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がんから始まる生き方 みんなのレビュー
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電子書籍
「癌」と診断された際の参考に
2020/12/02 23:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KazT - この投稿者のレビュー一覧を見る
癌にかかった柏木さんが養老氏に相談し、東大の中川医師が相談を受け、専門医に任せて治療が行われ、無事成功したという体験を3人がそれぞれの視点から語ります。
本書の最後に、主治医の方の客観的な解説が書かれており柏木氏の癌「多発性骨髄腫」がどのような病気で、診断方法や治療方法がよくわかります。この解説を読んでから柏木氏の話を読むと、医学の素人が「癌」と聞いてあたふたオロオロして、最初にかかった病院と医師のことを信頼できなくなる状況は怖いなと感じます。
本書では、柏木氏と中川医師が最初にかかった病院と医師ががんを見逃しそうになったことをかなり批判的に描いてますが、最後に客観的な解説を入れることでバランスをうまくとっているように感じます。養老氏はさすがに中立的な立場で語っているなと感じます。
読む人によってさまざま捉え方ができ、意見の分かれる本だと思いますが、「癌」と診断された際の参考にはなると思います。
紙の本
がんからの開き直り
2019/09/01 08:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つ目の病院で逆流性食道炎と診断され数ヶ月通院。処方薬を飲み続けるも改善どころか症状は酷くなるばかり。蕎麦屋で蕎麦が喉を通らず店内で吐き戻した後、その病院の医者に紹介状を書いて貰い別の病院へ。そこででた診断結果は食道癌、ステージ3まで進行していた…とこの本の著者に似た事を実際に体験。私が入院した病院でも担当医は7人のチーム体制で、「このチームに任せて」の一言で救われた。8時間の手術を受け3週間の入院生活と退院後の1カ月の自宅療養を経て職場復帰。この間、摘出部位の生検でリンパ節経由で胃への転移がわかり抗がん剤治療を開始。下痢や吐き気や倦怠等の副作用に振り回されながらも現在に至る。医者からは3年後の生存率30%と言われ、がん細胞を押さえるために抗がん剤やりましょう、と。動けるのだからその範囲で出来る事はやろうと職場や家庭でも動き続け、周りからの哀れみの目線が申し訳ないから冗談で受け流し、先の事を考えてもしょうがないから今の積み重ねが先に繋がると誤魔化し、いわばダメ元の開き直り。この本のカバー帯にある惹句「病を得て、人は成熟する」なんて格好良いもんじゃない。でも、「病気は個人的ではなく社会的」という養老先生の言葉には納得。柏木先生の体験談には同じ様な思いをされた人への共感を、中川先生には医者からみた患者や病院現場を垣間見ることができ、1冊で3つの視点を見られ考えるきっかけを与えてくれる本でした。
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