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『デート・ア・ライブ』第20巻。
澪がその命を賭してウェスコットの野望を阻止し、取り戻された平穏。士道は精霊たちと共に平和な日常を過ごしていたが、どこか"出来過ぎた"世界に違和感を感じていた。そんな中、士道は狂三から衝撃的な事実を知らされる。それは、「この世界が十香が作り上げた"理想の世界"であり、近い内に維持できなくなり十香もろとも自壊してしまう」というものであった。士道は十香を救うため霊力を封印すべく、彼女をデートに誘う。果たして十香の真意とは―――。
作中のほとんどを限定霊装で我慢してきた精霊たちに、最後の最後でノーリミットバトルさせてあげたのは、作者の優しさというかファンサービスというか・・・。(展開に若干の無理矢理感が否めなかったし。)勇ましい姿の口絵も相まって、四糸乃が最高に輝いていた。七罪じゃないけど・・・本当に尊い。
とはいえ、メインはあくまで十香の物語。他の精霊たちとは違う十香の特殊性から生まれた悲しい結末。次巻が本編の最終巻。きっと救われると信じて―――。
(追記)もう2冊(上下巻)あった。