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文学部の授業を垣間見た感じ?
自分は数学の教員として答えを教えたり、答えに辿り着くまでの道のりを教えたり、その道のりの見つけ方のヒントを教えたり、といったことをしてるけど、やっぱある程度答えがあるものを教えてる。答えがないものを考えたり、それこそ問いを見つけたり、そういう力が今の高校生にも求められてると思うんやけど、それって急にはなかなか出来なくて、自分も苦手だと感じている。数学の授業を通して時にはそういうことも教えられたらいいなぁと思う。あと教科の授業内だけでなくても。
以下、最も印象的だった文章
鶴見さんは、別の本の中で、「教育とはそもそも自己教育なのだ」と書いています。どんなに優れた先生についても、結局、先生ができるのはアドバイスだけです。逆にいうなら、どんなに素晴らしい先生についても、どんなに素晴らしい知識やアドバイスをもらっても、それを使いこなさなければ何にもなりません。自分に教えてくれる最後の責任者、最後の先生は、自分自身だけです。
いつも、自分の中には、もうひとりの自分がいるような気がします。その、もうひとりの自分は、怠けそうな、世間や社会の常識に流されそうな自分に向かって「そうじゃないよ」「ちゃんと考えなよ」「ほら、この先生の言うことに耳をかたむけて」、そんなふうに、いつも励ましている。そんな、自分の中にいるもうひとりの自分がダメになったら、わたしたちは何もできない。一歩も成長できないでしょう。
自分が基準である、ということは、実は、とても厳しいことなのです。
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いつも自分のなかにもう1人の自分がいて、アドバイスをくれる。でも、その自分がダメになったら一歩も成長できない。
ダメになったとき、それはどういうときか、考えるとぞっとした。
先生は、自分で選ぶ。
子どものと接し方を改めて考えさせられた。
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この本の評価は難しい。おそらく、この教室で、一緒に空間と時間を共有して、声に出して、声を聞いた時に、本当の評価があるんだろうなと感じた(多分、その時は★5なんだろな)
「渋谷109方式」は、いろんなことに通じる話で、よく聞く話の応用なのだけれど、「あ、このことに気づいてなかった」とハッと思わされた。
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この本の中で高橋さんが、ご自身が影響を受けた先生たちについてお話しされている時の、「私の先生すごいでしょう?」という誇らしい感じがとても印象的でした。
また職業上の先生だけでなく、有名無名問わず、さらには亡くなっていたり、本の中だけに出てくる実在しない人物であったり、「先生」という言葉の大らかな捉え方も、この本の空気感を形作っているように感じます。
自分に生き方や考え方のヒントを与えてくれる存在を「先生」とするならば、「より多くの先生に巡り会うこと」は、曖昧で不確かな自分という存在に「少しずつ拠り所となる確かなものを与えてくれる存在に出会うこと」とも言えるんじゃないかと思いました。
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自分から学びに行かないと「先生」達は教えてくれない。
その先生は大抵本の中にいる。
さまざまな学びがありました。
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高橋源一郎さんの名前とタイトルからちょっと借りてみたくなった本。
分量的には割と短時間で読めるが
そんなに慌てて読んではいけない本かもしれない。
高橋さんが実際に授業をしたこの学校は
先日見た「夢みる小学校」という映画に出て来た学校…の高等部。
この学校で学んできた彼らだからこそ、これだけの発言が出て来たのかもしれない。
たった2日なのに、中身は濃い。
究極の質問が投げかけられる。
これができるのはやっぱり高橋さんみたいな人だからかな⁇ともちょっと思った。
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特別授業を元に作られた本。
常識とかに問わられてないでって伝わってきたのと、働いていると結構頭硬くなってきているのかもって読んでいて感じました。
最後の書いてみなよ編は、小説ってこんな感じで書くのか!と思いました。
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ちょうど自分自身は今、絶賛、常識を疑って疑って疑って、時には常識に向かって真っ向から中指立てるような思想も思い、頭がおかしくなっていたので
この本はとても読み応えがあった。
〜常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである〜
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きのくに国際高等専修学校で行なわれた特別授業を再構成したもの。
本の中に先生がいる。多くの先生に自ら訊くことで、もっと訊きたくなることができる。それが学びなのだろう。
答えを知ることよりも考えることは難しい。でも楽しいことだと思っている。
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2章の「私以外の誰かになり切って文章を書いてみましょう」の話が特に印象に残っている。誤字脱字の訂正や評価などはせず、他の人に感想を聞いてみる、そして同じ感想を言ってはいけない、など生徒に促すことで読み手や書き手の緊張感をもたせるアイデアはいいなぁと思った。特に「見られるから一層意識する」というような渋谷109方式は印象深かった。
「大人も子どもも不完全だからお互い寄り添うことが大切」という部分は自分も意識していることだったので、これからも大切にしていこうと勇気をもらった。
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☆自分の気持ち、相手の気持ちを大切にする、
☆分からない、知らないで終わらせない。成長したい。「日々、自分自身に誠実に向き合い、考えるいうことをしつづけるしかないんだ」
☆誰かに届く意志を持ちたい。
なぜ。理由。もやもや。
“私“は1人しかいないから、自分の考え、思った事を大切にしていい。考えも人それぞれ。否定する事はない。自分を大切にすると、相手だけが持ってる感想、と大切に出来そう。
自分の気持ちを大切にしつつ、物をつくる時に
見られる、誰かに届けるっていう気持ちは伝わる。
周りの評価を気にしないのなら自分の評価をしっかり持たないと自己成長しない。
「きのくに子どもの村学園」
存在を初めて知りました。知識って大切。
分からないことに甘えず、探していく。
好きなフレーズ↓
「とんでもない発見をした学者や冒険家、そして芸術家たちは、「絶対にない」といわれたのに、ひとりだけそれを疑って、前へ進んでみてのです」
「父さんはこう考えているよ。それに対して、きみも人間として、考えてみなければならないね。それがどんな粗末な答えであっても、きみ自身が作る答えでなければ意味がないんだよ」
「子どもの人格を尊重する」
「自分自身と自分の経験」
「説明でかないモヤモヤを大事にする」
「どうしても書かなければいけないという気持ちがセンさんにあったからです。」
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Audible。
・本の中に答えを探すというというのは、私はまさにそれ。
・鶴見俊輔さんの著作を読みたいと思った。
・生徒への声掛けについて、その言い方って…と違和感を覚える箇所もあったが文章で読むとまた違った印象になるかも。2023/8/27