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スピンオフ的な短編集。
喜蔵や小春はあまり登場せず、つくも神たちの語りで
物語が進んでいく。
はこにわのお話は、たぶん、アンソロジーで読んでいる
けど、他は初読み。
表題作のつくも神たちのけんかが、神と名がついても
子供っぽくい(笑)
不幸な出自のお姫様。あのラストは救いだと思いたい。
こういうのも好きだけど、次は物語が進んでほしい。
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荻の屋に住まう付喪神たちの会議??
それぞれの性格が楽しい。そしてみんな優しいね。君たちに人をホントに脅かすのは無理だよヤッパリ。道具に手足が生えて動いて喋ることなんて有り得ない!と思ってる人は脅かせるかもしれないけどね。
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優れた付喪神を決める五番勝負に、店に持ち込まれた生きている箱庭の正体、さらに品川の港には謎のあやかしが出没?累計30万部突破の大人気シリーズ初の読み切り短編集!(e-honより)
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Tさんのおすすめ。
残念ながら、シリーズものの番外編を読んでしまったらしい。
さすがにこれだけでは楽しめない。
古道具屋で毎晩騒ぐ付喪神たち、という設定も、
どこかで読んだことがあるし。
借金のために、わざと妻子を遠ざけ、
死に際して一緒に暮らした家を箱庭につくり、
そこに生きる男の話、「かりそめの家」はちょっと面白かった。
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「付喪神会議」
どちらが優れてるか。
全く同じ品を置いているならば比べやすいだろうが、店の趣向すら違うとなると難しいだろうに。
慌てていたとはいえ、何も知らない人の前で本性を現してしまってはダメだろ。
「かりそめの家」
丁寧に作られた箱庭。
再び皆で暮らしたいという望が強く残ったのだろうが、一人で待ち続けてるのは寂しいだろうな。
気付いていたのであれば、一度でも話し合ってから離散したら良かったのでは。
「山笑う」
共に生きたいと願う。
誰よりも気にかけていたからこそ、未来を考えて一番いいと思う提案をし続けていたのだろうな。
帰ってくることは出来なかったが、最期に出会い話すことが出来て良かったな。
「緑の手」
魂を奪い去りしもの。
穢れや美しさを考えていなければ、躊躇することなく指示された通りに行動し献上していただろ。
失うものは大きかったかもしれないが、自由が手に入るなら安いものなのかもな。
「姫たちの城」
櫛が目を覚ました時。
墓場まで持って行くことが出来ず告白したのは、少しでも罪の意識を軽くしたかったからだろう。
心が壊れてしまったからこそ、都合のいい物語に目を奪われてしまったのだろう。
「化々学校のいっとうぼし」
異国からやって来た。
必死に探して見つけた肉親だというのに、当時の謝罪もなければ命を奪おうとするなど酷すぎる。
消滅しなかったから良いものの、大切な友が犠牲になるなら途中で辞めただろう。