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旧ユーゴスラヴィアやアルバニアが出てくるし、コンセプトも興味をそそられたので購入しました。
地中海をぐるっと一周しながら、沿岸都市の主に建築とその歴史にフォーカスをあてて巡っていきます。思った以上に建築探訪感が強いなぁと最初は思いましたが、読み進めていくうちにこのテーマが楽しくなってきます。
地中海のヨーロッパ側の話にはもともと興味があったのですが、北アフリカや中東のあたりの都市のことはほとんど予備知識が無かったので新鮮でした。ヨーロッパ、北アフリカ、中東と興味が分断されることが多いと思うので、こういった大きなテーマで読みやすい1冊になっているのは興味や視野が広がっていいなぁと感じました。
少しだけ気になった点としては、都市ごと(章ごと)に著者のその都市への理解のレベルにかなり差があるように感じた点です。しばらく住んでいた人や長年その都市を研究していた人もいれば、一度訪れただけ(?)のような方もいて。それもこの本の味わいになっているのかなとも思うのですが、せっかくであれば理解の深い都市(執筆者)でラインナップされていたらなお良かったのかなと感じました。
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地中海周辺の都市に関するオムニバス。書き手によって様々な視点でそれぞれの街が描かれている。本書で取り上げられている都市のいくつかには行ったことがあるが、全く異なる印象を受けるのが新鮮に感じる。
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図書館で借りた。
地中海沿岸の都市について、ぐるりと解説される1冊。
地中海と聞くと、イタリアをはじめ、オリーブオイルやワインがイメージされるが、それだけではない。
モロッコ・チュニジアのイスラム圏から、歴史の深いエジプトや、トルコまで、幅広い話がもりだくさん。