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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の若者は選挙にも、あまり行かないですし、政治に関して無関心な人が多い印象があり、興味深かったです。
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全体的に退屈だったけど心に留めておきたいことは
・若者たちにとって基礎的な生育環境である「消費文化世界を貫く非政治性」が、若者と政治を遠ざけている
これは確かになるほど、でも消費文化と政治性って、本質的に相容れないものでは???深く考えずに広告や報道に釣られる人の方が消費文化を栄させる。いちいち商品の意義や社会に与える負の側面など立ち止まって考えていたら消費しにくくなる。だから消費文化って意図的に政治性を斥けているんじゃないの?そして世界中どこもそうやん。
・「さしあたり自分に降りかかった困難でさえ、集団でそれに対処するしかないこと、つまり、個人の努力や責任に閉じ込められた問題を、〈私たち〉という社会的な場へと解き放つことで可視化し、共有すべき問題へと変身させること」ーそれが、権力を持たぬ側が社会を組み直すただ1つのやりかたである。
これは深く納得するとともにその困難さを噛みしめる。やっぱり自己責任論って絶対良くない。人々を分断するから。巨視的な視点を持てなくなるから。「自分の問題」を「社会の問題」として捉える時、それはもう政治なんや。
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