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後宮ものが読みたくて、選んだ一冊。
滅んだ王朝の見捨てられた皇女と彼女がかわいがっている珍獣とのドタバタコメディに従兄の陰謀が絡む。
従兄がどうなるか未定ということで続きが出ることは決定なんですね。
一冊でいいので、まとまって充実した内容で出してくれた方がいいのだけれども、出版事情がそうさせてはくれないのでしょうね。(大きなお世話か……)
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公主の彩華と皇帝との話のはずなのに、多くの珍獣たちに囲まれたドタバタが賑やかで楽しい。主人公2人の立場からは想像できない感じで。世話をする動物たちのこととなると必死になる彩華だけど、自分のことは後回しにしているようで心配になる。皇帝や幼馴染みの相真がフォローしてくれそうだけど。こうていとの関係が少しずつ変わってきたところで終わってしまったので、続きが気になる。
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後宮モノもバリエーションが増えている。もっともこれを書いている時点では出版は既に3年前だが、いつのまに飼育員系公主なんてものがいたのか。
出てくる動物は世界各地津々浦々の動物たちで、漢字表記で一瞬戸惑うが馴染み深い動物たち。かつては江戸の見世物小屋にもアフリカの動物さえいたというのだから中華にはもっと様々な動物がいたのだろう。
双頭の蛇にニシキヘビ、レッサーパンダとパンダなど、時代が時代なら珍妙な動物たち。
確かに縁起物だと思える。
さて、公主の彩華は世間知らずでこそあれ礼儀知らず、また常識知らずでもない好感の持てるまっすぐなヒロイン。実際無血開城してしまったんだし、戦乱の気配が薄い遠戚の公女であれば戦に対しての意識などこんなモノだろう。
皇帝も実利を重んじるものの話の分かる武官系。考えを受け入れる若さも柔らかさも持ち合わせていてなかなか良い。
終盤のもふもふ大乱闘はカタルシスたっぷり。ゆき哉先生のイラストが挿入されているのだがライオンと虎に混じって子パンダが吠えてるのが面白おかしい。この辺は男心をくすぐられる。でも角川ビーンズ文庫でくすぐるのが男心でいいのか?
続刊出てないのは残念。
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なんかまだ片付いていないあれやこれやがあるけど、続きは出ないのかなぁ。珍獣たちがかわいいのでもっと読みたいな