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スミスの旅はアンカラからアンタリアへ。
いにしえの地アンタリアまで到着し、タラスの無邪気な笑顔を見れた穏やかな11巻。
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相変わらず物事を丁寧に細かく細部まで描く。描いているし、書いている。冬のひとひら、懐中時計のめぐるさだめ。ぶらんこに、写真機。ぶらんこ、すっごい危なそう。
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スミスと再会する前のタラスの話とか再出発の前の旅支度とか閑話休題的な巻でした。タラスの再婚相手のおじさんがモブキャラなのに良い人すぎる…あのおじさんに幸せがありますようにと願ってやまない。
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未亡人の彼女はなんて言うのか情熱の人だったんだな~と思ったり。
やっぱりカルルクさんたちが出てこないとちょっと物足りないなぁ~ そして賑やかな双子の結婚後も出てくるのかな。ちょっと楽しみ。
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「これは恋だ
これが多分 恋だ」
「そうでなくては この強い想いは説明できない」
タラスさんの落ち着いた雰囲気好きだな~。好きだ。
そして湿板写真、めちゃくちゃめんどくさい・・・!
よくこんなもの発明したな人類。
スメスさんの時計が巡り巡って大変なことになったお話が好き。
こういう、森薫の脱線の仕方いいよね。世界が広がるし、メインストーリーで語りきれない人々の生活が垣間見れるあたり、調べ物の鬼のような著者の才能を存分に生かせていると思う。
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読後に「ほぅ……」と溜息一つ。
没入しては顔を上げ、一息にはとても読めない。
「寒中歌」「時計」「アンタリヤ」と、大ゴマ、構成、見開きに翻弄される。寿命が延びる気すらする作品。
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相も変わらず、セリフなどの多くを語らないところがイイ!
セリフを付けないことで、ゆっくりとした時間の中でのあの独特な雰囲気を醸し出しています。
タラスさんのターン、来ましたね。待っていた方も多いのでは?
私は私で、あのような別れ方も逆に現実味を増していて、それはそれでいいとも思ってましたが、やっぱり上手くいって欲しいな、というのが本音。
これからの展開が楽しみですね。
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冒頭のショートストーリーが淡々として美しかった。ティレケが鷹に会えて良かったね。最後の記憶があの鷹じゃ可哀想。
本編はタラスがメイン。この人は本当によく働くなぁと感心しました。生活力が高いというか、お嬢さん育ちのアミルとは、感覚が違うんだろうな、と思います。しかし湿板カメラを持ち歩くとは、スミスさん危険……。というかこの人ちゃんと生きて帰れるのかなと時々不安になる。
次は双子やら姉妹妻やらが出てくるようですが、正直あのへんどうでもいいのでアミルの方描いて欲しいです。
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「いい女ナンバー2」のタラス、とスミス。
24p「これは恋だ。これが多分恋だ」の顔は、そうそう描けない絵だ。
そんなふたりがブランコに乗るなんて、まあ。
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タラスさんのいろんな顔と、それを見つめるスミスさんと。
時代的に不安な感じもちらついてるけど…幸せになってほしいです。
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スミスさんとタラスさんの話。
今回も良かったけど、私はパリヤさんが無事お嫁に行く日の話をずっと待ってるのです・・・
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タラスという女性の描き方が素晴らしい。
美しく描かれているのは当然なのだけど、三次元になったとしても美しい人だというのが伝わってくる
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タラスさんの布地を欲しがったマダム、すごく好み。とても美人。
森薫さんの描く女性はほんと魅力がものすごい。
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何と、ここに至って主人公、結婚しちゃいました。流浪生活の中での重大イベント出来ってことで、比較的のどかな日常が描かれる本作の中では、かなり異色の出来事という印象。かの地の歴史に関する無知もあって、どこへ向かうのかが全然見えない作品だけど、それぞれのエピソードの面白さ、絵の美しさとかが素晴らしくて、ついつい読み進めてしまう。本当に素晴らしい作品って、そんなもんだなとか思いつつ。もちろん、今後の展開にも期待大な訳で。
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待ちに待った新刊。タラスさん…!!
あいも変わらず自分自身も漫画の世界に入り込んだかのような没入感を味合わせてくれる漫画。画力と時代背景・風俗への知識の裏付けによるものなのかなーいやぁとにかく好き。。次の巻もまだまだ先だろうけど本当に楽しみ。。。