紙の本
ある意味ラノベの走りなんだと…
2019/11/19 20:19
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投稿者:常盤金屋子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだあまり文章が巧いとは言えません。正直、今だったらどこぞのサイトに山ほど居る程度の腕前かと…
初めて読んだ時は「女子大生ブームってすげえな」と思いました。
今の作家さんのデビュー手段がファンタジーなら、この当時の作家さんのデビュー手段はSFだったんだろうなぁ…と。
ちなみに高校生当時の私から見て、このSFは物理法則さんが地球上で思考されたものとは別人に見えてしまっていたので、もしかしたらパラレルワールド話なのかも知れないな…と思ってましたww
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初期の新井素子作品は自信過剰なキャラ多いですが、「星から来た船」の、特にこの中編は極めつけですね。中編掲載のエクストラの短編は、耳が痛い作品です。太一郎ほどではないですが、私も料理の知識は残念なので。
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なんだか最後の方は必死でページをめくった。
しんどい。
最後まで読み切れるだろうか、と途中、不安になった。
なんとか読み切ったが、下巻を前に、やはり同じ不安を感じている。
新井素子さんは、「あうんの呼吸」「言葉で伝えなくても全部みんな分かってくれる」「こっちが言いたいことを勝手に察して先回りして行動してくれる」っていう人が、本当にもう好きで好きでたまらんのですな。
それだけは理解した。
だから、そういう、言葉では何も言わないが、態度で理解していることが分かる、ということがキャラクター同士の間で起こると、(これがまた、頻繁に起こるんだが)、全部、こまかーく説明しないと気がすまないのだろうと思う。あとがきにも、そういうのが嬉しくてしょうがない、みたいなことが書いてあった。
だが、読むほうは・・・いや、まあいい。微笑ましいではないか。
しかし中巻に入ると、展開はさらに雑になっていて、また驚いた。あたくし、いろいろと設定を考えましたのよとばかりに状況を細かく説明してくるのだが、ツッコミどころが多すぎて愕然とする。
で説明が長いから、3冊にもなっている。
けっこう拷問に近くなってきているが、頑張って次に行く。
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火星に到着した宇宙船での捨て子騒動「亮子さん事件」で、中巻では水沢所長と太一郎さんとで土星を舞台に解決を試みる。後の水沢探偵事務所のメンバーになる人々が勢ぞろいし、騒動に立ち向かう。そもそも仕事の依頼ではなく巻き込まれただけの面々。そこはあやふやなまま、お人よしというか登場人物(作者かな)の気持ちの赴くままに冒険がなされる。登場人物のキャラが立っているので、とても楽しいドラマを鑑賞しているようだ。そして、「亮子さん事件」はさらに大きく膨らんでいき、下巻に続く。