マタギ列伝 新装版 下 みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、『釣りキチ三平』をはじめ、『おらが村』、『ニッポン博物誌』、『オーイやまびこ』、『ボクの手塚治虫』などの作品で知られる漫画家であり、エッセイすとの矢口高雄氏のこれまた傑作です。中公文庫では上下２巻シリーズで刊行されており、同書はその下巻にあたります。同書は、「マタギとは自然の調和を壊すものではないか?」という疑問を抱いた三四郎は、鉄砲を捨てることを決意し、老鷹匠・十兵衛の弟子となります。厳しい修練の末、ついに鷹匠となった三四郎でしたが、阿仁マタギ雷レッチュウの長・辰五郎の手紙に導かれ、マタギの常識をことごとく打ち破るスネの小佐吉に出会った三四郎は、胸中にマタギの生命を赤々と燃えたぎらせていました。再び阿仁マタギの一員として山に向かうことになった三四郎を待ち受けていたものとは一体何だったのでしょうか？続きは、ぜひ、同書をお読みください。