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自他共に認める前田さんのメモ術をまとめた本。メモ術というと単なるハウツー本のように聞こえてしまうが、「メモは姿勢」「メモは生き方」というメッセージが伝わってくる。
記録のためではなく、知的生産のためのメモというのがポイント。
以下メモ
◯人間がやるべきこと
・生まれるアイデアは、ふだん無意識に通り過ぎそうなことに目を向け、逃げずに言語化するこで生まれている。その過程がメモであり機械ではなく人間にしかできないこと。
◯メモは3ステップ
・ファクト➡︎抽象化(応用可能な粒度へ)➡︎転用(自らのアクション)、の一連の流れ。ノートを見開きで左から右へ使う。
・黒: ファクト、緑: 主観、青: 客観(やや重要)、赤: 客観(重要)
◯メモの目的
・抽象化は物事の本質を見ること。そこから転用する命題がないとそのモチベーションが保てない。これを見つけるためには自己分析すべし。
◯自己分析
・自己分析のプロセスは、膨大な量の質問に答え、抽象化して掘り下げていくこと。その中で、これは一生譲れない、という人生の軸を見つける。
◯ライフチャート
・人生を俯瞰的に見るためのライフチャートを作る。横軸年齢、縦軸感情。いくつかのフェーズに分け、出来事を書き込む。
◯この本を読んだ上でやること
1. 自己分析、軸を見つける
2. 夢のリスト化
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<まとめ>
メモは単純に外部記憶としてあるのではなく、
記憶するというエネルギーを外部記憶に利用することで、考えることに集中できるようになる。
つまり、クリエイティブのためにメモをするのだ。
メモを書くという行為に至るまで
思考→言語→メモ
というプロセスを踏むが、繰り返し繰り返し行うことでこのスピードが早くなり、思考のスピードもあがる。
思考の中で最も重要なことは数多ある「事実」を関連付けて核となるものを「抽象化」すること。そして、それを自らが向き合っている課題に「転用」することに意味がある。
「転用」できるかどうかは、自分のなかに課題意識があるかどうかがキーである。
<メモの時に使うマークの例>
◎ファクト
◉学び 抽象化
★アクション 仕事タスク
☆個人的タスク
<感想>
もともと個人的に抽象化→転用する習慣は身についていたけれど、意識的にトレーニングしたことはなかった。
メモの魔力を参考にメモを取ることで、一瞬で流れていく情報に対しても深く思考できるようになった。
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単に見聞きしたことを記録するのではなく、そこからどんな気付きや学びがあるか、何が言えるのか(抽象化)、そしてそれを何に活かしていけるのか(転用)、具体的なアクションに落とし込むところまでを考えて言語化する癖をつける、それが前田裕二さん流の「メモ術」。
要素として細谷功さんの『具体と抽象』にあることを、より分かりやすく丁寧に解説された本だなという印象があった。
自分の中での頭が良い人の特徴として、この具体と抽象の行き来が上手い人、というのがあって、それをトレーニングする機会としてもこのメモのやり方はすごく良いなと思った。そのためには言語化しないといけないし、たくさん書くためには構造化が必要だし、そもそもいろんな情報を受け取るアンテナも研ぎ澄まさないといけない。これ学校のノートの取り方として教えても良いんじゃないかなと思った。
そして自分自身のメモを振り返ってみると、結構いろいろ書く方ではあるけど事実ベースのことも多くて、また仕事以外の場面でメモを取ることがめちゃくちゃ少ない。これでは学校で先生が板書したことだけノートに書く生徒と一緒だ。
24時間365日これを続けられる自信は全くないけど(笑)、見開きでノートを使って、左側に事実、右側に抽象化と転用を書くこと、あと巻末の1000問ノックのレベル1はやっていこうと思う。
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人生の価値観や大事な事、情熱を注げる者 ことを明確にして、それを実践しよう。
その為には、その直感を記録、分析できるメモが大事。
#TQや7つの習慣のあとに、それを実践する手段として結びつけると良いかも。
事実→抽象化→転用の流れは参考になった。
Evernote(メモ)、mindmap(思考)を繋ぐハブを試行錯誤していたので、アイデアのヒントになった。
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メモの話も良いがそれ以上にモチベーションが高まる良い本。自分も小さい頃に父を亡くしてそれが原動力になっていると言うことを改めて思い出させられた。
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◼️どういう内容か
「メモは生き方」という、テクニックだけではない深い内容。著者はこれからの人類にとって、メモがもっと大事になると本気で考えており、とても心動かされた。
メモするとき、ファクトだけでなく抽象化と転用まで書くのがベースの考え方。これで思考の深さがまるで変わってくる。デザイン思考の観察からのファクト→インサイト(洞察)→アイディエーションと同じだ。そして文字には潜在意識に働きかける強い力があり、だからこそメモが生き方を変えてくれる。
世界を「メモ」することでいろんなことに気づき、自分のことを「メモ」することで想いを言語化できる。それで人生のコンパスを手に入れ、「熱」を持ち、行動し、人に伝え、世界を変えることができる「メモの魔力」を多くの人が手に入れることができる。
◼️自分にとっては
自分は普段から気づいたことをメモできていないことにモヤっており、ちょうどポケットサイズのジョッターを買ったところに出会った。そして自分のメモ観が変わった。
ただファクトをメモするだけでなく、抽象化、転用まで思考を深めると自分を変えられるのだと教えられ、そうできるだろうという気になった。この本を読みながら、さっそく自分も見開き16ページのファクトと抽象化、転用をメモし、メモ魔への第一歩を踏み出すことができた。
これからメモで自分を見つめていきたいと思う。
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メモについて書き方について学びたくて購入。
メモをとることで、物事や自分を俯瞰し、整理することができる。
メモの取り方は、
①ファクト:事実を書く
②抽象化:ファクトからどのようなことが考えられるのか、抽象化する
③転用:それを別のことに応用できないかを考える
というもの。
これをすれば新しいアイデアやビジネスだけでなく、自己分析にも役立てることができるということ。自分が何に心を動かされるか(ファクト)、それはつまり自分がどんなものを好むのか(抽象化)、そこから自分は何がしたいのか(転用)
内容は他のビジネス本に書かれていることと変わりはなかった。
巻末に、自分を見つけるための質問集があるので、自己分析に苦しんでいる就活生や、自分を見失ってどうしたらいいのか悩んでいる人にとっては役立つ本かなって思った。
なんとなく「夢を叶えようよ!」的な自己啓発のギラギラした匂いがして、違和感はあった。
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これは、夢実現のバイブルになる本です。
ノート術だけではなく、思考整理や夢実現のための方法論が書かれています。
たんにメモを取るだけではなく、自分がしたいことを明確にする点を一番に考えています。
目的意識もなく学んでも単なるゲームにすぎない、内容を消化し、自身の人生に生かして行くために、根幹となるやりたいこと、目的意識を持つことを重要視していて、ノウハウ本の枠にとどまらない内容に感動しました。
これまで何冊か読んできたメモのノウハウ本とは全く違い、なぜ自分のしたいことを明確にしなければならないかまでに言及しています。
AI発達の時代だからこそ、個人が自分のことを言語化しなければならないし、お金を得る以上に幸せのための第一歩となる、という話がとても腑に落ちた。
自己分析の重要性に加えて、千の質問まで収録。
すごい情報量だし、これを実行するのとしないのとでは、人生が変わると、思わせます。
それをメモというツールを最大限に生かして言語化する方法、そして、言語化することでどのような能力が身につくのかが、明確に示されています。
国語の先生としては、具体と抽象の話を科学的に説明していた点や、言語化の重要性、レトリックの話が、生徒にも返せるなぁと得した気分になりました。
堀江貴文、落合陽一など、先見性と強い意見で求心力のある人がちょくちょく登場していますが、世の中を一切否定せずに、自分の持っている理論と実践、結果を惜しみもなく披露してくれた点が非常に好感が持てます。
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人生の勝算に次ぐ、前田裕二さん第2作目
相変わらずこの方の文章は、優しく、それでいて熱量が伝わってくる。
特に気になったのは、
・本書で伝えているのはスキルではなく姿勢である
・事実→抽象→転用することで応用が利く
・自己分析質問1000問
・抽象化ゲーム
下手なフレームワークやノウハウを身につけるより、
上記を知るほうがよっぽど人生の勝算を見つけやすい。
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抽象化のとらえ方がまだ馴染まない。大きく捉えるとか定義の輪郭をぼかすとかそんな感じか。
メモを取ることは記録すること。抽象的にとらえたことを記録するのであり、抽象化=メモではない。一瞬そう勘違いしてた。危ない、危ない。
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2018.12.31読了。
メモの取り方のノウハウというより、メモを通じて“事実(ファクト)→抽象化→転用”することについて説明されている。
方法論としては理解できても、抽象化や転用の結果導き出された内容は本書の中で挙げられていた具体例を見るに、「前田さん、こんなところまで考えるの?」「こんな考え方があるのか!」と思わず口に出してしまいそうな感じだった。私自身の思考不足・知識不足もあるだろうし、今まで生きてきた経験や環境にもよるだろうと思った。
なので、本書をベースに、考え方の幅や広がりを持たせるための勉強も併せて必要なのかなと思った。あとはとにかく実践だろう。何かビジネスをやっている人やビジネス以外でもこれからやりたいことがある人は、世の中に溢れている色んなことに対して“抽象化→転用”を繰り返していくと良いのでは。(‥と読みながら考えていたら、本書の中でも「仮に何を対象にしていたとしても、「本質を見る」という抽象化思考さえできれば、目指す目標を達成する能力が著しく向上するでしょう」と書かれていた。)
また、巻末にある自己分析1000問にどれだけ本気で挑めるかということも、本書を本当に活かし切れるかが懸かっているのではないだろうか。
今やりたいことがある私にとっては言語化する大切さについて教えてもらえた本で、もっと自己分析を深掘りして自信をつけたいなと思った。
2018年の大晦日に読み終えて、2019年は頑張ろう!という気持ちになっているが、この気持ちがいつまで続くのかについては冷静に観察したいところ。巻末の1000問にも取り組んでみようと思っているが、2019年の大晦日に一体何問終えているだろうか?
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メモの仕方に関してはやってみようと思える。
でも正直なところ真新しい感じでもない。
あとはやってみて効果を実感できるか。
そもそも継続的にやれるか。ここは自分次第ですね。
熱量は伝わりました。
自己分析やライフチャートなど、自己を知るという部分が個人的には良かったです。
この界隈の人たちの本を最近ずっと読んでたので、勝手なんですがグループ感を感じてしまったところも個人的には微妙な印象。本を売るという部分を考えてしまった。
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ファクト→抽象化→転用。
メモを取ることのメリットと、それが人生を変えることもできるという事が書かれている。
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メモは、自己実現のための手段の一つでしかないですが、ノウハウが惜しげもなく公開されています。そして、一番大切なのは、これを読んで実践して習慣化できるかどうかだと思います。
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withコロナ状態で、メモをしながらの深い思考をする機会を再整理することで、インプットとアウトプットの質を高め、コミュニケーションディバイドを解消する。
メモを取ることで時間のかけ方が変わってくる。
机に右半分にモニター、マウス、ipad、シャーペン、フリクション、紙のメモ+手帳を装備
・キーボードメモの速さ・検索性
・iPad手書きメモの操作性
・ペン手書きのディテール表現
(書籍や紙資料等との関連性)
以下は過去レビュー
普段からエバーノートにはメモってるが、
手帳をうまく使って手書きメモも増やしていこう
以下気になったところのまとめメモ
日常をアイデアに変える
自己分析が深まる
感情や共感などの内在的な価値が評価対象になる
代替え不可能性の高い思考
記録ではなく知的生産のためのメモ
アイデアや負荷価値を強く意識する
1 知的生産性が増す
2 情報獲得の伝導率が増す(素通り防止)
3 傾聴能力が増す(返報性と注目の可視化)
4 構造化能力が増す(話手の頭をクリアに)
5 言語化能力の向上
メモの本質は振り返り
ファクト→本質→振り返り
根幹は抽象化
具体抽出(ログ)→抽象編集(整理)→転用(連関)
WHAT型 現象の言語化(物質/関係性)
HOW型 特徴を抽出
WHY型 当たった理由/何が言いたい
エバーノートバージョン
日々の気づきや新聞記事をログとして取り、
汎用性の高い抽象化した整理に置き換え、
必要な時に転用できるような検索性や転換性に関する作業をする。
本の速読はその構造を読む
価値ある原液の作成
ルールを転用すべき課題を増やす
他者を巻き込むロジックと熱量
意外な単語同士の組み合わせ
「刺さる」言葉のストック
豊かさは自分がやりたいことや美意識が明快な順に
幸せを感じやすいとき
思いつく/教える/まとめる
自己分析フォーマット
自分の意識に目を向ける(具体化)
WHYで深堀りする(抽象化)
圧倒的な努力による運命の正当化
ネガティブなことは言わない
トップダウンとボトムアップ
逆算と集中
夢タスクのスケジュール化
曖昧さの回避
ストーリーを語る
具体的に、間を置く、双方向
着地点を先に設定
自分との約束、アポ
脳の使い方に関する貪欲な姿勢
外部記憶の有効活用