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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいたいお姉さんが妹ができて可哀そうだ、なんだという話が多い中で、こちらは場合はお互いのもいやりがあって優しい絵本でした。
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酒井駒子さんの作品の中でも、これはまた格別でした。
きっと酒井さんもゾロトウの絵本が大好きだったでしょうか?翻訳もされているのと、この淡いさくら色の表紙にリスペクト感じます。
いえ、もしかしたらファンへの配慮でしょうか?
わたしは、のぎくがさく草むらの中で、うっとりと考えているいもうとの姿が大好きです。
こういう可愛らしい毒っぽさ、酒井駒子さんの真骨頂ですよねー✨ 大好きです。
生活感があまりない、子どもだけの世界なのもこわいですね。引き込まれます。
ゾロトウは、作家になる前、編集者だったそうで、素晴らしい作家と組んで多くの絵本を残していますが、もしご存命ならば、酒井駒子さんのこの仕事ぶりに、きっと本当に喜んだのではないでしょうか。
もとの版も素晴らしいけれど、こちらもとっておきの絵本です!
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始まりがどんな形でも、ずっと続く幸せな形は「おたがいに」。
相手のことを大切に思っていたら自然にそうなるはずなのに、恥ずかしいくらいに尊大になっていたり、卑屈になっていたり。
相手を大切に思うってこんなことだったと、忘れかけていた一番最初の気持ちをそっと、思い出させてくれました。
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こどものころからずっと忘れられない絵本が版元を変えて訳文も挿絵もすっかり新たになった。版元の広告では「日本オリジナル版」とうたっている。
いまは絶版になってしまったらしい福音館書店からでていた原書のマーサ・アレキサンダーの繊細な挿絵がほんとうに大好きだったのだけれど、今回の酒井駒子さんの挿絵もまたやっぱり格別で、旧版と新版それぞれにとてもいい(これは次女も同じ感想)。諳んじるほどだったなつかしい矢川澄子さんの訳にかわって酒井駒子さん自身による現代的な言葉づかいの訳文が添えられて、またさらに息長く日本中の姉妹に届くといいなぁと思う。
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可愛らしい姉妹がお互いを思いやる、素敵な話。酒井駒子の絵がお好きな人にはお勧め。さあ、おうちに帰ってレモネードを飲んで、クッキーを食べようね。
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酒井駒子さんの絵が素晴らしい。構図も線も色も。
物語も2人の視点が立体的で、交差的で、オチがなにより素晴らしい。
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私は姉で妹がいる。この絵本を途中まで立ち読みしていて、子供の頃、似たようなことがあったなぁと思って購入しました。いまはこんな風に仲の良い姉妹じゃないので憧れもあるのかな。酒井駒子さんの絵がとてもいいです!
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酒井駒子さんがイラストはもちろん、新訳も手掛けた一冊。ピッタリのイラストは、気持ちまで綺麗な淡いカラーになるようです。私も妹がひとりいます。お世話をしたというより、何でも一緒に力を合わせてやっていたような記憶があります。大人になった今、妹の方が姉のように相談に乗ってくれます。絵本の彼女たちも、こうしていろんなことを経て大人になっていくのでしょう。同じ年ごろの子どもたちにも気づきがあってとても素敵な一冊だと思いますが、大人になった私にも何度も読み返したくなるとても愛しい本でした。
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なんてやさしい言葉・絵
のぎくの声まで聞こえそう。
あたたかい気持ちにさせてくれました。
姉妹のいる方いいわねえ
いつまでも子供ではおれないけれど
≪ いもうとは ねえさんのそば かけていく ≫
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お互いがお互いを思う気持ちが素直に響くすてきなお話だった。
子供の揺れ動く感情を、優しく表現している酒井さんの絵があたたかい。
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守られているばかりは嫌という妹の気持ちもわかる.ねえさんの優しい想いと妹の姉を思う気持ちがとけあって手をつなぐ二人の姿がとっても良かった.酒井駒子さんの絵は本当に素晴らしいです.
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2019.5.30
どっちの気持ちもわかる。ひとりになりたい。心配をよそにひとりを満喫している時のあの感じ。自分がしっかり手をかけよう。それで自分を保っているあの感じ。お互いがあるから、成り立つ。支え合ってる。兄弟姉妹より親子の関係に当てはまりすぎて、ちょっとドキッとする。酒井駒子さんの子どもの絵。それだけでもう。
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4歳9カ月の娘へ読み聞かせ
私が大好きな酒井駒子さんのイラストということで
思わず手に取って
読んだのだけれども
もう胸にずしりときたよ
最近ほんとに娘が息子の世話を見てくれて
よーーく遊んでくれて
すんごいお姉ちゃんしてくれてるので
いろいろ考えさせられる
これからどんな姉弟になるのだろうか
いつか弟が姉を守ってくれるようになるのかな
これからの二人を想像するだけで泣ける
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ねえさんといもうとはいつも一緒。
でもある日、いもうとはひとりになりたくなります。
ひとりで家を出たいもうとを、ねえさんは必死で探しますが見つかりません。
途方に暮れ、泣き出すねえさん。
それを見たいもうとは、ねえさんのかたに手をおき、優しくいいます。
「おはな、チンして」
心が温まる絵本。
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手に取る機会があって、図書館で借りた。
ちいさい いもうとは、
いつも ねえさんと いっしょです。
さんぽに いくときも、
あそぶときも、
おやつを たべるときも。
ところが……。
(カバーそでより)
1974年福音館書店発行の『ねえさんといもうと』(マーサ・アレキサンダー絵、やがわすみこやく)、のほうを先によんだ。
受ける印象がずいぶん違う。
酒井駒子さんの絵はおしゃれなのだけれど、いつも暗い印象を受ける。
とくに文について、ねえさんが「やってあげている」感が強い。
福音館版では「ねえさんは、ほんとに いもうとおもいです。」と表現されているところが、こちらでは「いもうとの めんどうを みてあげました。」とあります。
ねえさんは小学生でいもうとは幼稚園児であることが絵で表現されていて、これは現代の子どもにはわかりやすいと思うけれど、現実的だからこそ現実的じゃないというか。
あと、いもうとが「のぎくのなか」にいるところ、こちらではねえさんの気持ちは想像しづらかったです。
個人的には、福音館書店発行の『ねえさんといもうと』が好きです。