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『自分の文章が、相手に伝わっているかわからない』そんな人にオススメです。
この本は、主張したい目的によって文書の構造『型』を決め、論理的に書く技術がまとめられています。伝えたい相手との距離感や文章の種類に従って型の選び方まで書かれており、すぐ取り入れやすいです。
慣れるまでは型を意識する必要があると思い、自分で本書を参考にフォーマットを作ってみました。今後は、それを用いて文書作成を楽しみたいと思います。
個人的に、あとがきの著者とお父様のエピソードにぐっと来ました。『伝え方を変えようと努力することで、自分の道が拓けることも、たくさんある』、私もそう思います。この型を自分のモノにしたい、モチベーションにも繋がりました。
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図書館で借りて読んだ。
PART1は全部読んだ。
続きは、PART2のp226から。
地頭力には、5つの能力が関わっている。
1. 要約力
2. 論理的思考力
3. 客観的思考力
4. コミュニケーション能力
5. 批判的思考力
作文で大切なのは、双方向性。自分→相手への矢印や相手→自分への矢印がある。複数の視点を持つことで3, 5の能力を鍛えられる。
作文は、あとがき作りが大切。まず初めに「要するに」、「言いたいこと」を主張として最後に書く。主張は、「未知のもの」かつ「短くまとめる」必要がある。
主張には、4つの型がある。
1. 感情型(主観的、理解)
2. 共有型(客観的、理解)
3. 要望型(主観的、お願い)
4. 警鐘型(客観的、お願い)
「自分」が主語なのが「主観」で、「みんな」が主語なのが「客観」である。
人は、難しいことは語れない。簡単でなければ語れない。人に説明することで自分が理解しているか判断できる。
作文においてやってはいけないことは、「報告」である。報告には、「意図」がなく、それは一方的な行為である。
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あらゆる場面で一生使える「スゴい文章術」当時の現役東大生がかいた本です。
本書の中で、よいなと思ったのは、次のとおりです。
・相手に伝わらない作文というのは、相手のことを考えない「一方向的」な文章です。
・東大作文で身につく「5つの力」 ①要約力 ②論理的思考力 ③客観的思考力 ④コミュニケーション能力 ⑤批判的思考力
・「最後に聞いたほう」が記憶や印象に残りやすい
・論理が貫通している文章こそ、読むに値する文章
・主張はかならず、短くまとまっていなければならない。
・人に説明してみること。説明すれば自分が本当に理解しているかどうかがわかる。
・ただ報告するだけの文章を作文してはならない。なぜならば、そこには「意図」がないから。
・相手に理解してもらうよりも、相手を変化させることのほうが、何倍も難しい。
・あなたが思っているほど、読者は頭がよくない
・相手に伝わる論理的な文章を書きたかったら、「つながり」を意識する必要がある
・文章の3つの型
①同格型:最初と最後に同じことを述べる、主張を何度も言い換えながら繰り返し語ることで相手にわかってもらう
②因果型:原因になる事実を述べていき、最後に「ということで、こうなんです!」と結果である自分の主張をもってくる
③対比型:2つ以上の対立する概念を述べ、比較した後で、自分の主張に帰着させる
・不要な文があると、読む気をなくす。不要な枝葉を切ることで、必要な情報だけで、構成された論理的で伝わりやすい文章を作る
・メール、チャットは、短く端的に が最重要
目次
はじめに 偏差値35だった僕を救ってくれた「東大作文」
PART1 「伝える力」と「地頭力」がいっきに身につく「東大作文」
STEP1 あとがき作りで「言いたいこと」がまっすぐ伝わる
STEP2 目次作りで「見違えるほど読みやすい文章」になる
STEP3 1人ディベートで「説得力のある文章」が書ける
STEP4 質問トラップ作りで、「読者を引き込む文章」が書ける
STEP5 枝葉切りで「スマートな文章」が書ける
PART2 5つのシチューエーションに対応!「東大作文」実践編
CASE0 作文が厄介なのは、「失敗した感覚」がないこと
CASE1 メール、チャット 必要なことを「短く端的に」伝える技術
CASE2 議事録・報告書・レポート 分かりやすい説明の技術
CASE3 企画書・提案書 説得力を高める技術
CASE4 SNS・ブログ・メモ 共感される技術
CASE5 応用編・謝罪文 すべての力が求められる
特別付録 「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文のポイントを一挙に掲載!
ISBN:9784492046395
出版社:東洋経済新報社
判型:4-6
ページ数:282ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2019年04月03日
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いくつかの気づきはありましたが、社会人経験の少ない方が書いてるからか、例が現実的でなく、わかりづらいものが多かった。
ふせんの活用に関しても、もう少しイラストを入れるなど、初心者向けの工夫があると実践的です。
タイトル負けしてるように感じました。
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相手にいくら説明しても伝わらなくて、結局何が言いたいの?と言われて悩み続けている人は多くいると思う。もちろん私もその一人。子供には嫌味と捉えられて無視されることだってある。
でも、「東大作文」を読んで相手に何を言いたいのか、聞いた相手にどうなって欲しいのかと根幹をしっかり持つ大切さを学んだことで、相手にまっすぐ伝えられるようになったと思う。
「作文」とあるので、伝わる文章が書けるようになると想像するけど、話し言葉も「作文」。相手のことを想う文を考えると、話す言葉も変わってくるのを感じる。
仕事や家庭で、相手に伝わらなくて困っているならぜひ読んで、何度も練習して、文章から会話まで幅広く変わるのを実感してほしいと思うおすすめの本です。
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相手も能動的な文章にする。
あとがきから始める。最後に言いたいことを持ってくる。最後が頭に残る。
主張になる条件は、未知なことと、短いこと。
主張の型は4つ。手紙などの感情型。レポートなどの共有型。要望型。警鐘型。
目的作り。相手にどうなってほしいか考える。
納得してほしいならデータや分析を入れる。
共感してほしいなら、自分の感情を入れる。
変化してほしいなら、変化前と後を入れる。
理解してほしいなら、インプットを求める。
〈型〉
・同格型 最初、最後に同じ主張。
・因果型 原因と結果
・対比型 比べる
迷った時は同格。
断言すると説得力がある。
1.ツッコミ(相手の批判を考える)
本当に?
2.譲歩 批判を理解
(たしかに、もちろん、)
3.インパクト