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国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡が発見される。廃墟をあとにした比奈子は組織のトップ・ミシェルに拉致されて…。
ストーリー展開的にはテンポよくポンポンと読むことができたし、展開的にも比奈子が拐われたり、保が活躍したり、忍が壊れたり、と王道的な展開で良かった。
ただ、思うところは、マッドサイエンティストの最終的な理想が永遠の命、というところにひねりを加えて欲しかった。
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シリーズもこれで終了。おもしろいシリーズだった。これが初小説だなんてびっくりだ。猟奇殺人の描写はそういうのが元から苦手なのでうおっと思ったけれど、それがあってもおもしろかった。ページをめくる手が止まらなかった。
藤堂比奈子というキャラクターが私にとってとても好きなキャラクターだったのだと思います。終わってしまって悲しいな。
しばらく内藤さんの他のシリーズをあたってみようと思います。
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比奈子ちゃんシリーズ読み終わって既にロス。
久々にこんなにハマってしまうシリーズを読んだ。
全ての登場人物に愛着を持てるし、これで完結なのが寂しい…。ハッピーエンドで終わったのは嬉しいけど、正直もう少し猟奇犯罪捜査班の活躍を見たかったな。
いつかその後のみんなの話も読みたい!(特にガンさんと石上女史のコンビは好き)
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猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、10作目。今作にて完結。上下巻。
とうとう本シリーズもこれにて完結。最初の頃は1話完結の推理ミステリものだとばかり思っていたのに、途中から大掛かりな組織の存在が見え隠れしてきて、少し、否、結構心配しながら読み進めていたのですが、意外や意外、いざシリーズを読み終えてみれば、上手く収まった!という感想です。荒唐無稽な方向へ行くところまで行くかと思っていたんですが、最後は意外とすんなり受け入れられました。
センターの存在が最後までSF感拭いきれなかった要因じゃないかとは思うのですが、人体実験なんかは、倫理感さえ無視すれば、今の現代でも十分可能なんじゃないかと妙に現実味を覚えてみたり。キャラの描写が、比奈子だけでなく、他メンバーも一人一人丁寧に描かれていて、最終巻の今作でもそれぞれ活躍があって、面白く最後までのめり込んで読めました。
最後の内藤先生の後書きを読むと、デビュー作の1作目の時点ではシリーズ化を想定していなかったと。最終作にして、あれが伏線だったのかと、シリーズを通した伏線が上手く回収されていると感じるところがいくつもあったので、そこが一番の驚きだったかも。シリーズが長期化されると、最終作では力技で収拾して破綻するパターンもありがちだと思うのですが、本シリーズはお見事な完結の仕方だったと思います。
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ついにスヴェートのトップであるミシェルと対峙する時が。
追い詰められる猟奇犯罪捜査班のメンバーたち。
センター内にいる保や永久、金子を守れるか…
ついに厚田班にも終わりがきてしまった。
シリーズの終わりはいつも寂しい。
2020.11.21
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ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の原作本。
『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズ(ON・CUT・AID・LEAK・ZERO・ONE・BACK・MIX・COPY・BURN上・BURN下)11冊目。本編完結。
他、スピンオフ(パンドラ・サークル)あり。
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〇もうちょっとで終わってしまう・・・!そんな苦悶と、主人公たちとの闘いと。目が離せない展開
田中管理官の車が炎上した知らせを受けた一行。遺体も派遣されるという衝撃の結果に戸惑いつつ、真紀が永久のDNAを持つだろう怪しい人物を、空港の画像から確認していた。彼は、ミシェル。永久のもととなった人物であり、今回の一連の事件のすべてを首謀していると思われる。
彼を追おうとするやいなや、ミシェルのアジトと思しき場所が放火、現地で男女3人の遺体が発見される。比奈子もそこへ向かうが、相談の結果、急いで倉島のバイクに乗り研究所へ向かうことにする。しかし、三木とバイク上で電話をしていると、急に視界が遮られ、バイクは横転。その拍子に通りがかっていたミシェルが比奈子を連れ去る。
そこからセンターでの大乱闘が始まる。
比奈子は無事に生還するのか。そして、保、永久、ミクやほかのセンターの仲間、厚田班の仲間は生還できるのか。
******
若干平面図が欲しいところではあるものの、活動場所は多すぎない。そこでの起こったことをどう想像するか、なのだろう。
とにかく、すごい各々の活躍。そして情景描写が、ページを繰るあなたの手を止めないはずです。結末までノンストップのこの物語を、そして藤堂比奈子の集大成を、ぜひ目にしてほしい。
最後は、ちょっと、泣けます。
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最終巻の王道だ、が読了後すぐの感想。
主人公だけじゃなく、みんなにとっての分岐・節目のお話。
個人的には比奈ちゃんと野比先生より、倉島さんと忍がすごいなー、と。
金子君も木偶の坊も頑張った!
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なんかだんだん内容が難しくなってきて
若干スルーしながら。
スサナが割と好きやったから
残念やなと思う
ミクと永久が大好き(^^)
この2人の関係性。
保のために。
比奈子のくれたストラップを
ミクにあげたり。
保と永久の関わり方もすごい好き
永久にとってどんだけ保が大きい存在か。
お互いにか。
東海林やっぱり比奈子好きやったんやあ
切ないなぁ
鍵師さんも比奈子好きでよかった。
ミシェルを永久や未来の目の前で
殺してしまって。
永久に言われた言葉。
事実を言ったんだろうけど
ちょっときつい。
もうほんとにすごい。
永久とミクの動きが全て。
それがなかったらとーにもならんかった。
コントロールしてたんが
田中管理官て。
死ぬタイミングおかしいと思ったら。
保死んだと思った。
まあ生きてるんがハッピーエンドよね
けど比奈子が長野に帰る意味がわからん。
子供も急展開すぎて
保のそばにおるんぢゃないん?て感じ。
会いにきてくれるんだろうか。
まあ永久の成長が
一番の良かったことかな。
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スヴェートのミシェルとの闘いは思っていたよりも呆気ない幕切れだった印象。
最後、管理官がスヴェートに関わっており、科学技術に貢献する友愛結社だったという結末。
最終的には登場人物がハッピーエンドでしたね。
場面転換が目まぐるしく、個人的にはもう少しじっくり展開して欲しかった
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国際犯罪組織「CBET(スヴェート)」
それを率いるミシェル
彼が狙うのは、日本精神・神経医療センターに隠されている3人
スイッチを押す者・中島保
ミシェルのクローンとして生まれた児玉永久
殺人鬼・都夜の脳
そしてついに、ガンさん、比奈子たちの猟奇犯罪捜査班、死神先生が対決する時が…
猟奇犯罪捜査官シリーズがついに完結!
もう本当に文句なしにおもしろかった。
サー・ジョージにも泣かされ
永久くんの成長に泣かされ
ガンさんと石上先生にも泣かされ
でもって、ラスト…
え~!そうか…なんかよかった~。
ほっとしたラスト。
みんな死ぬかと思ってヒヤヒヤしてたから
なんかこんな優しい終わり方でよかった~
そこでもなんか泣けた
って、そういや、私…「BACK」読んでないじゃん!
楽しみに読もうっと~
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シリーズ最終章。とりあえず出版されている分はスピンオフの二作含め、すべて読了。
途中、SFっぽくなってきてから「ええ……」となったが、それでも『読ませる力』はある作者だと思う。
ただ、別シリーズでもそうだが、悪い意味で昭和臭がぷんぷん漂う描写が気になる。とくに女性に関するそれが顕著で、読むたびに不快に感じる。
お約束として板ガムに七味唐辛子を振りかけて食べるというのがあるが、無理があると思う。味がどうこうではなく、物理的に。毎回「こぼれるだろ!」といらいらしてしまった。
それと、全編通して一番気になったのが『野菜あんの太鼓焼き』。芋あんや南瓜あんのような甘いものなのか、はたまたお焼きの野沢菜あんのようなしょっぱい系なのか……。謎のまま終わってしまった。
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忍を傷つけられ、比奈子奪われ、最後には忍と死のうとする倉島さん。
比奈子が殺されたと思い動揺する東海林先輩。
民間人だけど最後まで警部補と一緒にいる!といった石上女史。
そんな石上女史の事がずっと好きで、頼れる上司ガンさん。
ユニック車で行っちゃうけど最後にはグッジョブな御子柴くん。
鑑識のブンザイな三木さん。のハニー麗華さん。
強面な片岡さん。影が薄い清水さん。
美人な鑑識まきちゃん。
厚田班のみんなが好きすぎてこれで終わりなのが寂しい…
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下巻に入って急激に動き始める様々な事態と、厚田班に襲い掛かる危機の数々。上巻以上に目の離せない展開です。
ついにセンターに侵入したスヴェートと、厚田班、そして保たちとの戦い。もう誰の活躍もとにかく素晴らしくって、しかしはらはらさせられます。とりあえず、虫が凶悪すぎる。そして倉島と忍の絆にはもう涙を禁じ得ないものが……ある意味ここがこの作品中最高潮のラブロマンスだったのでは、と思えてしまったのでした。
結末についてはもう何も言えないけれど。終わってしまったんだなあ、とちょっと寂しい気分。でもまだスピンオフ作品があります!
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東海林先輩がかっこよかった…
たくさんの不幸と幸いとが連なって大ではないけど団円を迎えた長いシリーズの一番の感想がアホのようだけど、最終巻はほんとに、東海林先輩がすごく、すごくかっこよかったです。
なのに野比先生なのかそうか…
上巻を読んだ時点では片が付くとは思えなかった大きな風呂敷がちゃんと畳まれたことに驚きました。面白かった。
スピンオフがまだあるとはいえ終わってしまって悲しくてさみしい。シリーズ通して本当に面白かったです。