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映画を先に観てからの読了。映画版よりかなり細かな描写が多く、とくに犯人の供述はなぜ映画で描かなかったのか疑問にさえ思った。他にも祖父勝美の描写も、映画で描いていたらもっと深みのある映画作品になったのでは…と思ってしまう。郁男もこちらの小説版のほうがかなり生々しくてひきこまれた。ラストシーンも好き。そうか、こういう物語だったんだ、とすっきりした。
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北上次郎氏の大好きな「ダメ男小説(しかも競輪)」。映画脚本家としては数々の受賞歴のある作者の初小説ということで、キャラクター造形や物語の運びがとっても上手。初場所初日の国技館に向かう往復の総武線であっさりと読了。それでも大感動させるのだから素晴らしい。
白石和彌監督、香取慎吾主演の映画も観てみたい。
ホントにギャンブル依存になると、ここまでいってしまうのか、というが本当に怖い。「競輪はギャンブルの墓場だ」という言葉が冒頭に出てくるが、ロードレースの面白さが賭け事に結びつけば、それは深いだろうし熱狂しちゃうだろうな。
4.2
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周りの人はみんないい人ばかりなのに
主人公は...
数年後、また同じ過ちを犯す気がする。
読んでいてイライラしたけど、最後は良かったから許そう。