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図書館。幼稚園児の娘&赤ちゃんの息子がスマホを持つ日はまだまだ先だけれど、そしてその日にはもしかしたらスマホとはまた違うデバイスが出現しているかもしれないけれど、自分自身も常にデバイスとは自制心を持って付き合わなきゃいけないと感じていて、子どもたちと共にこのネット社会をどう生きていくべきかヒントが欲しいと感じていたときに、図書館でこの本が目に入ってきたので借りた。
「ネットポジティブな親」という表現が興味深かった。そう、私自身も上手くネットやデバイスと付き合っていきたいのだ。きっとそれが、ネットが今以上に生活に浸透してくる中で子どもたちと共に人間関係や社会について考える中で必要なことなんじゃないかな。
これはネットの話に限らずだけど、やはり会話って大切だなと思った。
同じ画面や本を見たり、同じ体験をして時間を共有するのも楽しいけれど、まずは「顔」。お互いの顔を見て、目を見て話す時間を第一に大切にしたいと、私は感じる。それを、本書を読んでいる中で改めて感じた。
字数もページ数も多めの本だったので見出しをザザッと見ただけの部分もある。その分多くの視点から、デバイスやネットとの付き合い方についての考察が記されていたので、時を置いてまた手に取りたい。
こういう類の本は、様々な種類のものを読みつつ、自分や育児に活かしていきたいし、考え続けていきたい。そうすることで、ネットと上手に付き合っていける気がする。現時点ではそう感じる。
もし子どもたちにデバイスを使う時や、持つ時が訪れたら…その前に、もう一度本書等で情報収集した上で、子どもとデバイスのプラスの面と負の面、使う目的、どういった家族関係でありたいのかについて、話し合い、ルールを決め、家族ノートに書き出した上で使い始めたい。
そしてそのルールは常に子どもと共に見直したいし、その度に同じように話し合っていきたい。そうして価値観を擦り合わせたり、お互いの価値観を知ること、理解することが大切だと思う。
そして、現代は情報が溢れる社会であり、そこで育っている子どもたちも、過去の子どもたちと比べて情報に接する機会は増えている。(どの時代でもそうだろうけど) 情報に触れることは大切だけど、選んだり遮断したりすることも大切で、むしろそちらの方が難しい。
正解が何かはわからないし、正解が無い問題の方が多い気がする。情報もだし、ダイバーシティという言葉をよく目にするようになってきた昨今、多様な考え方が存在し、そしてネットの後押しもあってその多様な考えを各々が発信する機会が増え、それを各々が知る機会も増え、それを知って各々が更により多様な考え方を持つようになってきたと感じている。何を選び、何を遮断するか。
自分が共感できる情報を選択し、不快に感じる情報を遮断するのもひとつの方法かなと思う。しかしそれも、考えが偏っていく気もするし、そのことで誰かを傷つけてしまうかもしれない。対面の相手の場合は、不快に感じたり、賛同しかねる意見でも、一旦は受け取って自分なりに咀嚼することも大切だろう。でもネット��それをやるとキリが無いし、自分が抱えるストレスもどんどん大きくなってしまう気がする。…うーむ…ネットに対する自分の姿勢も、子どもへのネットの説明も、私の中ではまだ定まっていないなぁと、こうやって考えていると改めて感じている。
2019/7/5金