紙の本
橘氏の本を読んだことがない人なら
2019/07/27 07:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
橘氏の本を読んだことがない人なら、この本を読んでみると良いだろう。
橘氏の独自の視点に驚くかもしれないからである。
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作品事実VS本能 目を背けたいファクトにも理由があるー本書の大半は2016~19年に週刊プレイボーイに連載していたコラムに加筆し、整理されたものです。
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日本は「先進国のふりをした前近代的な身分制社会」という著者。
その前近代的さは、政府や役所や大企業だけじゃなく大手メディアから教育界から
全てが共犯関係で日本社会を覆っているという主張(ざっくりね)
まあ、だったらそうじゃない社会が世界の何処かにあるのかね?とも思うが、
一つ一つの事例に関しては「まあ確かにね」と納得してしまいそうになる。
でもさ、これ等全てを変革するなら民主主義じゃ無理なんじゃない?とも思ってしまう。まさに不都合な真実だな。
作品紹介・あらすじ
年金問題の本質は? 教育無償化は正しい? 日本人は本当に右傾化している?
人気作家・橘玲が、複雑で残酷な現代社会のタブーに次々とメスを入れる。
人々の目を曇らせる「本能」の向こう側にある「事実(ファクト)」にたどり着くための必読書!
●ポピュリズムは「知識社会への反乱」なのか?
・日本人の5人に1人しか文章を正しく理解できない
・先進国の平均よりはるかに低い日本人のITリテラシー
・「偏差値60」を平均とする社会
・1%と99%の「知能の格差」
●ニッポンの「言ってはいけない」こと
・統計の基本を知らない「専門家」が虐待を解決できる?
・死刑はほんとうに「極刑」なのか
・喫煙は医療費を削減するから社会の役に立つ?
・「男女を平等に扱わないこと」は差別なのか
・「高等教育の無償化」は教育関係者への巨額の補助金
・過労死自殺はなぜなくならない?
・日本が核武装すれば沖縄問題は解決する?
●私たちのやっかいな習性
・恋愛やビジネスに成功するカンタンな方法
・ゴマはすればするほど得をする
・「いじめ防止対策」すればいじめが増える?
・高齢者に偏見をもつと早死にする?
・テロ事件の犯人に共通するのは「若い男」
●右傾化とアイデンティティ
・靖国神社の宮司が「反天皇」になった理由
・天皇の“人権"より伝統を優先する保守主義者
・自民党はリベラル、共産党は保守
・野党の絶望的な退潮
・「ヤフコメ民」を分類すると……
(本書より抜粋)
(出版社からのコメント)
この残酷な知識社会を生き抜くためには、「本能」の壁を乗り越えて「事実(ファクト)」に目を向けなければならない。最新知見から明らかになる現代ニッポンの姿とは? 異色の社会評論!
(著者について)
橘玲(たちばな・あきら)
作家。1959年生まれ。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎、累計30万部超)、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書、50万部超)などベストセラー著作多数。近著に『もっと言ってはいけない』(新潮新書)、『働き方2.0vs4.0』など。
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橘さんの著書「言ってはいけない」と同様、統計的事実と、多くの人が感覚として思っていることのギャップに気づかせてくれる書籍。
本書の帯には、「残酷な知識社会を生き抜く「正しい地図」を手に入れよう!」とあり、箇条書きでいくつか紹介されている。
・日本人の5人に1人しか文書を正しく理解できない
・1%と99%の「知能の格差」
・死刑はほんとうに「極刑」なのか
・喫煙は医療費を削減するから社会の役に立つ?
等
興味をそそる見出しが並ぶ。
事実を確認する癖を身に着けないと、誰かの煽動に踊らされて間違った判断をしか寝ないなぁと改めて感じた。世間、マスコミ、ネットで言われていることは、本当なのだろうか?を問い続けること。
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最初の(言ってはいけない)がインパクトありすぎでした。それから、だんだんと、質が下がったような、、、
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①人々はいかに思い込みで生活しているか
②ニュースを読み解くのにあたって、様々な情報にアンテナを張り、関心をもつこと
本書を読んだ感想としては以上の2点。
①に関しては、例えば、自民党は右だと終われているが、実は左。
②に関しては、週間プレイボーイに連載されていただけにあって、最近のニュースをわかりやすく読み解いている。
この著者は何者なのか気になる。
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「FACTFULLNESS」と主張は同じ本だが、まあ大分スケールは小さい。いつもの橘節だが、プレイボーイ連載ということもあるのか何か中途半端な印象。
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最近の彼の本は、以前よりも更に刺激的で面白い見方をする。この本でも、日本ではタブーとされている慣習を鋭く切り込んでいいて、著者の言いたいことは判るけれど、日本人は他の人と違う見方をしたがらない。できるだけ世間ずれしたくないという意識がある。事実とは解っていても、そう思いたくないこともある。当たり障りなく周りに配慮することが重要なのだ。この本には、多くのデータを並べているが、それは著者が選択したデータであって、事実かどうかは判らない。確かに面白かったけれど、この本を鵜呑みにするのはどうかなと思った。
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「上級国民/下級国民」がなかなか衝撃的で同じ著者だったので思わず読んでみたけど...
あるある!な共感は0じゃなかったけど、嫌韓・嫌中ネタが延々語られており、そういう方面にあまり興味がない人には読んでいて「時間勿体無い!?」感に駆られる...
上記興味がある人以外にはオススメはしない
本屋さんで見かけて
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PIAACのデータが示すのは、「話せば分かる」「読んでもらえば分かる」というのはそもそも幻想ではないかという深刻な懸念です
父親は自分の子供をかわいがり、血のつながらない連れ子を疎ましく思う。進化論的には、ヒトは自分の遺伝子をもっとも効率的に残すようプログラムされている
家庭のルールが友達の掟と対立した場合、子どもが親のいうことはきくことは絶対にない
沖縄の民意は大切で、韓国の民意はどうでもいいというのは外国人差別ではないか
日本社会のいちばんの問題は、会社にも官庁にもまともな専門家がおらず、仕事は苦役と考える素人が適当なつじつまあわせをやっていることです
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ネットや雑誌に書いたコラムを集めたもの。
割と一貫性がある。
新しい記事が中心なので、既視感バッチリ
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あらゆる事件・事象の背景を、別出典から引用した理論や定説と結びつけただけの薄い内容。もとは週刊プレイボーイの連載コラムなので、記憶に新しい事件を扱ってキャッチーに仕立て上げているなという印象。
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面白い本を書くので注目している作家の一人ですが・・
冒頭の、文章の読解力が弱いという事実にまず衝撃を受ける。
本書は、週刊プレイボーイでの連載を1冊にまとめたものなので、以下のように様々な問題が扱われています。
・マスコミお得意のダブルスタンダードの例、LGBTでは社会的権利でもありそもそも性癖は矯正できないのに「子育てに問題がある」と無茶を言う。(P71)
・友達集団の掟と対立しない家庭のルールは子供は受け入れる。(P73)
・また、死刑についても俎上に載せられていますが、案の定、被害者家族目線からの考察は皆無でした。とはいえ、イスラム過激派組織のISに入りたい若者は暴力や性欲が無制限に満たされるからという考察は目からうろこでした。(P81)
・差別発言とは合理的に説明できない主張のこと(P94)というのはその通りなのかもしれませんが、合理的かどうかは受け取る側の価値判断も加味されるため、完全な定義とはなっていません。
・子宮頸がんワクチン問題の真実(P99)も衝撃的です。
・4歳の子供にマシュマロを与え、15分我慢できればもう1個手に入るという状況下で、我慢できた子は全体の三分の一で、追跡調査では社会的成功者も多かったという事実。(P127)我慢できる子に育てましょう!
・徴用工判決で韓国の民意をなぜ無視するのかという問題(P134)では、いきなり沖縄問題との比較が出てくるのですが、両国での民意が形成されている環境(状況)を無視した暴論だと思いました。反日教育が当たり前な韓国での民意とは、やはり「反日無罪」という価値観が幅を利かせているものであり、日本の歴史教科書は逆に贖罪意識を前面に出した編集がされている差を考えれば、民意と言えども同じ前提で論じるのには無理があります。
・暴論その2。不倫騒動を見て賢い独身女性が考えるのは「結婚して子供を産むとロクなことはない」、だから日本で少子高齢化が進む理由がよくわかる(P162)のだそうですが、結婚と子供の問題はまた別でしょう。
・記者クラブという制度は権力とメディアの癒着が疑われる(P178)のに、大手メディアはこの既得権にしがみつきたがる。
・省庁幹部による文書の隠蔽や改ざんは、人事権を持っている政権への媚である(P185)という実態が、安倍政権下でますます顕在化してきて歯止めが効きません。
・また統計不正の多くは専門性の欠如からくるものなので、英国の国家統計局のような議会直属の独立機関に統合し、外部から専門家を雇いデータを公開すれば解決できる。(P196)
内容が玉石混交なのは、週刊誌での連載という限られたページでの説明不足という背景もあるのかもしれませんね。
以下は、本書の紹介文です。
年金問題の本質は? 教育無償化は正しい? 日本人は本当に右傾化している?
人気作家・橘玲が、複雑で残酷な現代社会のタブーに次々とメスを入れる。
人々の目を曇らせる「本能」の向こう側にある「事実(ファクト)」にたどり着くための必読書!
●ポピュリズムは「知識社会への反乱」なのか?
・日本人の5人に1人しか文章を正しく理解できない
・先進国の平均よりはるかに低い日本人��ITリテラシー
・「偏差値60」を平均とする社会
・1%と99%の「知能の格差」
●ニッポンの「言ってはいけない」こと
・統計の基本を知らない「専門家」が虐待を解決できる?
・死刑はほんとうに「極刑」なのか
・喫煙は医療費を削減するから社会の役に立つ?
・「男女を平等に扱わないこと」は差別なのか
・「高等教育の無償化」は教育関係者への巨額の補助金
・過労死自殺はなぜなくならない?
・日本が核武装すれば沖縄問題は解決する?
●私たちのやっかいな習性
・恋愛やビジネスに成功するカンタンな方法
・ゴマはすればするほど得をする
・「いじめ防止対策」すればいじめが増える?
・高齢者に偏見をもつと早死にする?
・テロ事件の犯人に共通するのは「若い男」
●右傾化とアイデンティティ
・靖国神社の宮司が「反天皇」になった理由
・天皇の“人権"より伝統を優先する保守主義者
・自民党はリベラル、共産党は保守
・野党の絶望的な退潮
・「ヤフコメ民」を分類すると……
(出版社からのコメント)
この残酷な知識社会を生き抜くためには、「本能」の壁を乗り越えて「事実(ファクト)」に目を向けなければならない。最新知見から明らかになる現代ニッポンの姿とは? 異色の社会評論!
(著者について)
橘玲(たちばな・あきら)
作家。1959年生まれ。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎、累計30万部超)、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書、50万部超)などベストセラー著作多数。近著に『もっと言ってはいけない』(新潮新書)、『働き方2.0vs4.0』など。
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ポピュリズムは知識社会への反乱!多くが思っているのに言ってはいけないこと、ついついやってしまう愚かな習性、かわいそうなアイデンティティの持ち主たち…。エビデンスとそれを元にしたした明快な論理で不愉快なファクトを訴える。
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元アメリカ副大統領のアル・ゴアさんの映画タイトルではありませんが、世の中には”不都合な真実”があってマスメディアにも取り上げられないので偏った断片的な情報しか視聴者に届かない事がありますね。。。当書籍では最近結審した検
”相模原障害者施設殺傷事件”他、”ひきこもり”、”ネトウヨ”等テレビやネットで取り上げられた事の内、あまり報道されていない事についても書かれており、色々と考えさせられました。先日、アップさせて頂きましたハンス・ロスリングさん著の"FACTFULNESS"も併せて読んでみて下さい♪