別れのシーンも良かった。
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第19回小学館文庫小説賞受賞作。
就職先が見つからず葬儀場でのバイトをしている清水美空。彼女にはすこしだけ霊感がある。彼女はこの特殊な能力を活かし、訳ありの葬儀を担当することになる。
心揺さぶらる小説で、一気に読んでしまいました。
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残された人たちが死者に対して固執しすぎないように
いつでも思い出せればここにいるよ、会えるよという距離感にいさせてあげる事
思い残しが一番やっかい。
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涙なくしては読めない、とか大げさに思った。
喪主を30代のときに3回もしたので、何人か葬祭ディレクターという人と接した。
こんな人がいたらうれしいけど、葬儀屋として、成り立たなくなるのでは。だからこそ夢物語なのでしょう。
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少しだけ霊が感じられる主人公の美空。
アルバイトで葬儀屋の手伝いをしていたが就活に行き詰って、わけあって再びアルバイトに戻ってきた。
こちらも訳ありの葬祭ディレクターと訳がおおありのイケメン坊主。
こんな人たちが関わる葬儀屋さんは、人生の最後にふさわしい心温まる葬儀を執り行ってくれるところでした。
辛い話も最後は心温まる話になって、うまいなと思いました。
このキャラクターをこの本だけにしてしまうのはもったいないので、ぜひ続きの話「も」期待しています。
次作が楽しみな作家さんでした。お勧めの本。
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お別れと聞いて哀しい思いを抱くが
坂東会館で働く美空のお陰で皆が
あたたかい気持ちでお別れができる。
坂東会館のスタッフ
今は外部スタッフとして働く漆原など
葬儀会館の裏側も見ることができて良かった。
長月天音さん、デビュー作だと知り驚いた。
次回作が楽しみな作家さん。
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これがデビュー作かぁ、読みやすい。自分が生まれる前の日に姉を亡くした美空は葬儀場で再度バイトすることに。そこで漆原と里見に導かれて、自分の進む道を見つける。続編、希望します。姉の美鳥、もう戻ってこないかなぁ。美空との交流も読みたいなぁ。漆原さんとの関係、里見さんのエピソード、まだまだ膨らませていってほしい。期待しています。
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就活が上手くいかず、内定を取ることが出来ずにいた大学生の美空は、葬儀会社の坂東会館でのアルバイトを再開した。
そこには、訳アリの葬儀ばかりを担当する葬儀ディレクターの漆原と僧侶の里見がいた。
葬儀会社を舞台としたお仕事小説。
亡くなった人、残された人には、皆それぞれに事情があり、その内情に葬儀会社の立場から迫るという設定が面白かった。
亡くなった人を送り出し、残された人の心に寄り添う葬儀を行う坂東会館のスタッフ達が暖かい。
あまり縁のない場所でしたが、少し興味を持ちました。
新鮮で優しいお話。良作です。
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葬儀というとネガティブなイメージがどうしてもあり、悲しみや辛さ、怖さを連想してしまう。そのセレモニーに携わる人は、気持ちの切替が上手でないと心も体も保たないんだろうと思う勝手な思いを持っていた。
実際は逆なのかもしれない。人生の最後を締めくくるイベントを担うのは、人一倍、人の気持ちに寄り添える人なのではないか。
亡くなった人の魂が見える、感じられる人が本当にいるのかも、天国というところが実際にあるのかもわからないが、そうあってほしいような気がした。
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読み始める前、雨が降っていました。
最初のお話を読み終えてパッと外を見ると、
綺麗な青空が見え、日が差していました。
葬祭場でのお話ですが、
暖かな光を感じるような、心に響くお話です。
偶然ですが、今日のお天気のような本でした。
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葬祭ディレクターという設定は面白かったです。でも霊感の話は必要だったか疑問。
美空の霊感は里見さんほどではないし、役に立っているのかどうか何だか中途半端でした(里見さんが美空の力は本物、とか言うから余計に)
「見えないけどいる」という考えを前提に、ただの女子大生が漆原さんや里見さんに教えられて葬祭ディレクターとして成長していく方が共感できたと思う(←個人的見解です)。
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以前、葬儀屋のイベントで、
「金つり上げるのが、お前の仕事やろうがっ!」
と、電話してるところ 見ました。
(動物ふれあいイベントで、宣伝中なのに)
ひどすぎる。
このお話は、
おくる人も、おくられる人も
つつみこんで、寄り添ってくれる
温かい人ばかりです