電子書籍
さすが
2021/11/29 19:52
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸潤、といえる小説です。ラグビーのルールが全くわからない者には、どうだろうと思いながら、読み始めましたが……。引き込まれました。ただ、うまく途中までは引っ張るのに、最後は、……。
紙の本
楽しめた
2020/07/26 09:33
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
まったくラグビーの素人だった主人公が自動車メーカーのラグビーチームを立て直し、腐敗していた協会をも改革させるストーリー。最初の3分の1ぐらいで池井戸さんのいつものパターンかなと興醒めしそうになりましたが、社内の権力闘争や不祥事も絡めて小説の構造が重層化してあって意外と楽しめました。昨年のラグビーW杯の興奮を思い出しました。
電子書籍
池井戸潤らしい
2019/10/05 18:11
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投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までラグビーのラの字も知らなかった人間がW杯を機にテレビで放映の試合は全て観戦し、関連番組を観漁りすっかり俄ファンと化している。同名ドラマは実母がどハマりしており、簡単に言えば煽られた訳だが、しかしこれ以上のタイミングも無いと思い原作を手に取った。スポーツものでありながら主人公はサラリーマン、勧善懲悪の展開は池井戸潤らしい。正直感想はまあまあといったところだが、これが実際のラグビー経験者らによって演じられたとあらば母があれほど熱を上げるのも分からぬではない。どうやら次はドラマを観なければならないようだ。
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「ノーサイド・ゲーム」
もはやオリジナル脚本で勝負する気が感じられないのかTV局。とにかく池井戸潤を抑えたがる説。
現在放送中。ノーサード・ゲーム。題材は今年W杯を迎えるラグビーである。狙って書いたのだろうか。
営業部が強引に進めようとしていたある企業の買収に待ったをかけた君嶋隼人。正しいロジックを基に、滝川営業本部長に意見を申し出た。正しい意見を述べて、経営戦略室として果たすべきことを実践したのだ。正しい意見を言ったのに飛ばされることなどあるはずがない。そう思っていた。しかし、3か月後、君嶋は人事部に呼び出され、異動を告げられる。場所は、横浜工場。肩書は総務部長。そして、アストロズというラグビーチームのゼネラルマネージャーの兼務を任される。アストロズは成績が低迷し、監督が辞任。16億円の予算を投じながら、収益はほとんど出ないお荷物チームだった。果たして、君嶋はこのチームを再生できるのか。そして、経営戦略部に返り咲くことが出来るのか。
というあらすじである(ドラマをご覧になった方はご存じ。でもちょっとドラマと違う(P.S.記載))。
池井戸潤と言えば、企業小説の中で勧善懲悪を盛り込む手法が有名であるが、今回はどうなのだろうか。個人的には、今までと盛り込み方がちょっと違うと感じた。勧善懲悪で重要になる敵役の立ち振る舞いが、少しフェアなのだ。好敵手に近い。今までの作品では、敵役は徹底的に敵役に終始していた。小生意気な上司や非道な手法を繰り出すクソ野郎、それに付き纏うコバンザメ野郎等、多種多様なクソ共が登場してきた。
しかし、今回の敵役はそうではない。序盤~中盤までは確かに君嶋の敵に見える。しかし、途中から君嶋は敵役に対する理解を示していく。というか、敵役の考えも一理あると認めているのだ。そして、焦点となるラグビーに対する考えにも、もしかしたらそこまで悪い印象を抱いていないのではないか?と考えるようになる。
今回の敵役は、それはそれ、これはこれ精神で君嶋に立ちはだかるのだ。コストカットは必要だが、必要性を無くす施策が有れば問題ないのだよ、君。と暗に言ってくる。憎き敵のはずなのに、実はそうではない顔が見えてくる。この点が今迄の敵役とは違う。終盤なんて良く君嶋にそんなこと言うなとすら思う。そんな兆しもなかっただけに。
・・・と思わせておいて、敵は一人ではないと判明する。この時初めて、あれ?いつものクソ野郎が出てきちゃうの?となる。勧善懲悪の見せ方に工夫がある。
主人公側でも少し違う所がある。それは、敵に立ち向かうまでの流れだ。今迄は敵とぶつかる前にまずは味方内で揉める事態が発生することが多かった。しかし、今回は、君嶋は初期からスムーズにラグビー部を纏めていく。柴門も貢献する(ドラマでは何故あの設定にするのか?)が、あくまでアストロズが強くなるということに関してであり、厄介毎は全て君嶋が背負って戦う。ラグビーの尊い精神は、最初から君嶋に宿っていたのではないかと思える活躍ぶりだ。
勧善懲悪の見せ方と悪と戦うまでのストーリーは今までと違う。それは、スポーツ面により焦点を当てるという目的があったからではないかと思う。内容的にもアストロズが成長していく過程に多くのページが割かれていたと思うし、最後の結末を考えると、ラグビーに宿る精神を伝えることがテーマの一つになっているのではないか。出来過ぎな面はある程度目を瞑っても良いと思う。
P.S.ドラマ見ました感想
ドラマは原作と別物。君嶋に家族がいるのはドラマだから仕方が無いとしても、君嶋のラグビー観・キャラ、柴門との関係、とりわけ、復讐に焦点を当て過ぎている点など違いを感じる。もともとこの枠のドラマは、原作云々の前に、演技を誇張したり、ストーリーを派手にすることが多い。そこは割愛して観る必要があるが、テカテカ筋肉でアホ丸出しなアストロズは流石に違うだろうと思ってしまう。が、まあ大泉洋の為にも最後まで見届けようかな。
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ドラマも見てるので、大泉洋さんらが頭の中を駆け巡る!あっという間に読み終わり、いつも通り読後感めっちゃスッキリ!仕事のストレス解消に最高の一冊。
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ルーズヴェルト・ゲームは企業の野球チームのお話だったが、こちらはややチームの育成に寄ったお話。ある程度の実力があるチームで、コストカットが求められる企業でいかに大事な存在になっていくか。または大事な存在だと周りが気付いていくのか。地元密着、子供チームの創設、ボランティア、独自の集客…。現実では苦労するところだが、作中ではこのあたりも成功している。キモは企業内の陰謀で、それ如何によってはチームの存続もからむ。いろんなものが終盤で一気に解決する。普段の池井戸節で安心して読めるのはもちろんだが、もうひとひねりほしいのは、欲張りか。
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池井戸さんの本は今までいくつか読んであったが、ラグビーという題材でも本が書けるのかと驚いた。
そして、これまで読んだ池井戸さんの本の中で一番といっていいほどにのめりこめた。
経営戦略室から横浜工場へ左遷された君島が、トキワ自動車のラグビー部・アストロズのゼネラルマネージャーになる。
ラグビー部は弱く、年間16億円もかかかり、毎年赤字。君島はアストロズのために、強くすること・赤字を回復することに奮闘する。
ただのラグビー部の復活小説とは異なり、池井戸さんらしい会社経営や資金の確保、上司とのやりとりがある。そこがさらに面白くする。
私は7人制ラグビーの方が好きだが、ラグビーの試合も見に行きたくなった。
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早々に読了!
「ラグビー?」と思ったけど、やっぱりいつもの池井戸潤だった。最高!
久しぶりに「やられたらやり返す、倍返しだぁ!」の半沢直樹節もあって気持ちよかった。(半沢直樹は登場しません。爆笑)
細かい書評はのちほど。
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お決まりの立て直しとその成功までの過程を描く池井戸節爆裂の新作。今度はフットボール。下町ロケットはこれでもか、これでもかと逆風がふいていたが これは1,2回ぐらい? ちょっとどんでん返しなどが弱いように思えたが、まあテレビの原作としてはまあまあですね。
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ドラマ化されるということで購入。
ラグビーチームの再建ということですが、ラグビーの試合模様は、重要となる試合ぐらいで、他は詳細には語らず、ハイライトのように綴っています。
ラグビー知識のほとんどない自分にとっては、試合の模様は雰囲気で汲み取りました。映像ありきの小説かなと思いました。所々、詳細に語らずにハイライトでスルーされているところもありました。のびしろが多く見受けられましたので、ドラマ化されるということで、ぜひその部分も見たいなと思いました。
内容の構成としては、3部構成となっています。主にラグビーチームの再建ですが、他にもある事件を発端になぜ主人公が左遷させられたのかなども織り交ぜながら物語は進行しています。
池井戸作品ということですが、銀行員は登場せず、主に経営という視点からラグビーについて書いています。半沢直樹のような爽快感があるというわけではありませんが、清々しい読後感はありました。また、半沢直樹と同様に目の前のことに奔走している姿には、勉強させられました。その分野に不得意でも持ち前の得意な分野を駆使して、仕事に打ち込むということには、参考になりました。続編があってもおかしくない作りで、ちょっと楽しみかなと思いました。
ついついどうなっていくんだろうと興味をそそられましたし、あっという間に読みふけってしまいました。それだけ池井戸さんの文章には、引き込まれる要素が満載でした。
読んでいて、ふと思ったことはジャパネットの高田元社長のサッカー事業や日大のアメフトでした。それに関連することが書かれていて、より身近に感じました。
また所々、仕事に対する取り組み方の言葉・アドバイスが散りばめていて、ラグビーに限らず、ビジネスマンには言葉に響くのではないかと思います。
単純に面白いだけでなく、ラグビーの裏事情を垣間見れたり、統計や分析など経営のことにも参考になったりするので、おすすめです。ただ、様々なことが詳細に書かれておらず、表面的にしか描いていない部分が多くあったので、星4つかなと思いました。
余談ですが、ドラマ化されるということで、これを書いている現在は大泉洋さんと上川隆也さんしか発表されていないので、他の人は勝手に想像しながら、読んでいました。
例えば、主人公の元上司には高橋克典さん、ラグビーチームの監督には、ケンドーコバヤシさんかなと思いました。
他にも中川家礼二さんもどこかキャスティングして欲しいなと思いました。
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いつもの池井戸節です。
実力も人望もあるのに逆境に立たされた主人公が周りと力を合わせて社内の悪を倒す。
ちょうど今年の秋に、ラグビーワールドカップ日本大会が開催されるので、ドラマ開始のタイミングとしてはベストだが、この内容でワンクール持つのかね。
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スポーツを知らなくても経営のプロなら乗り越えられるのか。問題発見と問題解決ができる。そこに意思も加われば熱くなること必須です。企業スポーツの一面を教えてくれる。
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本社から左遷された君嶋がラグビーチームのGMに就任。赤字体質のラグビーに疑問と感じる。旧態としている日本蹴球協会へ改革を呼びかけるが中々動かない。ラグビーに無知だった君嶋がファンの獲得、本社への大変な予算均衡、紆余曲折を超えて
ラグビーの魅力をみんなに伝えるという、ルーズヴェルト・ゲームに似た感はあるがとても熱く良い本だと思いました。
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いつもの池井戸作品と同じで、面白く一気に読めました。
でも、イマイチ、悪役の嫌らしさが薄かったかな〜⁇
ドラマ化の配役を見ながら読み進めましたが、君島にもう少し強さが欲しいような…。大泉洋の演技力に期待しましょう。
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著者にしてはあっさりしたストーリーだけど
ラグビー好きにはたまらない内容。
ドラマでどれだけラグビーの熱気とスタジアムの雰囲気が
出せるのか疑問。まあとりあえず最初は見てみる。