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自分の葬儀の手配を葬儀社にした後、自宅で殺されてしまった老婦人。彼女は自分の死を予測していたのか? また、その犯人は? という謎を引退した刑事が解く本格ミステリ。
これは嬉しくなる程に真っ当なフーダニットだった。評価が高いのも納得。初読みの著者だったが、現代にもこうした本格的な謎解きミステリを書く作家がいるのは何とも心強い。
元刑事が著者に「一緒に行動して見たままを書き本にしてくれ」と頼む。著者は初め抵抗したが、やがてその条件を飲む。乗り気では無かったので終盤まで2人がギスギスしていて、それが退屈な聞き取りや捜査にも変化をもたらせているのが最高だ。これは大傑作。
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王道のミステリーという感じ。多数の伏線とその回収が楽しかった。
でもホロヴィッツの他作品に比べるとあまりのめり込めなかった。おそらく登場人物たちがあまり好きになれなかったから。探偵役がわざと嫌な奴として書かれているから当然ではあるけれど……。
個人的にはやっぱり魅力的な探偵役の方がいいなぁ。
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ちょっとながったらしかった。この部分いるのかなあとか、ここ少し無理やりだなと思う場所はあったけど普通に面白かった。長いから複雑に感じるけどトリックはかなり簡単なんだなと。次作は前置きとか省かれてもう少し読みやすくなることを期待。
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正統、フェア、上手いーミステリー。
前作のクラシカルで重厚な感じは無いが、
章が進むにつれて事実が明らかになってくるところが見事。
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この作者は本当にすごい。カササギ殺人事件に続き、これも傑作。よくありがちなホームズとワトソンの話とは全く違って、趣向も凝っているし、ストーリーも文句なし。読んでいて、とても気持ち良いと感じる。好きなテレビドラマ「刑事フォイル」の脚本を書いているのも知らなかった。多作でどの作品もクォリティが高く、驚異的。この作者の作品は黙って読むべし。文句なし。
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面白かった。さすが!
フェアでありながら、自分をワトソンとする手法とか、ミステリファンの心を掴む要素がいっぱい。
しかと、シリーズということで、次の翻訳が出るのが待ち遠しい。
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ラストで回収されていく伏線のうち、自分が気づけたものがあると嬉しい(かなりヒントを貰ってからであるが)ホーソーンとトニーが今後どのようなコンビになっていくのかが気になる。
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『その裁きは死』を読み始める前にちょっと振り返りを…と思ったら、読書記録を書いていなかった。ありゃま。
細かいことはもう書けないけれど、いちいち不愉快なホーソーンの観察眼の冴え、「わたし」の残念ぶりが愉快痛快だったことは間違いない。
だから続編を読むわけで…ははは。
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2020年版このミス海外編で1位を獲った作品。著者自身がワトソン役として登場し、ホームズ役の元警察官ホーソーンから殺人事件の捜査を本にしてほしいと依頼を受け同行するところが面白い。また、実在する映画界の大物2名が作品内に出てきたり、結果的には真相と関係のないところに捜査の時間を割いていたりとリアルさがあり、まるで本当にノンフィクションを読んでいるかのようだった。大きな驚きはなかったが、ホーソーンの推理がロジカルで納得感のあるミステリーだった。
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海外ミステリーを読んでいてよかったとしみじみ感じるのは、こういう本に出会えたから。
一ページめから、一行めからすべてが伏線となってそしてストーリーが展開して行く。見事なミスリードもあり、それが主人公のイヤな性格とも相まって良い味をだしてくる。
作者の名(迷)ワトソンぶりもまた楽しい。
今後、このシリーズ続くのかと思うと胸焼けと共にワクワク感がこみ上げる
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悪くはないけど、読むのが少し疲れる感じ。
物語が進行するなかで著者自身の功績自慢がたびたび出てくるので、読んでてリズム崩される(とか思っちゃうのはひねくれてるからかな...?笑)
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自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか?
作家の私、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知り合った元刑事ホーソーンから、この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる。
自らをワトソン役に配した謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!
7冠制覇の「カササギ殺人事件」に並ぶ傑作!
(あらすじより)
この作家さんは天才かな?
すごい面白い。
読みすすめると「まじで?!」ってなって、読み返してみて「なるほどね!」と何度も思わされた。
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最後の最後まで、予想を裏切る流石のストーリー展開でした。小さな点が、少しずつ繋がっていくのが快感ですらある。ホーソーンとホロヴィツのギクシャクコンビ。ホーソーンを忌み嫌いながらも、惹かれていくホロヴィツ…面白く読み進められた。
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実際の事件を解決してそれを小説にして二人で報酬を半々にしようと探偵役のホーソーンに打診され、作者自身が助手役となって事件をといていくミステリ。
事件自体は王道でフェアな話だけど、つまらないとか飽きたとかそんな気持ちにならず、先が気になってどんどん読めた。
万人におすすめできるような読みやすさがある。
実在の有名監督や有名俳優も登場したり名前が出たりで、虚実入り交じってる感じが面白かった。
そんな中でも、ホーソーンとアンソニーのやり取りは面白くてこのふたりがこれからどんなコンビになっていくのか今後が楽しみ。
どうやら十作ほど続ける考えがあるようなので、今はまだふたりの間にギスギスしたものや謎が残ってるけど、巻を追うごとにどんどん変わっていくんでしょうね。
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元刑事のホーソーンと殺人事件をノベライズするホロヴイッツ。この二人がホームズとワトスン役を担う。本作品の著書であるホロヴイッツが作中で書かれようとしている本の著者として登場するという構造であるが、そんなに混乱するものはない。むしろ現実と作中の出来事がリンクするようで楽しく読めた。
物語では、ある女性が自分の葬式の手配を終えたその日に殺害される。そしてその女性の葬儀の日に息子が惨殺される。共通点は10年前の双子の自動車事故に関するもの。そこから捜査が始まるが、犯人は意外な人物だった。分かりそうで分からないトリック。うまく騙されました。個人的にはカササギ殺人事件よりも面白かったです。