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[墨田区図書館]
「かぎ針で布編み。―裂き編みで作るアクセサリー、バッグetc. (セレクトBOOKS)」で"布裂き編み"のジャンルを知って探したうちの一冊。
https://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4072796573
■主なカギ針&布■
この本では、2号レース針、5,7,8,10号などを使用。布幅は主に1.5cm以下で作っている。裂きやすいのは綿素材の布。
"裂いて編む"というのは、余り布の活用に困っていた私にとって新たなジャンルで、「これならうまくすれば使えるのかも??」と新たな光明を投げかけてくれた。この本はA5横と小さく、アクセサリーの提示としては手のひらサイズでピッタリ。
ただ最初に作品集、その後基本の作り方を説明したあとは、その小さな半ページでのイラスト&文字での作り方説明だけなので、ある程度手芸に慣れていたり、「こうしたい」などのセンスのある人でないと、、、、私にはちょっと手順書としては使いづらいかも。まぁ確かにこの手のものは布の質感や色一つで全く同じデザインでも雰囲気変わるし、逆にピッタリその通りでなくても、というか、その通りになりづらい作品たちではあるものの、自他ともにセンスがないと思われる私には、「写真お手本」がもう少しある方が嬉しい。
それでも、P.34に裂き編みに使った布を掲示し、P.36&37にて裂き布の作り方を丁寧に示しているので、続く~P.43までをしっかりと読めば(編み物経験やセンスのある人は読まなくても)分かるはず。特に結ぶのでも縫い合わせるのでもなく、比較的薄い布を1.5cm巾と細目に裂く手法だからもあるだろうけれど、ジグザグに裂き進めて折り返し部分の角を切り落とすことで、長い一続きの1本の布にするのは、気に入った!
"編む"とあるけれど巻いて貼ったりなどの出来が作りに左右される(その通りにつくってもきっとその通りに仕上がりづらい)"アクセサリー"なので、この本自体で読み作り進めることはさほどないかと思うけれど、それでも作品の雰囲気はいいので、何かの節に思い出して見返してみたい「作品集」の本かな。