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すごく参考になった本。
"キレイゴト"に真剣に取り組む人は自分の周りでも増えていて、かっこ悪い、って揶揄する雰囲気も昔に比べたら弱くなってきた気がする。
経済だけじゃなく、生き方とか人生観とか、そういうレベルで自分自身と変わっていかなきゃいけないのかな、なんて考えた。
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社会や心、「見えざる資本」。
レバレッジをかけた金銭のポジティブフィードバックによる成長には限界があると考えているため、本書の根幹をなす主張には同意する。
しかしながら、日本の住宅が諸外国と比べ短期間で償却してしまうことを行き過ぎた資本主義の弊害であるかのように捉えるなど、主張が強いあまり違和感を感じる部分もあった。
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これからは、個人がいい会社を育てる、支える必要がある。なぜか、資本主義の限界がきている。
また、価値観をかけていく必要がある。
これからいい会社は、社会課題を解決する役割も担っていく。なぜか、それは国、自治体が社会的課題を解決する財政基盤がないからだ。
今の仕事をする中で、共感する部分が多く、世の中の流れもそうなりつつあると感じた。
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おすすめで読んだ。
短期利益の追求を目指すと、短期的には利益につながらない投資をする判断ができず、長期的な価値毀損を招く。ってのは大枠理解。
ただ、必ずしも多くのステークホルダーを向いていることが良いことだ、というのはどうなんだろう。
アマゾンのように顧客ファーストを明確に掲げていても、それが実現できることを理解して協力してくれるステークホルダーがいれば、それは結果的に八方よしになっているんじゃないかと思った。
どちらかというと、理念のさす世界観を明確にして、「理念に対して筋が通っているか」を行動基準にしているかが大事なんだろうな。
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社会に必要とされる会社について『八方よし』という切り口で紹介している。内容としてはその通りと思うが、書物としてはただただ取り引き企業を紹介しているだけで、なんら著者の考察などなく、読み手の思考を広げる箇所はない。
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二宮尊徳の「三方良し」を投資家目線で現代の日本企業をジャッジしてファンドビジネスするなら「八方良し」を目指す形となった、という内容。
実際に「鎌倉投信」を運営しているのでその信頼度はリアルタイムに結果に出るのでそちらでその都度確認するとして、そのジャッジの方法が「見えざる資産(社風、企業文化、社員力、社員のモチベーション、経営者の資質、社内外に気づかれた信頼、理念に対する共感など)」を「主観」によって独断で決めているというところ。
あと、フローの増加(短期売上)を四半期で追求する企業が増えるほどに社会基盤の破壊行為が横行し、究極的には戦争ビジネスに行き着くという考えに共感する。
破壊と再生のプロセスはストックで見ればプラマイゼロであっても、フローでは再生された分だけ増加する。しかもゼロからであれば伸び率の初速がハンパないわけだ。
そこで著者はこの短期志向へ向かいがちな資本主義に「長期的な最適化(社会基盤を毀損しない)」を念頭に置く「時間軸」を重視するよう主張している。
この辺りの主張は経済学者の宇沢弘文さんの「社会的共通資本」を連想した。SDGsが叫ばれる昨今、この問題意識はとても重要だ。
<八方良し>
①社員良し
②取引先・債権者良し
③株主良し
④顧客良し
⑤地域良し
⑥社会良し
⑦国良し
⑧経営者良し
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久しぶりにこころにスマッシュヒットする本に出会えた。
・リターンをお金だけで捉えると、ステークホルダーと利益相反がおきる。
・ファンをつくる。
事業を営む理由は、ステークホルダー全体で、共通の価値を創造するため。利益、売上を最大化することではない。それは手段であり、副次的なものである。倒錯してはいけない。
理念が、ステークホルダー全体で、浸透し・支持されている会社は、素敵だな。
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八方よしの経営哲学を実践する企業が増えてほしい。
上手い仕組みの裏には、それを支える見えない努力も必要である。
目先の損得、成功か失敗か、人間関係における上か下か…みたいな短絡的な二者択一ではなく、もっと大きな視野を持ち、複雑な関係をマネジメントしていくことが大切である。
仕方のないことかもしれませんが、例に挙げられた企業の一面しか書かれてないのが残念です。一件一件の素晴らしいところについてもっと詳しく読みたかった。
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後半に出てくるNPOに関する記述。「日本のNPOに足りないもの、それは『付加価値へのこだわり』と生み出した付加価値の『見える化』です。」という指摘にずしっときました。
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『持続可能な資本主義―100年後も生き残る会社の「八方よし」の経営哲学』(新井 和宏著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)vol.571
https://shirayu.com/blog/topstory/strategy/9612.html
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■メインテーマ
信用と共感で成り立つ経済とは?
■著者の主張
信頼関係などの見えざる資産を大切にする企業が社会全体の幸せのためにお金を稼ぐ経済。
■感想
利益と効率を重視するあまり、数字ばかり追いかけて、近くにある信頼という数値化出来ないモノを感じる力を弱体化してしまってるなと痛感した。
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資本主義が生み出した利益の追求だけを求めた効率思考主義の限界、息切れ
いい会社への投資は見えざる資産を生み出し、長期的には数値化可能な見える資産を生み出す
リターン=お金は際限がなく、手段の目的化が生まれてしまう。リターン=資産の形成×社会の形成×心の形成=幸せ
今の資本主義は、とにかくフロー、早く大きく儲けることしか考えていない。資本主義に時間軸というモノサシを加え、フロー重視の資本主義からストック重視の資本主義への移行を実現させなくてはならない
ROEという基準だけで企業を測るのは、偏差値だけを基準にして人に優劣をつけているようなもの
ホスピタリティに指標を作って数値化してしまうと当たり前のサービスになってしまう。ホスピタリティは一期一会
八方よし 社員、取引先、株主、顧客、地域、社会、国、経営者 共通価値を作る
資本主義が無限に富を追求し、「フロー」にばかり注目している間に、地球のストックである資源はどんどん失われてきました。
ゴーイングコンサーン→永続的な企業活動
ファンのもっとも正反対に位置する態度、それは価格選好
先義後利
リターンの定義を見直し、社会性という数値ができないものを、数値化しないままに大切にする
既存の効率だけを求める資本主義は息切れを起こしている
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新しい形の資本主義をめざすために、
お金の流れを変える。
経済成長=利益の創出、投資家優先の金融ではなく、持続可能な社会と経済を両立させる方法。
それを模索している鎌倉投信。
そのために、自ら足をつかって
主観的にいい会社をみつける、という。
八方よし、が実現できているか。
従業員、取引先、投資家、顧客、地域、社会、国、経営者。
日本には、いい会社がたくさんあるということを教えてもらった。
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投資の判断基準として主観的信頼を提唱
結果として、素人には難しいビジネスモデルとなる。
短期的な金銭感覚ではない金融商品の売り方
八方よしの経営はセルフチェックの視点として使えるかを実験
ファン経済、先義後利、本業は地域貢献、
住宅のストック化が提唱されて久しいが、道半ば。
地域社会に貢献できる企業となる方法として、
地域に別会社を立ち上げる方法や自分ごとの範囲を極端に広げることの必要性を記す
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2021.56
・いままでコストだと思ってたものを繋がりによってコストじゃなくす。
・社会性という数値化できないものを数値化できないまま大切にする。
・プロセスを見てくれるファンをつくる。