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日本ジン協会監修のジンの歴史や製法、世界各国のジンについてまとめられた一冊。
大きめの本なので、自宅で就寝前に読み進めました。
本の9割は世界各国のジンの銘柄の紹介に割かれています。
「イングランド」「スコットランド」「オランダ」「その他ヨーロッパ」「北米」「その他の地域」「日本」と地域別に紹介されています。
各銘柄のページには、大きくボトルの写真が掲載され、ボトルデザインも細部までよくわかるようになっていました。
蒸留所や味についての解説も簡潔にまとめられていて、それぞれの銘柄の特徴が理解しやすかったです。
ボトルデザインはもちろん、使用される材料や製法もそれぞれちがっていて、バリエーションの豊富さに驚かされました。
ジンは蒸留酒の中でも、自由なアレンジがきくということで、飲み比べても楽しそうです。
特に興味深かったのは日本のジン。
サントリーやニッカなどの大手に加え、老舗の焼酎の蔵元などからも多様なクラフトジンが発売されているとのこと。
日本のジンについては、それぞれ見開き1ページで詳しく解説されていて、他の地域のジンと比べて情報量が多い構成になっています。
説明を読んでいるだけでもおいしそうで、日本のジンの飲み比べもしてみたくなりました。
ちなみに巻末にはジンベースのカクテルのレシピも掲載。
充実した内容と美しい写真で、ジンが好きでもっとよく知りたい方、ジンのことをよく知らない方、どちらでも楽しめる本になっていると思いました。
◇おすすめポイント
・ジンの基礎知識を学べる
・ボトルデザインも楽しめる美しい写真
・日本のジンの多彩さ
◇こんな方におすすめ!
・ジンが好き
・ジンはよく知らないが興味はある
・お酒の文化に興味がある