紙の本
少し変わった角度から
2019/06/26 18:16
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投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
早雲の話というよりも妖術が主体の展開といなっており、普通の歴史小説
とは少し趣が異なるが、面白く読めた。
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北条早雲と風磨小太郎の京での生活から関東管領の上杉らの戦いから伊豆地域を治めるに至る話。期待して読み始めたが、とても読み難く面白くも無い文体で殆ど読まずガッカリする。
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うーんと。
期待してたほど面白くなかったな。
早雲に思い入れはないし、新しい早雲像と言われてもピンとこないし、話の展開は地味。
風魔はなんだか時局に流されてるだけだし、幻術も安易。
伝奇ものでもなく時代物とも言い辛い。
あっちこっちで挿入される唄はうざいし。
評判はいいみたいなんだけどなあ。
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筆者の緻密な時代考証と練り上げられた文章は凄いと思った。ただ、話は淡々と進んでいく感じ。最後まで早雲の本当の人間像が分からなかった。
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風魔小太郎と北条早雲が知り合ってから、晩年に至るまでの物語。当時の状況をよく研究されているのだと思う。展開が良くワクワク感があった。面白く読ませてもらいました。
「(男の料理)料理は弓矢、乗馬、和歌と同等の諸芸として認められている。「男子厨房に入らず」という詞も、江戸から明治にかけての物言いである。戦場では、まず味良く食物を供する奴が敬意を払われる。当然のことだろう」p29
「戦とは、やればやるほど、知恵がつくものだな」p47
「(大地震1498.8.25)江尻の津は津波の被害を免れていた。が、他の地域は被害甚大であった」p404
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どこかで(新聞とか?)で連載されてたのをまとめたやつなのかな…
風魔の小太郎のイメージから、もっと現実離れしたのを想像してたけど、そうでもないがでも現実味はないという、中途半端感が。あと、北条早雲の描写が印象薄すぎ。全体的に、やはり中途半端感がすぎる。