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個人的に、この本ほど「悟り」とか「無我」を
わかりやすく書いた本はないと思う。
実は先に
『「菜根譚」からはじまる つながらない関係』
を読んで、ふと
「心を観察する」(P152)と
「『私』はいない、と思い知る」(P169)
で今までにない気づきがあった。
その延長でこの本を読んでみた
案の定先の本の内容をさらに掘り下げて
気づくものがあった。
「『私』は永遠に見つからない」、
「『私が』もやめてみる」など。
心(内面世界)の平安を最優先する。
外的世界は拘らない、信頼するに足りない。
さらに深めるなら我はない。
自分と思っているものは脳が作り出した
幻想で実体がないことを
腑に落とすことが大切だ。
自分と思っていたものは
物理的なものでしかない
老子でいう「タオ」のように
超越したものに身を委ねる
覚悟をすることだ。
それで悪くはならないから
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仏教的観点から見て、自分の肉体や考え方という物にどのように向き合うか、教えてくれる本。
仏教であるため、一部読まれない方やあまり好かない方も居るかとは思うが、自分としては非常に面白い考え方を知れる1冊だった。
あくまで感情は電気信号に過ぎす、体は借り物の器。だとするならば、何を恐れおののく必要が有ろうか。死すらも恐れの対象にならないといった事が書かれた本で、最終章では無我の境地や死生観についても言及があると言う示唆に富んだ本。
大切で良い事が書いてあるのは分かるのだが、一部オカルトに見えてしまう所(それでもそうならないよう努力なさっている事も感じられる有難い本ではあるが)
と、私自身の技量不足で1度で全部を読み切れたという気がしないのでこの評価。再読必須の良書。
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著者は悟ってる方だろうから、最初何が書いてあるのか分からなかった…だけど食事の章あたりから読み進めていくうちになんとなく理解できた気がする。ここまで達することができるかなぁ。もう少し自分自身成長したら再読したい。