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売れっ子作家であっても悩み多いなぁと思った。「すべてのものが何かの役にたてられるはず」「すべての経験は回収できるはずだ」という考えには共感。
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『ホラ、世の中、思い通りにいかないことも悲しいこともたくさんあるけれど、探してみれば、見ようによっては、身の回りのどうでもいいことをいくらでもおもしろがることができるじゃないか』
まさにそんな、どこにでもあるような些細な日常から、作者が切り取ったシーンとアイデア達。
結構真面目なことも書いてあるけれど、そこはゆるいイラストが丁度いいユルさを保って語りかけてくれる。
優しい気持ちで読める、でも考え事がふえる楽しい一冊。
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Kindle化されてないから紙の本で買っちゃったよ。
ヨシタケシンスケのこういう考え方は結構スキだなあ。
穂村弘も好きだし、まあ自分もわりとこういうとこあるからかな。
とても立派なダメ人間(笑)
1章はまあ単純に面白い。
2章は子育て編なので面白いけど共感はあまりなし。
3章は共感しまくり。
そうだよねえ。
受け身でいたいよねえ。
世間では受け身であることとか消極的であることが悪のようにされておりますが、大半の人間は受け身だからねえ。
僕もあやつり人形。
うまくあやつってくれないかなあ。
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帯にあるように、思わず生きていくうえで励まされたりしるべとしてくれるような言葉も。はっとさせられる言葉も多々ありました。イライラや不安を吸い取ってくれるあぶら取り紙のような魔法の用紙、私もほしい。
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「明日やるよ。すごくやるよ。」
ヨシタケさんの言葉のチョイスがすごく好き。
ふふっとなって、気持ちが軽くなる。
第2章「父だから考えちゃう」の子どもたちが可愛い。ヨシタケさんみたいな見方ができたら、毎日幸せだろうなぁ。
ご本人は、「落ち込みがちな自分のテンションを上げるために、面白いと思ったことをスケッチで記録している」と言っているけれど、他の人にも「クスリ」と笑う楽しみを供給できているのが素敵。
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ヨシタケさんのエッセイ集。
いくつかボクにとって心に残る言葉があった。
こういうエッセイ集って読むの久しぶりだけど、いくつかの発見もあった。
ヨシタケさんの考えちゃう、考え抜いちゃう感性って素敵だなぁと思う。
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タイトルの通り思わず考えてしまう人なんだなと思う。ぐるぐるぐるぐると頭の中で色んなことが巡るんだろうな。だからこそ、ああいう個性のある面白い絵本がたくさん生まれるんだろうなぁと納得してしまった。自分もつい頭の中でぐるぐるぐるぐると色んなことを考えてしまうので今度メモを取ってみようと思う。後で見たらきっとこんなこと考えていたのかぁと笑える気がするから。
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後半の哲学的抽象論は一方通行な吐き出しなので解釈が困難だが,前半の内容は同じ土俵に立って同じ事象を考えることができるので読めるかな.特に,考え始める切っ掛けが気になって(普通の人なら文字として起こすところを)イラストとして事象を起こし始める,というマイナな思考過程の比較検討に興味がある.
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話題の絵本作家、ヨシタケシンスケさんのスケッチエッセイです。
絵本作品にも見られるように、日常の何気ないもの(誰もがあえて表現しようとしないもの)や本当に大切な物(逆に、大切すぎて簡単に表現できないもの)にフォーカスし、温かい絵柄で描き出す、そんなエッセイ集でした。
個人的には、「今しかないのにもったいない、大事にできない、やさしくできない、なぜかしら」というエピソードが身につまされました。
ついつい忙しくして息子と正面から向き合うことをしなかったとき、仕事はいつでもできるのに、ついついそちらを優先してしまったとき。わかってはいるんだけど、なかなかうまくいかないよね、というグレーな部分を改めて他の人からも賛同してもらえたことで少し楽になった気がします。
ただ、気になったのは「ボクはあやつり人形」というエピソード。自分で物事を決めるのが苦手という著者は、他者から決定してもらえた方がラクという趣旨の話です。作品を作り出す時には、それぞれのやり方があるのだなあと読んでいたのですが、その話が戦争と蟹まで飛躍してしまった時に何とも言えない気持ちになりました。もちろん、もののたとえ、という部分もあるのでしょうが、「きっと上官に言われたら人を殺すだろうし、戦後に責められた時には「僕のせいじゃない、上官が言ったんんだ」と思うのだろう」という部分には少し残念な気持ちにもなりました。
そういった状況になったとき、(偽善かもしれないですけれど)踏みとどまって考える勇気を、持つことができたらいいのだろうな、とも思いますし、たまたま映画「空母いぶき」を観たばかりなので、余計に考えさせられてしまいました。
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絵本作家ヨシタケ先生が日々ついつい考えすぎて、スケッチ・メモしたものを集めた本。
第1章 ついつい考えちゃう
第2章 父だから考えちゃう
第3章 ねむくなるまで考えちゃう
1章を読み終えたときの感想は無だった。期待外れかな、と。
2章を読み終えたときは、子どもから得ることってあるよな、とほっこりする気持ちになるも、私はこのまま子どもがいない人生だろうと思うとなんともいえない気持ちになった。
3章で、この本を読んでよかったな、と思った。1、2章で何だったんだろうって思ったことも、いろんな捉え方があっていい。そうやって楽しめる本だったなと思った。
心に残ったフレーズ
「幸せとは、するべきことがハッキリすること。よし!決めた!と。」
「だから僕にとっての幸せは、選択肢を強制的に減らしてもらうことだったんです。(中略)俺、これとこれだけでいいんだよなってなったときに、すごく何か幸せになりました。」
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イラストレーター、絵本作家の著者が、思わず考えちゃったことのメモとして描きとめている「いつも描いているスケッチ」とその解説。
そういえばそうだよねという日常の可笑しみ、分かる分かると思ってしまうあるある、不安や愚痴を抱えつつ無難に平穏に生きたいと願う思いに共感するところは多い。
個人的には、権威を鵜呑みにせず、自律的に自己責任で生きたいと思っているところ、本書の「ボクはあやつり人形。誰かあやつってくれないかな。」という想いにも寄り添いたいと感じた。
19-61
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筆者が、自身の癒しとして普段から描いているメモ・スケッチを、その時の想い・考えなどを交えて記した書籍。
とても簡単な線だけで、味のある、良い雰囲気のイラストのファンでもあるので、筆者のエッセイにも興味があった。
「へー、こんなふうに感じてるんだ」、「あ、これって自分も同じだけど、よく正直に書けたなあ」とか。やっぱり芸大を出るような人は感じ方や視点が違うんだなあと思ったり。
楽しめたし、癒された...ような感じがします。
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読後に不思議な体験をした。
トイレに落ちたトイレットペーパーの端切れ、きっと誰かが雑に引っ張って落としたんだ。いつもなら気にも留めない。
ふと考えてみると、拾えるのになぜか拾わない。
次に入った時には、きっとなくなっている。
誰かが捨てるんだろう。
入った人かもしれないし、掃除の人かもしれない
今までも自分でも捨てることができたのに、それをしなかった。
なぜなんだろう。気づいて僕は捨てた。
世の中沢山そんなことがあるんだろうな。
気付かずに見過ごすとなんだかとっても損な気分
素通りしている人に、気付く人がいる。
気付かずに生きているのも幸せなのかもしれないし、
気付くことで人生が幸せになるのかもしれない。
ふと考えてみると不思議なことは沢山ある。
人生をあるがままに生きるのも人生だし、
考えて考えて思い悩みながら生きるのも人生。
果たしてどちらが幸せなのか。
それはわからないこと、
しかし考えない人生は、自分には合ってない。それはわかる。
思わず考えてしまった。
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ヨシタケシンスケさんのイラストと考え方が好き。
“思わず考えちゃう”日常の何気ないことを残しておくって大事なんだろうな。
ネガティブかと思いきや最終的にはポジティブで軽く安心させてくれる感じ。読んだらなんかほっこりする。
大好きだなぁ。
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「今日は、冷やし中華にしよう!みたいな、そのときが人間、一番盛り上がってるんじゃないか。
幸せとは、するべきことがハッキリすること。よし!決めた!と。」
p.99からの「幸せとは」からp.113の「あやつり人形」の考え方とかすごいしっくり来た。