投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
二階の人の足音は気になる
気になるけど面と向かって言える人なんて少ない
自分が何に迷ってるか案外わかってない人は多い
劇的じゃなくてもいい ただ向かっていれば
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
登場人物が皆
人懐っこすぎてびっくりします
見ず知らずの方に いくらコンビニで
顔を合わせていても
こうも 素直にしゃべれるものなのか
大阪のおばちゃんくらいに
人懐っこいです
何気ない 人とのつながりが
まさに「ライフ」って感じでした
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
大学卒業後に就職するも、うまくいかずにコンビニのバイトで生計を立てる主人公の井川幹太。学生時代からのワンルームのアパートに住み続け、「何者でもない」という感覚のまま、機械的に日々を送っていました。
アパートの上の階に暮らす騒音源の「戸田さん」と、ふとしたことから交流を持つようになったことをきっかけとして、周囲の人々とつながりを持つようになったり、自分の家族について考えるようになったり、少しずつ「社会の中で生きている自分」という感覚が強くなっていきます。
大きな「夢」がある人ばかりではないですし、主人公の幹太のように、大きなイベントごとのない「当たり前の毎日」を淡々と過ごしている人も多いと思います。
もちろん、人生には”別れ”もありますし、うまくいくことばかりではありません。それでも、人生は「豊か」であると感じさせてくれる物語です。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
長く一人暮らしをするアパートで、近所の人との交流が書かれていて、人はやっぱり人との繋がりが大事だなと思った。
淡々と書かれていたけど、小野さんらしいあったかい話でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
27歳独身、大学当時からの江戸川区平井のアパートでのひとり暮らし、2回の退職後、近所のコンビニでアルバイトを続ける主人公の男性の何気ない日常と想い。
近所、職場、学校、家族関係などのつながり、「知り合い」レベルの広がり・つきあいに流されながらも自分の想いを感じ、求めているものに素直に向き合えるラストが清々しい。
ウィンウォーンとか、ノンといった擬音にもほのぼのとする。
19-112
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
会社を辞めてコンビニのバイトで生活する井川幹太27歳、大学時代より同じアパートに住んでいる。アパートの他住民は昔は大学生同士で仲が良かったが、彼らは卒業後就職とともに引っ越しをしてしまった。井川の上の部屋に新たな住人、戸田が引っ越してきて、騒音等不快に思いながらも交流が始まる。
こちらも暖かい雰囲気の物語。井川の日常が描かれているんだけれど、日常の中にも彼の心の中が、心の動き、希望が穏やかに描かれて読ませました。小野寺さんは身近なものを描くのがうまいのかな。明るい未来を感じる。井川のこれからの成長も見たい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
何気ない日々。
そんな日常が淡々と描かれる。
大学生となって「筧ハイツ」の102号室に住む事となった井川幹太。
同じアパートに住む同じ大学の仲間たちと楽しく過ごす。
やがて仲間達は就職しそれぞれの場所へ移り住む。
就職したがうまくいかず、今はコンビニバイト暮らしの幹太。
アパートの住人との交流もなくなるが、ひょんな事から
関わりが始まる事になる。
101:坪内幾乃
102:井川幹太
103:中条延興
201: 芳賀栄作
202:戸田愛斗 彦船治哉
203: 椎葉有沙
大家さん:筧
その隣の戸建:郡くん(高2)一人暮らし、両親は北海道へ
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
白い心の幹太くんの今後に幸あれと祈ってしまう。
人はただ淡々と真面目に生きているだけなんだけどそれでも小さな(大きな)ドラマチックな日々を送る。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
癒された。
ゆったりとしているけど、自分をしっかり持っている主人公いいですね。癒し系で、好きな雰囲気の本。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
1月-10。3.0点。
一人暮らし、コンビニでバイトする主人公。
27歳。日々の暮らしを綴りながら、少しづつ前へ。
派手さは無いが、読みやすい。主人公の周囲の人間の描写が丁寧で、面白い。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小野寺さん、やはり読みやすく
好感度高い主人公。
現実に起こりそうで、なさそうな
近隣の住人達との
心温まる交流。
そんな、都合よく、と
嘘くさく感じてしまう。。。
でも、ラストの爽やかな諦念感は好き。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
大学を卒業して就職するが会社を2度辞めてコンビニで働く青年が新たな一歩を踏み出すまでの物語。
どこにでもありそうな青年の生活(ライフ)が描かれている。
アパートの2階に引っ越してきた戸田さん家族とのやり取りに心が和む。
印象に残った文章
⒈ 人の役に立たない仕事なんてない
⒉ 何をすればいいかわからない。だから自分にできることをするしかない。
⒊ 自分の手でパンに触れたいのだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読了した「ひと」と、似たような雰囲気の小説。
舞台となった場所に興味があったので、読んでみた。
人生というのは、日常生活の積み重ね。
一人で生きているようでも、絶対に誰かと関わって、
多かれ少なかれその影響を受けている。
そしてそれは、「素晴らしい」とまではいかなくても
「いいこと」なのではないかな、とこの小説を読んで思った。
人に名前を聞くとき、必ずどんな漢字なのか聞くところが、
この作家さんらしく興味深い。(私自身も、漢字で名前を聞かないと、なかなか覚えられないので共感しているのです)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
前回、「ひと」に感動しての二作目。ドラマチックな事は何も起きない。スーパーマンでもない主人公の淡々とした日常なのに、ウルっと来たり、共感したり。この人の作品を読んでいると日々を当たり前に過ごすことがどれだけ幸せか、改めて気付かせてくれる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
27歳フリーター井川幹太の物語。
アパートに一人暮らし、コンビニでバイト、やりたいことも先のことも考えられず、その日暮らしだけど地味にそれなりにきちんと生きている青年。そんな夢とか希望とか熱く目指すものがないような感じってなんかわかるし、共感できる。
人とも深く関わらず、ぶつからないように生きてきた幹太の2階に引っ越してきた足音のうるさい住人とその家族と出会うことで少しずつ変わっていく。その過程もゆるゆるとしていて、そんな中での気づきがあって、幹太がこれというものを見つけるまでの物語。
けっして押しつけがましくなく、すとんと心に落ちるお話でした。良かった。