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物語としては、先が気になり、一気に読み進めてしまう魅力があった。
さくらが誰であるのか分かった時の驚き。
面白い作品ではあったが、それでも、なぜ復讐が子供の誘拐だったのかな、2億円は大きな痛手にはなるとしても、繁盛してる不動産会社にとって、そこまで大打撃を受けることではないよな、
と思うと、
人のことばかり気をかける優しい人である智士が思いつき、辰司が計画して協力して起こした事件としては、どうしても、何でなんだろう、と言う気持ちが残ってしまった。
ただ、世の中には、法律で裁けないけれど、人として許せないことは沢山あるし、力を持たない弱いものは踏みにじられても仕方ないのかと言う怒りは沢山ある。この小説での不動産会社の存在。そんな存在への怒りは、すごく共感した。
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昭和から平成になる頃に起きた誘拐事件と、平成に起きた元警官の溺死事件。
2部構成のミステリー。ひさびさに一気読み。
おもしろかったー。
話が見えていくにつれてどんどんリンクしていく、こういうの大好き。
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誰一人として感情移入できず。
友情というものを書きたかったんだなぁと冷めた目で読み進める。貫井さんに期待しすぎたかも。
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最後の展開がある程度予想出来たのと、それぞれの登場人物にあまり感情移入出来ないまま読み終わってしまい物足りなく感じた。
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ちょっと期待外れだったかなぁ。
社会を変えるために
誘拐をするっていう発想が
どうしても飲み込めない。
確かにあの時代の地上げ屋は
無茶苦茶だったけど
同じ土俵に立ってしまってはね~。
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悲しい話だな。
亮輔と賢剛の父達の行動には全く共感できなかったけど、息子達の気持ちには共感できた。
大人になってから父達の死の真相を知ったら、ショックが大きいだろうし、今までの人間関係を改めなくてはと思ってもおかしくない。
ましてや間接的とは言え、子供を殺してしまっていたなんて。
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終始重かった。
誰にも感情移入はできないなあ・・
もっと他にやり方はなかったのだろうか。
悲しい。
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一度読みかけていたが、図書館の返却期限が来たので1/3あたりまで読んだところで返却。すぐに予約するが人気殺到らしく、中々順番が回って来ない…。
半年ぶりぐらい(もっとかな?)に借りることが出来たので前回の続きから読み出そうとしたが、あらすじが分からないので一から読み直した。
それだけの値打ちは十分にあった本だった。
地上げで地域の人たちを苦しめた元締めの不動産会社に仕返しをしようというので、あろうことか警備が手薄になる昭和天皇の大喪の礼の日に不動産会社に勤務する社員の子供を誘拐して、その会社に身代金を出さそうという計画を立て、実行する。
ところが運悪く、誘拐した子供のうちの一人が、与えた食事がもとで亡くなってしまうという想定外の出来事が起こる。
亮輔と賢剛という主人公と彼らの父親が物語の中心なのだが、亮輔の父親が殺されたことをきっかけに、物語は前述の誘拐事件を中心に意外な展開を見せる。
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悲しい話。よくできたお話だけど、先が読め過ぎてしまったかな。下町に縁もなく、感情移入もしにくかった。、
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大喪の礼に合わせて誘拐事件。面白い発想だけど何か無理筋。しかも息子が暴く!似たような誘拐ネタ読んだ気がするが、下町舞台で。バブルと天皇の門番時代懐かしむ。
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なかなか重い話だった。
過去の父の物語と、現在の息子の物語、それぞれの親友。
その構成がよかった。
もっと違う結末でいてほしかったと思ってしまうくらい、不運も重なり、なんともせつなくて、悲しい展開。
時代のせいにしてしまえばそれまでだけど、やはり、罪は罪。祈りとは…
色々なとらえ方があって、考えさせられるタイトルだと、読み終わってから強く思った。
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なんで復讐が誘拐事件になるのか?
もっと他の方法はなかったの?
もし誘拐した子供が死ななくてお金が手に入り作戦が成功したら
5人は変わってしまっただろうと思う。
我が子を餓死させた友人の夫のようになったのでは?
お金は人を変える。
我が子を餓死させた友人に同情する気持ちも分からない。
どんな理由であり我が子殺し。
その友人も主人公の父ふたりも自殺してしまって綺麗事にする。
自殺する前に真実を話すべきや。
逃げただけ。
最後の終わり方もモヤモヤした。
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バブル期、現実社会でも色々な問題があったのでしょうね。
人情味が深い下町での出来事なので気持ちは分かるのです。
それだけに読んでいくうちに辛くなりました。
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ちょっと導入でもたついて読むのやめそうになったけど、中盤からはいつもの貫井さんの哀しい伏線を感じさせるテンポに。
貫井さんの本は、なにげに子どもが絡む事件が多くて、それも含めて辛い。
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一言で簡潔にいうと、
『みんな一回地元から離れなさい』
近くて濃すぎる。
もっと広い視野を持ってみたら
あれ?この人よりもっと素敵な人いるな、とか
もっともっと理不尽な目に遭ってたり、
自分じゃどうしようもないことがあるってことに
誰か1人でも気がついてたかもしれない。
これが中学生が起こしたことなら
まぁしょうがないと思うかもしれないけど、
全員大人だからね…
しかも家庭があったりする人もいるからね…
正気かい?と思うよ。
巻き込まれる家族はたまったもんじゃないよ。
仲間を救うって、そういうことなのかな?と思う。
敵討ちはもっとクレバーなやり方しないと
結局みんな不幸になってるじゃんか…。
大体一企業に対する復讐が
何故一個人の社員に向かうのかが意味不明。
せめて狙うなら社長だろうよ。
社員狙って何になる。
そもそものきっかけが全然共感できないから
読み終わっても『うーん…』としか思えなかった。
ただ意外だったのは誰も身代金に手をつけなかったこと。
私はてっきりあの爺さんがネコババしたことによる
仲間割れが勃発すると思ってたわ。
一癖も二癖もあるので、
残された方を黙って殺めるだろうと思ってたし。
本当に孫思いの良い人(?)だったのね…ごめんなさい。