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著者の解説シリーズは分かりやすい。本書ではテーマを6つに絞り、現在の情勢を基本に立ち返って解説されていた。とても勉強になった。
欠点は、…これは著者が悪いのではなく編集部の問題だと思うのだが、「おとなの教養」というタイトルと本書の中身はミスマッチしているのではないかと感じた。その「教養」をどうやって身に付けるべきか、を説いているのだろうという期待を寄せるタイトルではないのか。まだ、前著『おとなの教養』なら、このテーマを学びなさいという趣旨を感じることが出来たが、残念ながら今作は期待を裏切る。その期待に応える本を著者はほかにも出しているから、そっちを読めばいい。
あと、中身の7割方は『知らないと恥をかく世界の大問題10』(角川新書)と丸被りしている。「知ら恥」が本書より2ヶ月後に出ているので、情報も少し更新されている分、本書は分が悪い。
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お金の価値は幻想だ、
今まで当たり前で疑問に思わなかったことを見直すことができる素晴らしい本だと思いました。
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2014年4月に発売された『おとなの教養』の続編
AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争、地政学、ポピュリズム、日本国憲法の6つのテーマについて書かれています。
どの章もとても面白かったです。
特に、AIとビッグデータ、地政学、日本国憲法の章は興味深くて勉強になります。
本当に分かりやすいです。
その時だけでも『もっと知りたい!』と意欲をかき立てられます(笑)
冷めないうちに次の本を読みたいと思います(笑)
参考文献のいくつかを図書館で予約しました。
あと、前作の『おとなの教養』を再読したいと思います!
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国内や世界で起こっている出来事の根本を理解できたと思います。理解できたというのは、原因があって今があると納得できたということ。日々流れてくる情報は出来事として知っていても、どうしてそうなったかまでは考えが及ばない。教養というのは、知ることの欲求を目覚めさるものではないかと。
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教養=リベラルアーツは、人を自由にする学問
リベラルアーツを学ぶことで、普遍的な考え方を身につけ環境に流されることなく自由に考えられるようになる。
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前作も名著であったが、今回はより「今」にフォーカスした内容。AIやビッグデータの欠点について、国や個人が翻弄される現代を学びました。他にも中国とアメリカやポピュリズムについても面白かった。
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前作に続いての教養の本。
教養とは「立ち止まって考える力」と池上さんは言う。自分としては、「ファクトフルネス」にもあったように、考えるために真実を知り、知識をもつということも教養の大事な部分であると思う。出来事には立場が違えば様々な側面がある。正しい知識といえども様々。情報は情報として知り、様々な中からどれが正いのか、過去の真実と照らし合わせながら自分なりに考えていくことも大事である。と思う。
今回はAIや地政学、ポピュリズムなど非常に学びが深まった。さっそく新聞を読んでいても、この本で紹介されていたことがらと関連することがあり、自分なりに考えることができた。
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1章のAIとビックデータについて。読解力、理解力の限界についてや、そもそも分析する元となるデータにバイアスがかかっていた場合全く異なる結論がでることなどから、人間を凌駕するAIが現れることに懐疑的な見方です。この本で語っているのは、10年、20年という短い未来でしかないことに注意が必要だと思います。
2章では、ただの紙やデータでしかない貨幣について。価値があるのは、互いの共同幻想から成り立っているという貨幣の説明から、3章の民族紛争についてつながっているのは、とてもわかりやすい。
国や民族というものは、お金と同様に互いにそうであるという幻想である、と。確かに、民族など明確に見分ける方法などなく、自分がどの民族であるか自覚から成り立っています。
また、5章の民主主義と選挙の問題点、ポピュリズムは大変勉強になりました。
最初から最後まで、とてもわかりやすく、面白く読ませていただきました。
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池上さんの本はいつも分かりやすく為になる。
他の本とダブル内容はあるけど、とても勉強になった。
教養を身に付けることで、ニュースに流されることなく、自分で考えられるようになりたい。
Kindle Unlimited
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前回は「今まで」を、今回は「今から」を学ばせていただきました。
先日話題になったカショギ記者の事も書かれており、少し興奮しました。地政学という、世界を分析するには新たな視点を得ました。
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最近流行りの時事ネタの概要をまとめてくれている。背景は何かから、相変わらず池上さんらしいコンパクトでわかりやすい内容だった。
また、その中でも印象に残りやすい具体的なエピソードを適宜挟んでくれるため、基本的な考え方に対する理解が促進された。
各トピックに対して、もっと進んで学習していきたいと思える本であった。
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文字通り池上彰が、リベラルアーツと呼ばれるものについて語った一冊。
いつもながらわかりやすくて勉強になった。
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池上さんもダン・ブラウン読まれるのか、と親近感が湧いた。AIについてはまったく脅威とも思わないので軽く読んだが、ブレグジットやポピュリズムの章が興味深かった。地政学は以前読んだイラスト付きの本がとても面白く、記憶に残っていたので、本書の内容もするすると頭に入ってきた。2019年に刊行され、ウクライナ「危機」について触れられているが、まさか「戦争」になろうとは。
現代史の勉強として、『世界の大問題』シリーズも読もうかな。
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テレビ番組「池上彰のニュースそうだったのか」を本にした感じの内容です。
まず池上さんらしく大変わかりやすい内容です。本が書かれた当時の時事ニュースについて、その基礎的事項の説明からニュースの見方などを説明してくれています。
リベラルアーツという事で、今の大学生はこういう内容の授業を受けられるということです羨ましく思います。
私が大学生の頃はリベラルアーツなんていう思想を学生に伝える事なく、学校を卒業するための義務(必須単位)として受けさせられている感じでした。
大人は生きていく(食べていく)ために働いているものの、こうした教養を備えて仕事に臨むのが良い社会を築いていくために望ましいことではないかと、本を読んだ感想として特に残りました。
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現代を生きる私達にとって必要な知識を分かりやすく解説してくれる。アウトプットを意識して池上さんの著書を読むことでさらに理解が深まる。AI,キャシュレス、民族紛争、地政学、ポピュリズム、憲法と、多くの視点から世界を読み解くと、未来についてある程度の予知(予測)もできるようになると私は考えている。
まず知ること、そして誰かに伝えられるだけの定着をさせ、今後について考える。その第一歩として本書及び池上さんの著書を読むことはとても有用だと思う。