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2019/07/14予約
とても複雑、あまりありえない状況だけど、それほど無理のない設定の話。
カフェオーナーが殺された、その事件から数々の事件が繋がり、もつれもつれをほどいていくと…
一番気がかりだったのは、身代わりとしての人生を強いられた萌奈。
親として、そんなこと、自分なら言わないけど。
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内容紹介 (Amazonより)
東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。
「死んだ人のことなんか知らない。
あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」
ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。
どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。
閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。
捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。
災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。
容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。
加賀恭一郎の従弟・松宮脩平がメインの家族にまつわるお話です。
読み終えて なんだか先の読めないストーリーだったなぁと思いました。伏線が散りばめられていて どうなるんだろうと思いながらずっと読み続けていました。
多由子が妊娠したと綿貫に打ち明けた時は良かったなぁと涙が出たんですが 次のページをめくったとたん嘘だと撤回したのでちょっと驚きました。
けれど綿貫が喜ぶ顔を見たかったんですね。
阿部寛さんと溝端淳平さんの映像化が観たいです♪
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読み始めたら一気に読み終えてしまった。
様々な人の気持ちが交差していた。
子供を持つことが全ての幸せではないのかもしれないけれども
親にしかわからないことはあるんだろうな
終盤あまりなか入り込んでしまい少々疲れてしまった。
でも日本のどこかにこんな風に心を痛めて過ごしている人いるのかもしれない
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加賀恭一郎シリーズ??
と思いきや、加賀さんの従兄弟、松宮脩平にスポットが当てられていて、とても新鮮だった。(もちろん、加賀さんも登場!)
どのような形ならば、「家族」と言えるのか。
家族の形が多様化する現代において、きっと様々な人が問うていることではないかと思う。
血の繋がり、共に暮らすこと、多くの時間を共有すること。。。出てくる答えはきっと人それぞれだろうし、きっとどれも間違っていない。
本作では、出てくる人たちがそれぞれ、理想と現実の家族の形に思い悩んだり、もがいたりしている。
先はよめる部分が多いが、人と人とのすれ違いにやきもきしたり、人が人を思いやる様子に心あたたまったりする。
「家族」、自分だけのことではないので、形が思い通りにならないことも、関係が思い通りにならないことも少なくないが、だからこそ、時間をかけて、言葉を尽くして、分かりあおう、共に乗り越えようとするのではないか、と考えた。
結婚を機に遠くになってしまった実家にいる家族とも、近くにいることができる旦那とも、見えないけれど、きっと太い太い糸で繋がっている。今後も大切にしたいと思った。
そして、やっぱり東野圭吾作品は最高!
これから、松宮シリーズが始まるのかな?
この作品も、是非、映画化してほしいなぁーと、期待が止まらない、大満足の最新作でした。
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途中まで「新参者」シリーズというか、加賀恭一郎シリーズだと気付かせないところが最初の仕掛けでしょうか。本作では加賀恭一郎も重要な役どころとして出てくるものの、主人公その従兄弟の若き刑事。新潟の地震で子ども2人を一度に無くした夫婦の話しから始まり、とある殺人事件を主軸としながらも、主人公を含めたいくつかの家族の事情が交錯して謎が解き明かされていく。終盤、ちょっと蛇足かなと思うところもあったけど、この展開はさすが東野圭吾。はい映画化決定!という感じかな。最近、東野圭吾はこういう家族をテーマに盛り込んだ作品が多くなってきたような気もする。
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運命的な繋がりは奇跡かもしれないが、それを本人たちはどう理解していくか、どう望んでいくのか、絆を問う。
プロローグからの事件への繋がりはさすがで、読み応え十分!
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東野さんらしい物語。
取り違えという設定はちょっと重すぎ、現実味が…
加賀さん久しぶりに出てきて(読んで)前の話忘れてるー
また読みたい。と思った。
お父さんとの話とか松宮の話とか…
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加賀恭一郎のスピンオフということで期待膨らませ、あっという間に読み終えてしまった。
プロローグからグッと心を掴まれた。
ある殺人事件を担当することになった松宮は、上司である加賀の従兄弟。
この松宮を中心として捜査は進んでいくが‥自分自身の出生の秘密も‥
バラバラなピースがラストには次々とはまっていく。
さすがの一言!
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さすがと言わざるを得ない。
ミステリー要素よりは、その奥に潜む人間ドラマが色濃く、だけど、謎がほんのり匂ってくること、圧倒的に読みやすいこと、そして憎い演出があること。
挙げればキリがないほど、文学体験が凄まじい。
テーマ性も強く、心に染みる。
どの登場人物もキャラが立っていて、すべての人に感情移入してしまう没入感。
気付いたら涙が滲んでしまう作品。
東野圭吾さんは日本の宝でしかない。
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2019年38冊目。想定外の登場人物にテンションが上がる。これは加賀シリーズのスピンオフってことでいいのかな。絆が生み出す喜びと悲劇に感情の振れ幅がすごいことになるけど、それでも松宮の成長と、ほつれかけた希望の糸が再び結ばれていく姿に感動が止まらない。
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加賀恭一郎シリーズだったのかな?
あえて避けてる(というか、後で全部まとめて読むつもりの)シリーズなので、ちょっと戸惑った。
松宮刑事の話だから、ちょっと違うって事にしておこう。
面白かった。
らしい感じというか。。
複雑な話だったけど、さらっと読めたし、どんどん引き込まれる感じで良かった。
読後感も良好。
***
「死んだ人のことなんか知らない。
あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」
ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。
どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。
閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。
捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。
災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。
容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。
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最近著者の作品には、子供がらみの物が多い。この本の事件も三つの家庭における子供を巡る事象から起こったものである。事件を捜査している警視庁捜査一課の加賀警部補のいとこ、松宮刑事にも、この捜査中に自身の出生にまつわる、驚きの事実に直面するが、それよりもやはり自由が丘のカフェ女店主刺殺事件における三組の家族が、徐々に繋がっていく過程と、真相に辿り着いていく松宮刑事の捜査状況が上手くできている。夫婦や親子の絆を考えさせられる話であった。
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テーマといい、ひとつひとつパズルのピースがはまっていく感じといい、希望の持てるキレイな終わり方といい、東野ワールド全開。
こんな事あるかーい!とも思うけど、実際あり得ないことが起こるのも現実だから。
でも私だったら 娘にともしびノート見られるの絶対イヤだな。
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血の繋がりをパラレルワールドで繋いでいく。最初から最後まで飽きさせない。著者らしいとても読みごたえのある作品。
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厳密には加賀シリーズではないのだろうが、
再び加賀さんが登場するとは何とも嬉しい誤算だった。
事件の犯人探しよりも、その背景にあるそれぞれの事情に重きを置いた作品。
家族の在り方を中心に、不妊治療やLGBTなど、色々な要素が盛り込まれている。
人間関係がなかなか複雑な為、一気に読んで正解だった。
これから松宮シリーズとして、加賀さんがちょくちょく登場してくれたら嬉しいなぁ〜。