紙の本
長期安定政権の正体の一部
2019/07/02 10:59
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
辺野古問題の質問に端を発し、権力が認めた「事実」に基づく質問でなければ受け付けないといった「知る権利」を盾に取った取材サイドの権力行使にも映るが、信頼できる道しるべとしてのメディアを求める決意表明ともとれる書。
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前川さん、仕事辞めたら本音全開という感じですね。面従腹背についてはそうだろうと現役組織人としては思う。現代にあって、この方々のすとれな思いを前面に出す姿勢こそ今のこの国に生きる人たちにかけているのかもしれない。まあ、現役社会人は面従腹背するしかないか。リタイアしたら本音全開か。
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映画「新聞記者」に合わせて企画された書籍
関連書籍として売店に並んでいたので購入
よかった点
・ジャーナリズムとはどうあるべきか、日本メディアの問題点は何かを明確にしてくれる
・前川さんは元官僚の視点から、政権と行政のズブズブな関係を本音全開で語っている
・単なる政権批判だけではなく、政治思想関係なくメディア全体を批判しているところ
イマイチな点
・それぞれが「同調圧力」というわりと大きなテーマで話しているからか、この言葉の定義がわりとふわふわしてる
・それぞれ日本から見た日本メディア、官僚、世界から見た日本メディアに対する言及で、国民の中の同調圧力について言及があまりなかった
・具体的にどうやって国民一人ひとりが同調圧力から自由になるか、はわからない
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読み進めるに連れ、S官房長官の木で鼻をくくった様な回答を思い出し、この政権の国民から完全に乖離した姿勢を意識させられる。普通はこの様な議論には反論の余地があるものだが、これには全く反論の余地がない。日本国内では報道されないことも海外では批判的に流されており、日本の印象はどんどん悪くなっている。行く末を憂う。
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記者クラブの存在を初めて知った。記者クラブがあることが、同調圧力に屈してしまう一つの要因。
今の時代、新聞やテレビ以外にもインターネットから情報を取り入れられる。そこにはたくささんのフェイクニュースや、偏向なものが溢れている。それらを、何も考えないで、鵜呑みにして思考停止の状態になってしまうと、発信者の意図に気づかず、良くない方向にいってしまう。常に、これはどの立場からの発信か、論議がずれたところに行っていないかを考えていくことが大切であると感じた。
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・誰しも同調圧力に巻き込まれそうになり葛藤する時がある。巻き込まれないためには、信頼できる情報と知識を身につけ、またさまざまな経験を通し自分の座標軸を確立することである、という努力をすることが必要。
・この本を読むまでは、教師は政治に対する自らの考えを生徒らに公表しないのは当然と思っていたが、ドイツのボイステルバッハ・コンセンサスのように、教師が自らの考えとともに、対立軸の考えも伝えて、最終的には生徒に考えさせる、というのは、主権者教育の点でも有効であると気付かされた。
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昨今のメディアやジャーナリズムのあり方について問題意識を持った著者三名が、それぞれ新聞記者、元文部科学省事務次官、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長の立場から、自身の経験に基づいて考えを論じた本。個々人がしっかりと自分の意見を持って、理不尽な権力には屈しないという姿勢には見習うべきものがあると思いますが、特定の政治家や官僚批判を含むため、読む人によっては不快感を伴うかもしれません。私はちょっと、違和感を覚えました。
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日本には、ジャーナリズムはない。
この書籍で同調圧力の意味を考え、日本の腐り切った官僚主導政治に対して、自分から行動に移すべき。
民主主義とは、国民の声が作る政治であり、平和ボケしないことだ。
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政府からの圧力、官僚内の圧力、日本のメディア内の圧力、この3つの圧力について、詳しく記されている。
「現代社会のおかしな部分に気づきながらも、いま一歩踏み出せない」という方に勇気を与えてくれる一冊。
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期待して読んだか、そこまで新しい情報はなく、少し期待外れ。いや、それだけ自分は、前川さんと望月さんの記事を読んで勉強していたってことかな。。
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同調圧力というキャッチーなタイトル。内容は、なんか日記のよう。小学校の「帰りの会」のような論調の主張が続き、最初の方で疲れてギブアップしてしまいました。
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同調圧力が国や組織を悪しきものに変えてしまっている。大切なことは個々の意見や多様性を認めることだ。
大手新聞社では、同調圧力により触れらないテーマについて分かりやすく書かれている。
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日本には同調圧力が依然として残っている。記者の望月氏は政府批判を理由に首相官邸への質疑応答に取り合ってもらえなった。そしてそれを追求するメディアはなかった。
元文科省事務次官の前川氏は根強い官僚主義を批判しており、「遅れず、休まず、働かず」とリスクを恐れマニュアル通りのマネジメントしかできない組織体を揶揄している。
NYタイムズ記者のファクラー氏は日本のジャーナリズムに警鐘をならす。多くのメディアは公権力から危害を加えられる危険性を感じることはほぼないが、当該権力に忖度する姿勢を一貫しており、問題の本質を直視したり、精度の高い情報を報道することができていない。
これら3つに共通することは日本には空気を読み、権力に対し忖度するという同調圧力に屈する風潮があるということ。
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冒頭を読んで面白そうだと思ったのだけど、政治に関心の薄い読書初心者の若者にはめちゃめちゃに難しい本だった。読むのに1週間くらいかかってしまった。
あまり政治や報道の分野を知らないので、初めて聞くことが多くて、気分的には新鮮に読むことができた。けれどこの分野を知らないので、何をどこまで信用して、この本を読んだ感想のどこまでを私の意見として採用していいのかわからない。私は意見をコントロールされていないか?いちいち疑心暗鬼になってしまった。やっぱ、自分で考えることに慣れていないのだろうか。己の知識や思考能力の無さ、平和ボケを認識させてくれる本でした。これは本の感想になっているのか…?
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「新聞記者」関連で発刊された幾つかの書籍と内容的にオーバーラップしているところもあるけど,アメリカメディアの権力との対峙の一片はスリリングだったし,官僚としての矜持,と言うか,本当に優秀な人の胆力というか…権力と対峙する,という本筋度外視で面白かった.
超個人的に「麻布的」なるものを「ない」と仰る前川さんの偽らざる「麻布マインド」がツボでした♪