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フレームワークの提供だけじゃなく、実際の進め方まで細かに書かれていて実用的な良書。大量の情報がすごいスピードで流れていく時代においては、N=1に基づくアイディアの方がエッジを立たせやすく、そして誰かに刺さる(少なくとも1人は間違いない)独自の訴求になるんだなと思った。そのアイディアにはプロダクトアイディアとコミュニケーションアイディアの2種類あるが、前者こそ重要で、前者なくして後者のみ先行することはないという考え方がいいと思った。メーカー出身のマーケターだからこそなのかな。
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この本は、とても専門的である。
マーケティングね、知ってるよ、大学でかじったし、今の仕事でもなんとなく接点あるよ、なんて思っていた自分がアホらしい。専門的なのである。ひとりの顧客を深掘りしてみるという内容で、ケーススタディはわかりやすい。この本はまだフリマサイトに出せませんわ。
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N1分析を通じたマーケティング手法の実践的方法論について書かれた書籍。成功の3要素は「プロダクトアイデア」「コミュニケーションアイデア」「ターゲット顧客での早期認知形成」が成功の3要素である。顧客の認知形成は全体で50%以上を取る必要がある。この50%を超えるまでは、プロダクトアイデアとしての独自性と明確な便益でコンバージョンを徹底すべき。また顧客は9象限に分けて各象限に於いて、N1分析を実施するべきである。N1分析実施後、それを元に作った複数の「アイデア(独自性+便益)」をコンセプトとしてテストしていく。「コンセプト+価格と商品情報」を明確化し、購買意向独自性などを5段階評価で取る
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DeNAのマーケター、西村さんがオススメしているマーケの本(https://note.com/masayanishimura/n/nfc052d607ab4)を読んでみて、森岡毅さんの「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」があまりにもよかったので他のP&Gマフィアにも興味が出たのがきっかけ。その中でIT系におすすめとあったのでこれを購入。顧客ピラミッド、9セグマップというフレームワークを用いる事で、定量的な分析だけでなく顧客の心理を捉えた定性的な分析もできるという点で非常に画期的だと感じた。また、一人の顧客を起点とする(N = 1)事で、Nが大きくした場合のように平均化された当たり障りのない戦略を避けるという考えにも大いに納得した。プロダクトアイデアとコミュニケーションアイデアの関係やイノベーター理論とキャズムに関しても学ぶことができ、大いに自信を持っておすすめできる一冊。
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マーケティングに関して、どこからどう考えだしたら良いのか、動き出したら良いのか、鮮明にイメージが掴める。
経験に基づいた内容が納得感あり、また、高飛車な感じもなく読みやすかった。
世の中の商品をマーケティングという観点で見てしまうようになった。
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スマートニュースを成功に導いた著者がデジタルマーケティングを書いた本。
スイッチングが起こりやすいアプリの世界でどのようにに考えどのように行動したのかがとてもわかりやすかった。
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著者はP&Gでマーケティングの経験を生かして今はスマートニュースのマーケティングをしているらしい。
マーケティング業務をしていないので、実践的な部分はうーんという感じだったが、マーケティングのアイデアは「独自性」と「便益」の四現象で表すと言う事や「パレート分析(20-80の法則)」などはマーケティングの基本なんだと改めて勉強になった
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顧客の分け方とその深掘りの仕方、そしてそこから導かれるアイデアの活用方法など、これまでのマーケティング本で詳細に語られることが少なかった顧客起点の視点を丁寧に紹介されていた。マーケティング投資としてとてもコスパが良いのではないかと思った。
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▼ 自分が欲しいものを作る。
'徹底的にN1に絞り込むから、独自性と便宜を兼ね備えたプロダクトアイディアを生み出せる。絞り込まないと逆に平均的で最大公約数的な提案や企画しか打てず、面白くない商品作りになってしまう。'
→ぐさっと響いた。最大公約数的ものづくりになってしまっている、、、
▼ 私たちの生活を作ってきた様々な商品やサービスのほとんどは「特定の誰か1人を喜ばせること、幸福にすること、便利になってもらうこと」が起点になっている。その特定の誰かがそれを作った本人そのものだったりもする。自分が欲しいものを作ったと言うエピソードは商品開発の舞台裏の記事などでよく目にする話'
ですよね。。。ぐさっ
▼ ロクシタンの戦略が面白い。
ギフトとして買ってもらうことがファーストステップで、その時にもらったサンプルをきっかけに自分用にも買うようになる。(まさにロクシタンで自分にこの経験あり。。。)
→ 元からギフトとして売る、というのは一つの戦略としてかなり有用そう。
自分が今求めていた答えが抽出できたのが嬉しい。
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西口さんのマーケティングは戦略というより戦術です。
西口さん独自のマーケティング手法「N1マーケティング」は、みんなから平均を取った空想の人を分析するのでなく、実際に存在する1人の顧客を深く分析することで、顧客が抱える商品への不満を解決できるとして、これまでの大衆的なマーケティングから何歩も進化した戦術です。
N1マーケティングを使いこなせるマーケター はなかなか強い。
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9セグマップ、N1分析。
実務に即活きる非常に興味深い内容だった。
アイデアはN1分析で一人を徹底的に見て構築。
そのアイデアを検証するために定量調査。
認知と購入意向で見るなど、基本的なことを突き詰めるとこうなるのか?
という驚きがあった。
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当たり前のようで意外と出来ない消費者ニーズから始まるマーケティング。それぞれをロイヤル、一般、離反、認知未使用、認知、さらに積極、消極で9つのセグメントに分けて、その上でその人数の推移をブランディング施策が効果的だったのかのKPIとする考え方は面白いなと思った。ブランディングの科学よりも丁寧に説明されていて個人的にはこっちのほうが受け入れやすい。
少し浅めのところもあるけれど、具体的なHOWも色々と書かれているので、何回か読み返したいと思う本。
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N1分析についてのことが詳しく書かれており、5セグマップや9セグマップの活用の重要さを知ることができた。
具体的な分析の順序も書かれていたので今後参考にしたいと思う。
また、これからのマーケティング戦略についても考察されていてとてもワクワクした気分にさせてくれた。
私はマーケティング初心者なので難しい考え方やわからない専門用語も多々出てきたが、ここで主に紹介されているN1分析については問題なく理解することができた。
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顧客起点マーケティングとは、一人の名前を持つ具体的な顧客、“N=1”を徹底的に理解すること。
実在する一人のお客様にあって、購買行動を左右する言語化されていない深層心理のニーズを掴むことで、ビジネスを成長させる「アイデア」を見つけることができる。戦略(アイデア化)+コンセプト化することで効果的なマーケティングが実現する。
以下が顧客起点マーケティングの流れである。
1、顧客ピラミッド(+顧客9セグマップ)を作成
┗ロイヤル顧客、一般顧客、離反顧客、認知未購入顧客、未認知顧客の数と率を可視化
2、顧客セグメント分析
┗行動データと心理データの顧客セグメントごと特徴分析
┗競合比較(オーバーラップ分析)
┗仮説の洗い出し
3、N1分析
┗どの顧客層をターゲットとするか
┗ターゲット顧客に1on1ヒアリングを行い、深層心理のニーズを掴む
(ロイヤル顧客がなぜロイヤル顧客になっているかを知れば、そのきっかけをまだロイヤル化していない顧客に提示することで、高い確率でロイヤル化を促すことができる)
5、アイデア / 戦略立て / KPI設定
┗N1分析を元に、その顧客の行動と心理状態を変える「アイデア」を考案
┗具体的なマーケティングプラン(どんな“アイデア“をどのチャネルに投資するかなどの戦略)を5W1hで企画する
┗アイデアの正当化
6、戦略の実行
7、アイデア/ 戦略の効果検証
┗実際の顧客の行動・真理データの分析、そして顧客を詳細に理解するn1分析をセグメントごとに継続的に実行
┗顧客ピラミッドの変化を時系列でトラッキングしていくことで、何が有効・無効かPDCAを回す。
┗顧客ピラミッドの変化を時系列でトラッキングしていくことで、競合や代替品の脅威を最速で感知・対策する
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マーケティングを知りたい人には不向き。
すでに実践していて経験を積んだ方にとっては最高の良書だと思う。
個人的には内容が高度過ぎてかなりキツかったがこれは経験則に基づく力量の問題であって本書の素晴らしさは損なわれない。
読み返す勇気はない。