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パリのガイドブックを熟読し、東京を闊歩する。
比喩かと思ったら、そのままだった。
それがめちゃくちゃ面白い。
こういう本がある豊かさに感謝する。
しかも刷りを重ねている。素晴らしい。
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北欧の色について悩んでいたが
この本の存在を思い出した
パリのガイドブックで東京を歩く:まだ歩き出さない
全然関係ないようなパリのガイドブックで東京を歩いている人がいる
歩けないだろうと思うのは普通だ
しかし視点を変えれば著者の様に歩けるのだ
ならば私も視点を変えてみようと思った。
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驚いたことに?タイトルまんまである。
ある日、著者に天啓が降りる。
「パリのガイドブックで東京の街を闊歩する」
著者こと友田とんさんは、パリのガイドブックを熟読する毎日を送りつつ、自著の『「百年の孤独」を代わりに読む』を、荻窪の本屋『Title』へ売り込む。
『Title』の本屋の奥の喫茶店で、とんさんは出会ってしまう。いや、出会いそこなってしまうのだ。
まるで、カフカの『城』のようだと、店長の辻山さんに言われながら、とんさんは『Title』に何度も足を運ぶことになる―――。
あれ、パリのガイドブックで東京を闊歩するんじゃなかったっけ?
―――心配しないでいい。
これはいわばプロローグ本。タイトルにもまだ歩き出さない、って付いてるでしょ?
造本がガイドブックの大きさで、中身は壮大な冗談みたいなエッセイ。
最初通販で届いたときは、本の厚みが薄くて失敗か、と、思ったのだけれど、読了したら満足してしまった。無問題。
第二弾ももちろんあるので、楽しみにしたい。