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さすが高木彬光
2021/01/30 01:11
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
うまいと思う。坂口安吾の、数々の伏線をここまでまとめたのは……。残念なのは、ネタバレになるからかけないけど、伏線の消化不良つまり、伏線をラストにつなげきれていない点が数点。それを最後に種明かししてほしかった……
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未完のまま坂口安吾が亡くなり、高木彬光が引き継いで完結させた長編。
果たしてこの結末が、坂口安吾が考えていたものと何処まで違っているのかは、最早、知る術がない。しかし1本のミステリ長編としてはかなり面白いと思う。完結編の著者に高木彬光が指名されたのも、あの当時としてはベストな人選だったのではないか。
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途絶作を高木彬光が引き継いだ作品で期待はあったが、自分の評価としては上記の通りだ。
復員した安彦が登場し何ともおどおどしく雰囲気はある。
しかし結末としては何となくスッキリしない。
ちょっとした感心する物が解明の部分に無かったのだろうと思う。
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坂口安吾の未完作品を高木彬光が完成させた作品。
ミレニアムも途中で作者が変わるという荒業でまだ続いてるがあっちは翻訳ものなので正直あまり作者が変わることが気にならなかった。
が、日本語となると俄然気になる。
たしかに文体は安吾よりな感じだったけど、全体的に受ける印象はやはり高木彬光の文章で安吾よりは若干考えながら読んでいかなければいけない感じ。情景などから「感じる」という体感が少ない気がする。
なので、最初からそういうつもりで読めばもう少し純粋に楽しめたかもしれないけどなんだか最後は間違い探しをする感覚に陥ってしまいました。
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坂口安吾の未完作品を高木彬光が完成させたもの。
こういうのは初めて読んだので、どうなるのかドキドキしましたが、途中から作者が変わってる割にはうまいこと終わったのかな?と。
でも坂口安吾ならどんな風に終わらせたのか、終わるつもりだったのか。一応犯人も分かってるのに、返って気になる作品となりました。