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かがくのとも50周年記念出版で、1969年の作品がハードカバーに。ごくごく基本的な1対1対応で数の大小を比べることを「かたつむり」を小道具にしてじっくりと。
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かずくらべの基本を描いた作品
話の内容もかみ砕けるとこまでかみ砕き、絵のタッチや描写も子どもたちにも分かるように、限りなくそぎ落とされていると感じる作品。
かたつむりかわいい!
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イチジクの葉っぱは形が手に似ています。数は5で手の指と同じです。その他数を覚えるのにわかりやすい絵本です。
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この絵本は、『かがくのとも50周年記念出版』ということで2019年発売となっており、元は1969年発売なのですが、かといって、そうした時代の古さを全く感じさせない、「安野光雅」さんの表紙のコラージュからも分かるように、大人が見ても充分に楽しめる、すっきりと纏まった普遍的なデザインと、これを読めば『どちらが多いか、それとも同じか』を、自然と身に付けられそうな、「西内久典」さんの親しみやすくも簡潔な文章とが、見事に合わさっております。
そして、その自然と身に付けられそうな根拠として、まずは「かずくらべ」をするために、子どもが、いつ、どんなときでも、必ずそれを用意することができる、『自分の手のひらにある5本の指』を基本として、最初はそれとよく似た、『いちじくの葉っぱ』の先から、それぞれ、かたつむりが指に向かってやって来る絵を始まりにしているのが、とても分かりやすく、まずはそこから続けざまに、指とぴったりおんなじ数の『5のもの』から展開しているのも、子どもにしたら、そのぴったり感に嬉しさを覚えるのではないかと、前向きな気持ちにさせる効果もありそうなのが良いと思い、ここまでが第一ステップになります。
次に、第二ステップとして、指の数よりも多いものと少ないものを挙げておりますが、その素材が、カブトムシ、カニ、犬の足、三輪車のタイヤなど、子どもにも親しみやすい上に、ここで数がいくつなのかは問題視せずに、あくまでも、指の数の5よりも多いか少ないかが分かれば充分とした、緩やかなステップアップもポイントでありながら、実はもうこれだけで、あとはどんなものが登場しても、一匹ずつ、かたつむりが出掛けていけば、『どちらが多いか、それとも同じか』が分かるようになっているのが凄いと思いましたし、安野さんの一枚の絵毎にカラフルに変わる、手のひらや壁紙の色も、子どもを飽きさせない面白さがあり、美しい。
そして、ここから先は、いよいよ実践的な応用問題となっておりますが、これがまた、貨車とつばめや、砦を守る守備隊と攻めてくるインディアンといった、絵だけを見ていても楽しい上に、かずくらべ自体も、ゲーム感覚として気軽に取り組めますし、最初はヒントも付いているので、どんな子どもでも楽しめる懐の深さが丁寧ですし、最後の問題が分かれば、扉絵のかずくらべなんか簡単だと思える、構成の上手さに加えて、最終的には表紙と裏表紙の関係のような、想像力も働かせることで、自然と、ありとあらゆるものが、かずくらべの対象となるような面白さには、きっと、世界を眺める子どもの視点も独特な見方になりそうで、そんな子どもの、夢のある将来性まで視野に入れたような本書の構成は、一見の価値があると思います。
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たださんの本棚から図書館予約
幼い子供たちに『かず』への理解の一歩
「対応」の考え方を身近なものから具体的に
手の指といちじくの葉からはじまります
そして少しずつ広がっていき
抽象的なものへと
表紙と裏表紙との黄色い線での対応もおもしろいなあ
やはり安野光雅さんの絵が魅力的です
かがくのとも50周年記念出版です
(1969年の出版)
≪ かずくらべ ゆっくりつなぐ かたつむり ≫
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「数字を使わずに数をくらべてみよう
いちじくの葉と、手は形が似ています。指と同じ数に葉が分かれています。オリンピックマークの輪、星座のカシオペアの星は指と同じ数。それではかぶとむしの足は?かにの足は?三輪車の車は?いろいろな数くらべをして、どちらが多いか、少ないか、それとも同じなのかを確かめてみましょう。数字を使わずにそれぞれを対応させて数の比較をしてみました。この対応というのも、もののとらえ方の数学的概念のひとつです。」
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手の5本指と他の複数の何かを比較する、という視点はとてもよいと思うが、ちょっと物足りない。
2歳のうちの子は興味深そうに見てはいたが、まだピンと来ていないようだった。
裏面に「読んであげるなら4歳から 自分で読むなら小学校初級から」とあるので、さすがに早すぎたのだろう。