紙の本
すぐそばに
2022/02/07 02:31
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
家の中にいても電話が鳴るし、バス停にも、エレベーターにもすぐそばに何かはいる。
春希みたいに頻繁に何かと接触してたらしんどくてたまらないと思うけど、助けてくれる存在もいるから安心できる。
冬理兄さん、シロ、父さんがよかった。
赤いおばあちゃんの話や寝言の女の子の話とか気になることはまだまだあるので、続き読めると嬉しいな。
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日常に潜む違和感。
響野家の話であり、わたしの話であり、誰かの話でもあるかもしれない。
冬理がいるから実話怪談ではなく物語として読めるような気がした。
短編ではあるが、すべて繋がるので連作長編のように感じた。好きな人は本当に好きな本だと思う。
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本屋の新刊棚で、表紙とあらすじに惹かれて購入。
響野兄弟の末っ子の春希くんを筆頭に、お兄さんたちとお父さんのキャラがとても良い。とにかく怪異に好かれる春希くんや、クールなお兄さん、ザ長男という感じのお兄さん、怪異方面で助けてくれるミステリアスなお兄さん、ここぞというところで現れて良いところを持って行くお父さん笑
連作短編でキャラクター性がはっきりしているので、するする読める。そしてするする読んでいたら、たまにハッとするほど怖い怪談が出てきてビックリする。というか、一発目からちょっと怖かった。じわっと怖い余韻が良い。
途中から出てくるサブキャラクターの怪異(?)含めて登場人物みんな良く、好きな空気感の怪異なので、ぜひ続編が読みたい。
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良くも悪くも異形のものたちを引き寄せてしまう少年・響野春希の日常をゆるく綴った連作ホラー。もちろんホラーだしいろいろと怖い事象はいっぱい起こるのですが。春希と父や兄たちの家族の交流が穏やかで温かいせいか、さほど恐怖は感じません。かなりゆったりとしたホラー、という感じ。
「シロ」のシリーズがいいなあ。可愛いじゃん。もちろん扱いを間違えてしまえば恐ろしいのだろうけれど。いいよねこういうのは。
怖いと思ったのは「寝言に返事をしてはいけない」。この言葉は聞いたことあるけれど。え、この寝言って……! 本当にどうなってしまうのか、考えるとどんどん恐ろしくなりました。
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【収録作品】電話/目が覚めると Ⅰ/目が覚めると Ⅱ/目が覚めると Ⅲ/図書室、あるいは話してはいけない話/靴/おばあちゃん/ないもの/引っ越し/ひなあられ/残業/猫屋敷/おばあちゃん・続/秋也兄さんはときどき消える/寝言に返事をしてはいけない/足、あるいはシャワー室の怪/蓮の池/ついている/廃墟探索/再会/訪問者/お礼/布団/シロ/シロ2/番犬/首がない/エレベーター/後ろ姿/紫煙/指定席/父子の会話/再訪
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末っ子春希の周りでおきる怪異。お兄ちゃんたちや犬(?)のシロが守ってくれているのが良い。怪談だけど、家族のほほえましい話に思えるのが不思議。
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響野家の末っ子・春希がいろいろな不思議に遭遇する怪談集。
春希は素直で可愛い。怖がりなのに霊感が強いというか、いろいろなものを引き寄せてしまう。
でも兄たちが守ってくれるから大丈夫。
最後の話がちょっと不穏だけれども。
あとお父さんと兄たちのキャラクターがとても良い。
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以前購入したまま、読まずに積読になっていたところ、そろそろ読書を再開しようと引っ張り出して完読。これを買った時の自分の目に狂いはなかった。ホラーショートショートでサクサク読めたし、なによりこのジワジワと侵食するような後味の悪いホラーなストーリが非常に面白かった。文体は今風なのに、どこか懐かしさを感じる不思議な話。最後に至っては春希はどーなっちゃうの??って思うこと必至だ。最後に。 〝無限ループって、怖くね?〟
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末っ子春希くんが素直でかわいい。兄さんたちやお父さんとのやりとりもほっこりする。そしてお話はぞわっとする。冬理兄さんとの交流大好きで春希と一緒に何度もホッとさせられたけど、最後、え…?という絶望感。
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とってもとっても短いホラー短編集でした。
ライトなホラーなのだけれど、30話以上も続くと怖くなる。
しかし響野ファミリーにとっては日常のようで、ちゃんと一番小さい春希君をみんなで守っている。
安心できるホラーです。
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この何とも言えないあやふやま感覚
染み込んできますね(笑)
これって、続編あるのかしら?
あったら絶対に読む!
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短めのエピソードが折り重なって、次第に主人公や身近な存在の様子が明らかになっていく。でも全ては明かされない。謎を残したまま。
主人公これは難儀だな、苦労しそうだな……でも見守る誰かの存在が明らかになって、はっきり守護するモノも登場して、一安心…いやこれで良いのか? 感もありつつ、心強く感じていたら終わり方……!!!
ぞくっとするエピソードの連続なのだけど、主人公とその周辺のキャラクターが全員魅力的でやり取りを見ているのが楽しかった。
続編は出ないんだろうか。読みたい。