紙の本
一台閨閥図
2019/10/17 06:13
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新書なのに織田家の家臣団の家系図をこれだけ網羅しているのは驚異と言っていい。怪しい系図なども丹念に解説している。まだまだ小人はいるに違いないが小説やドラマなどでは切り捨てられてしまう人物が続々と掲載されている。
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織田信長の親戚と、信長の家臣(尾張・美濃出身を中心に)の家系図をひたすら照会する一冊。
特別学術的な発見があるわけではないが、辞書のような使い方ができるかも。
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信長の家臣は概ね4種類で、
父親の代からの家臣(柴田勝家とか)、それよりも後の家格が低い者(丹羽長秀)、その後の信長が抜擢した者(秀吉とか)、外様(荒木村重とか)になる。
外様は支配地域拡大に連れてのこと。
それ以外は地縁者が多く、実力で抜擢というのは少ない。
その辺が巷間云われていた話と実情が違っていて成程と感じた。
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こだわったのは実力より地縁、というのは、この本を読んでみてもなお腹落ちしなかったが、柴田勝家と丹羽長秀の対比でそういう成立ちもあるのか、とは思った。ただ信長という人は、やはり家臣を機能として見て、使える、使えないが最も重要な判断基準である戦国時代随一の実力主義の人、という定説俗説がこの本を読んでみても一向に覆ったようには見えないので、そこがマイナスポイント。
信長にとっての家臣は、家康は言うまでもなく、秀吉と比べても重要な要素ではなかったのだろう。よって、同著者同種の秀吉本・家康本に比べて面白くはなかった。
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詳しいですね。
一般的な本であれば、端折ってしまう部分まで丁寧に解説してくれています。マニア心を擽りますね♪
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書名から想像していたものと違った読後感。名前の表記は氏・官名・諱で、著者のこだわりを感じる。系図の史料だけでなく、現代の関連本も参照しているのはよいのだが、織田一族に関わる主だった武将の解説に、著者の考えがあまり見えてこなかった。まして、血筋を良く見せるための偽系図が作られている例も多い。できれば現時点で確定している知見だけでまとめてほしかった。