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荻上チキさんの文章と、ヨシタケシンスケさんのお話、両方にふれられる超ぜいたくなエッセイ集です。
まじめで真剣なんだけれども、くすっと笑えるところもあって。
疲れちゃったなーという時にも、手に取りやすくて、ほっとする一冊です。
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荻上チキ初のエッセイ集でしょうかね。母との関係性やいじめられていた子ども時代など、ラジオで聞いたことのある内容もあれば、初めて知ることも結構ありました。常に冷静かつ、論理的な荻上さんが、鬱病に苦しんでいたり、思うように言葉が出ず、悔しがっていたりする。
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ふむふむふむ、と読んだ。
著者のエッセイと、
その内容を独自の眼鏡でみたイラスト、
絶妙な組み合わせだった。
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エッセイよりはヨシタケシンスケのイラストに興味を持って読みました。
でもエッセイも共感したり、なるほどと思ったりして面白かったです。
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荻生チキさんはサンデーモーニング
で見たことがあるくらい。
こんな風に生きてきた人なのかと知り
自分の中では好感度があがった。
共感できる部分が結構あったから。
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どれもおおむね賛同できる意見だが、新しい発見はなく少し退屈だった。
当事者として鬱のこともここまできちんと書けるならば、当事者として不倫のことも省かず書いて欲しかった。
LGBTや結婚差別、難民のことなども、眼差しは温かいだけに、かえって入り口でわかった気になってしまう人が多いことも危惧する。
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私が好きなラジオ番組「荻上チキ Session-22」のパーソナリティである評論家荻上チキ氏のエッセイ集。
内容は雑誌「暮らしの手帖」に掲載されていたものを集めたものとのこと。
挿絵を担当されたヨシタケシンスケさんの絵も印象的な本である。
世間の固定観念に対してそれでいいのか、世界はそれだけではないと問いかけるような本である。
一番印象に残っているのは、「ガラスの天井」という言葉から、荻上氏の母親が語る話のところ。
女には教育は不要とか、女だからといろんなものが阻まれる時代の感覚は次の世代には味わってほしくない。
私は男であるが、共感する。
このほか、誰かを傷つけたり息苦しくしたりすることが一言も書かれておらず、できる限りそれを排除して行きたいと考える著者の考えに頷くところが多い。
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この本が好きな理由は、著者のチキさんが過去の辛かった経験も踏まえながらいまの世の中を捉えていて、共感できるところが多かったからな気がします。弱さを知っている人の言葉は力強い。
今の社会を、自分の経験を、身の回りに起こったことを、チキさんの「メガネ」を通じてみると、こういう見方もあるんじゃない?と提案されているような内容。ヨシタケシンスケさんの挿絵もさすがです。良い感じに文を緩めて、かつユーモアをもって理解を促してくれています。
ちょうど子育てしているタイミングなのも刺さった理由の一つかもしれません。子どもには広い世界があると知って欲しい。差別や分断、呪いの言葉はなぜ悪なのか知って欲しい。
わたしは普通に生活を送ってると、だんだんと世間にはびこる小さな悪を無意識にたいしたことないと思考停止しがちなので、こういう本でしゃきっとさせないとなぁ〜なんて思うのです。
読みやすいよ。
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69)ガラスの天井を打ち破ろう
2016アメリカ大統領選民主党代表候補ヒラリークリントン
同じ社会にいながら男と女では社会的な処遇が異なる。たとえ高成績であっても女だからという理由で進学を断念せざるを得なかった人はたくさんいる。同期で男女が入社し同じような業績をあげても女の方がなぜか昇進できない。女が社会に飛び出していこうとする時女だからという言葉や偏見が見えない壁となって個人に立ちはだかってきた。女の社会進出、成長、昇進を阻む見えない抑圧の力。
145)慰安婦問題について抗議するのは帝国主義、植民地主義を批判したいからであり日本そのものを批判したい為ではない。そもそも慰安婦制度は軍事的理由によって女性の人権を蔑ろにしたものであり今なお政治的な合意という形をとる事によって同じ構造が繰り返されていることを問題視している。だからこそ日本政府だけでなく合意を行った朴槿恵政権やそれを後押しした米国政府に対しても反対の声を上げている。
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表紙のヨシタケシンスケさんのイラストとタイトルに惹かれて手に取った。
萩上チキさんの本はたぶん初めて読んだけど、たしかにタイトルのとおり、違うめがね(視点)を手に入れて、息がしやすくなる感じ。
とくにp165からの「いたるところに教材あり」の技術部の話はなんだかワクワクしたし、p177からの「生きづらさを取り除け」のライフストーリーの語り直しの必要性の話にはぐっときた。
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エッセイ。挿絵。
ディズニー。LGBT。うつ。トイレ。難民。アルバイト。
教育。大学。就職。ラジオ。電話。依存。いじめ。
アウシュビッツ。慰安婦。DMZ。タクシー。
部活動。ゲーム。子育て。旅行。ヨルダン。ポーランド。韓国。
『暮しの手帖』連載。
多様萌えのチキさん。乗り物に酔いやすいチキさん。
呪いの言葉から解き放たれるには考え方を変えてみる。
いつからだって重荷は捨てて許される。
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荻上チキさんの優しい文体と
ヨシタケシンスケさんのクスリと笑えるイラスト。
内容は息苦しさ、生きづらさ
その正体は?
無意識のうちに人にかけさせられたメガネなのかもしれない。
ふっと肩の力が抜ける読後感。
「みらいめがね それでは息がつまるので」
荻上チキ / ヨシタケシンスケ
#荻上チキ #ヨシタケシンスケ #本 #BOOK #文学 #小説
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落ち着いたトーンで話すチキさんの語り口を感じる良書。
ただ、あたしには眩しすぎた。
読みきれなかった。
でも、たくさんの人の、ある一つの道標となる本なのかもとは思う。ごめん。
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荻上チキの、エッセイ?あの絵本の人と?
いつも切れ味鋭い分析をしているけど、かなり自己開示をしており、私生活は本当に大変そうだし、変な言い方だけど、人間なんだ、となる。問題意識などもすごく共感でき、まだまだ読みたくなる。
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自分がかけているメガネはどんなメガネだろう?
立ち読みで、ヨシタケシンスケさんのあとがきを読んで購入。
チキさんの取材スタンス、生き方のスタンスに触れられた。
マネはできないけど、世界を見る方法の一つとして加えられそう。
ヨシタケシンスケさんの独特の視点からの挿絵が楽しい。