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窮地は続くよ何処までも
皇子が皇太子となる式典が敢行されるのだが
まさかの王の賢母が皇太子に鍛冶屋の息子で
ある曹鉄こそ第一皇子だと「証の木剣」を元
にひっくり返す(´・ω・`)過去に何が!
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わー!わー!
この1冊の大どんでん返し感というか、帯にある「快進撃」というか、そんな気持ちに全身覆われるラスト!
6巻は冒険の1冊でした。
これまで6巻も、冒険といえば冒険でしたが、
いろんな策略や罠の中に身動きがままならない状態を感じながらの物語でした。
この1冊は、もっと爽やかな風が吹くような冒険。冒険を楽しむ冒険として、策略や罠の息苦しさを感じることがなく(もちろん全体の話の流れとしては有るのだけど)楽しめるハラハラドキドキワクワクな話。
きっと山の中が多かった話の中で、初めて海の冒険だったからというのも理由かも。
5巻のラストでは、虞恩賢母と苑遊の怪しさが含まれていて、その怪しさが6巻でもひしひしと感じる前半と後半(冒険以外の宮中での物語部分)でした。
この2人の怪しさは、ここまで怪しさ醸し出してくるのは、逆に怪しくないんじゃない?
なんて思いながら読んでたら、ラストでこれだもんねー!
ここからネタバレです。
6巻を読みながら、
天青が5巻で回収した木剣が、曹鉄の手に渡った時に、『1番目の王妃の亡くなった子が実は曹鉄じゃないか?』と思いながら読んでたんだけど、まさにラストでそうやって話が進んでいくんだもんね。
榎田ユウリのこういうところがほんと秀逸だと思うのだけど、読者が「こうじゃない?」と思ったことというのは、そのままダラダラと伏線を続けるのじゃなく、その巻の間にネタバラシしてくれます。
スピード感がいいよね。
この曹鉄の血縁についても「こうじゃない?」を感じたけど、苑遊に関しても、本当は虞恩賢母との血縁があるんじゃないか?とかも思ったりはするんだけど、まだ「こうじゃない?」としては薄いから謎のまま。
そして「こうじゃない?」が薄いといえば、
虞恩賢母と苑遊のラストで明らかにされた今までの怪しさっていうのは、『敵を騙すにはまず味方から』ってやつじゃないかなと目論んでます。
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89ページを正座して拝みながら読んでムフフと笑っていた私を叱ってください…!!! なんじゃこの展開wwwいや、途中から「おいおいおい嘘だろ嘘だと言ってくれよ」と思ってたけどさ!!!?!?あ〜〜そうなりましたか……なるほどね……苦しい…
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立太子礼のために必要な承影剣が行方知れずになったため、藍晶王子の立太子は認められないと主張する反王子派の大臣らを納得させるため、危険をおかして聖なる島に渡り、王の世継ぎたるしるしを持ち帰るべく旅立った藍晶王子と、天青らお馴染みの一行。
探索の旅は、まぁ大雑把には予想通り…苦難の末に良い終わりを迎えたのだが。
巻末にきて、虞恩賢母のまさかの暴露で立太子礼は中断。
曹鉄が実は王の最初の正妃の忘れ形見であり、世嗣となるべき長子である。そして曹鉄が持つ奇跡の光を放つ木剣こそが承影剣であると。
やぁ、びっくり。
前の巻から、虞恩賢母が異様に曹鉄を重用するのが胡散臭いとは思っていたけど…天青を抱き込むためかと思っていた。
面白くなってきたぞ!