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普段私たちが行なっている選択、意思決定がいかに無意識的に外部要因に影響を受けているかということを科学的に解き明かそうという認知科学の基礎的な入門書。
現在注目されているナッジを行動経済学よりも認知科学から検討している。行動経済学と両輪で学ぶのがいいことに気づかせてくれた本。
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人々が何かを選択する時に働いている力学を解明しようと
する本。「自分で主体的に選択したつもりでも、外界から
何かしらの誘導を受けている場合がある」であるとか、
「選択の理由がまったくの後付けでデタラメな場合がある」
であるとか、先日読んだマイクロアグレッションに通じる
内容もあった。他者からの誘導、自分の思い込みによる認知
バイアスにかかわらず、選択時に働くこういう力学について
何も知らないのと自覚的に知っているのとでは大いに違う、
そんな気がする。
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新しい概念の取得
無意識化の誘導、知識内での物事の判断、わかりやすいところ、知っているところに心は引き寄せられる
知らないものは無意識化にさけてしまう
言論で人は変わらないが環境を変えることで人の行動が変わることもある
勉強になりました
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選択とその理由づけの章が興味深かった。もっともらしい選択理由を無意識のうちに作るという話は知っていた。しかし、理由を考えながら選択すると、選択肢として明確に定義しやすいものを選択しやすいというのは、意識していなかった。オキーフとロスコの絵を見せて、好きな理由を考えさせて好きな絵を選択させても、嫌いな理由を考えさせて嫌いな絵を選択させても、オキーフの絵が選ばれるというのは、面白い。オキーフの絵の方が具象的で、好きな理由も嫌いな理由もつけやすいからという、解釈は唸らされる。