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筆者は、すぐに行動するためには、①自分なりの結論を着装し、②仮説を組み立て、③自信を持って踏み出す、のが重要だといってます。
①の結論がなければ、自分たちがどちらの方向に進んでいけばよいか分かりません。また②の恐らくこうであろうという仮定を立てなければ意思決定をする際の判断材料が足りず、結論が出ません。結論を出すことができれば、あとは③迷うことなく行動を踏み出すことができるわけです。
結論を出すメソッドとして、結論と根拠をピラミッド状に並べるピラミッドストラクチャーが紹介されています。このピラミッドについては筆者の著書「1分で話せ」でも説明されていました。この思考を身につけると、仕事でもプライベートでも有用なツールとなるなので、是非身につけたいものです。
結論を出すことによって、世の中の誰かの幸せに繋がるという主張は素晴らしいと思いました。自分が何の為に仕事をしているのかを考えたとき、自分のため、お客様のため、社会のために働いていると思うなら、自分なりに仮説を立てて、その仮説に基づいてなんらかのアクションをしてPDCAを回さないといけない。そんなメッセージが込められた本でした。
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『思い立ったらすぐ行動!』が、大切なことは分かっているけれどなかなか一歩が踏み出せない…という慎重派な人に読んでいただきたい一冊。何が良かったって、すぐ行動する派だったとしても、その行動に至るまでの動機や裏付けが必要(ロジックが通っていること)と解説しているところ。決して行き当たりばったりの行動ではなく、仮説を立てた上で、根拠のあるアクションを瞬時にとれるかどうかが大切だと改めて感じた。個人的に『0秒で動け』というインパクトのあるタイトル(0秒なんて無理でしょ!ではなく、0秒で動けるようにならなくてはならないし、なれるような努力をしようと思わせてくれる内容)が好きだ。
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所属する組織の全体が見えるようになった立場の人で、答えの無い課題に対して自ら答えを出して動くことが求められる方におすすめの本。
内容自体は、論理思考など基本的なビジネススキルや仕事術、コミュニケーション術だけど、そのようなツールを著者なりの解釈やマインドセットで、より利用価値高く自分のものにしている点が興味深いところ。
@印象に残った点
速く動き出すのに大事なのは情報からあれこれ考えて結論を出すのではなく、まずは自分の直感で仮説出しして、後付けで良いので根拠をつけること。
これを、ピラミッドストラクチャーを上から下にいくというイメージを使って分かりやすく解説してくれている。
そして、周囲からのフィードバックで結論に自信が無くなることもあるけど、いちいち反省しない方が良い!と多少極端かもしれないけど、勇気づけてくれる主張もあり。
色々なことを知れば知るほど、そして重要な判断であればある程、あれこれ考えて身動きが取れない状態になるけど、そんなときこそ自分の声に従い判断するのが大事!と思えた一冊。
@印象に残った文章
「想いがなければ結論は出せません」
論理思考で答えを時間かけて求め続ける行為が、今のVUCAな世の中では仕事ごっこ?的な位置付けになっている気がします。
正解かどうか分からないけど、まずは頭出しで結論出してそこに一定の根拠もつけつつ、想いや意味を込めていくことの方が組織としてはパフォーマンスが上がるのかなと思います。
今流行りのロジックと直感のバランスですね。
とはいえ、モヤモヤずっと考えてしまう性格的な呪縛から逃れられないのが苦しいところ。。
著者の伊藤さんも思い悩んだからこそここに至ったというような、スキルやマインドセットが紹介されています。
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著者の前作が良かったこともあり、新刊を購入。
話の進め方は、前作を踏襲していると感じた。ロジカルシンキングなども交えつつ、試してみたくなる内容にまとまっていた。
最後の章はマインド的なことに触れており、自分が動く/人を動かす上で、マインドの大切さというのも伝えていると感じた。
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精神論先行、という印象。理念、軸、志を持ち、間違っていてもいいから仮説を立て結論を出せば動き出せる、繰り返すことで仮説の精度も上がってゆく、との論が展開されています。確かにその通りなのでしょう…。
本書のタイトルにある「動け」という言葉、おそらく仕事の色々な場面で躊躇してしまって”考えがまとまらない”、”動けない”といったことがある人が手にとると予想できるわけですが、それこそ千差万別、さまざまな事情を抱えてる人がいるはずで、著者の経験に基づくとはいえ、なかば根性論的な説法だけでは突破口にならないのではないかと思う次第。
著者自身の経歴は非常に素晴らしいものがあり、”熱意”も伝わってくる一冊なのですが、読者が”スキル”として身につけることができる内容にまで昇華させることができるともっと読み応えのあるものになると思うのですが…。
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すぐ行動できるようになるには、自分の行動を受け入れてもらえるような雰囲気、人間関係が大事。そのために普段からくだらない事でもとにかく話す。当たり前のようで出来てなかった。
人間関係に加えて自分の軸をしっかり持つこともかなり大事。
自分の軸を太くするには自己分析が必須。自分がどういう価値観でどう行動してきたのか。
さて今晩こそ自己分析はじめなきゃ!
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「すぐ仕事を自分から手離れさせろ」とのことと思う。
やや雑に手離れさせてしまった、と思ったら、トライアンドエラーすればいい。(自戒を込めて)
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前作の1分で話せに続き今回もかなり読みやすい内容だった。感情論、精神論的な話になると結局気持ちか、と思う人も多いとは思うが、実際に0秒で動くくらい行動力を高めるには左脳的なロジックや手法論ではなく右脳的な自分の志、価値観を持つ事がいかに大事かが分かる本でもあった!
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考えて情報量が増えたとしても決断を下しにくくなる。行動に起こしながら考えることが大切だ。
宣言する。こっそり行動に移しても結果が出にくい。
自分事のように何事も興味を持ち、仮説を立てることで考える癖がつく。
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前著「1分で話せ」はコンパクトに本質を突く名著でしたが、本書には目新しさを感じませんでした。目新しさという意味では、前著も特別なモノはないかもしれませんが、プレゼンの本がフォーカスしがちな小手先が書かれてなく、論理思考の基礎や、落としがちな右脳面が具体的に書かれていたのが良かったのかなと思います。
本書は、タイトルにもある通り、「わかってはいるけど動けない」人向けですね。その意味では、何も間違ってない。クイックに仮説を立てて、ポジションを取り、周りの目を気にせず、どんどん行動していこう!が本旨です。
普段からのトレーニングが重要な点に触れられているのは面白かったですね。確かに、上のような本旨は、それこそ「分かっちゃいるけど」になるから、「普段から鍛えてないと厳しいよ?」と警鐘を鳴らしてるんだと思います。完全に同意しますし、あらゆる場面で、「自分ならどうするか?」という意識を高めて訓練していこうと思います。
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■印象に残った箇所
自分で経験するだけでなく、経営者やリーダーの行動をたくさん見聞きする。ある時に腹落ちし、自分の行動と重ね合わせることができる
常に「自分ごと化」して考えると、様々な仮説が立てられ、実際の事象に対してもスムーズに動ける
グループで議論すると活発に意見が出るのに!全体で議論した時にシーンとなるのは、心理的安全性が災いしてる。企業や研修の場を安心安全の場にするのが大事
新しくチームに配属された時は、フロア全員と話すことで、その後の仕事を円滑に進められるようになる。「こんにちは、新人です!」と言いながら自分から話しかける
資料の1枚目に共通の目的を書いておく。対立にならないところまで視座を上げる
人があっと驚くくらいの特異点を作り出すことで、初めて人に印象づけることごできる。この人は本気でやりたいんだなと伝わり始める
メールで一斉送信したところで「またか」で終わる
得意領域もやりたいこともはっきりせず、なんでもウェルカムな人には仕事を頼みづらい (耳が痛い…
軸は価値観から滲み出る
価値観は過去の経験から生まれてくる
軸は抽象度が高いほど、瞬間的に動きやすくなる。例えば、「お客さんの笑顔を増やす」など。新幹線で一つの名札を届けるエピソード
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前作「1分で話せ」が好印象だったので期待を持って読んだが、今作も同様にとても良かった。石橋を叩いて渡りがちな人こそ知っておきたいメソッドが体系的にまとめられている。大きく分けると前半は素早く行動するためのコツ、後半は人を動かすノウハウがそれぞれ書かれているが、ビジネスに限らずプライベートでも使える内容だと感じた。伊藤氏はYahoo!の教育部門で学長を務めるだけあって、書いてある内容はとても読みやすくわかりやすい。気軽にサクッと短時間で読めたし、明るく楽しいセミナーを受講したような気分を味わえた。
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0秒で動くための下準備が大切。
人に動いてもらうには日頃のコミュニケーションが大事。
そして、人生を棚卸しして軸になる方針を決めれば大きなこともできるようになる。
行動の原動力は勇気だけはなかったのだなぁ。
2021/05/14読了
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0秒で動け「わかってはいるけれど動けない」人のための
著作者:伊藤羊一
SBクリエイティブ
人があっと驚くくらいの特異点を作り出すことで、初めて人に印象づけることごできる。この人は本気でやりたいんだなと伝わり始める
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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どう動き出すことがいいのかを具体的にしっかりと書かれているので、少しずつ実践していこうと思う。
仮説、妄想、好奇心というワードがあったがこれを使いこなすには日々の積み重ねが必要だから、忘れないように定期的に読みたいと思う。
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<関心の輪を広げる>
・思考を「結論と根拠のピラミッド」で考える
・行動や言動、日々の活動を振り返る時間を10分で良いので設ける
・プレゼンの最初の1枚は「大きな目的」にする
・視座を会社目線で考える
・相手の意見を「結論と根拠のピラミッド」で考えて、相手の言葉を構造化して考える。
目指すべき姿
→行動力があり、みんながついていきたくなる人
右脳で一瞬でポジションを取る →結論に紐付けしているデータと事実を用いて一瞬で仮説を述べる →腹落ちしてすぐ動ける、みんなも納得してすぐ動ける →失敗したら軌道修正
「すぐ動ける人」と「動けない人」では、思考・行動に明確な差がある。
現在の自分を作っているのは、過去の行動の積み重ねである。未来を変えたいと思うのならば、今この瞬間から行動をすることが大切であり必要。
やる気があっても動けない。「行動しよう!」という「マインド」とHOW(行動・人を巻き込む)で道筋を作る「スキル」と、そして「アクション(行動そのもの)」がある。行動力のある人は「思い立ったらすぐ行動」→「行動したら振り返って気づきを得る(スキルやスキル、マインドが強化される)」
第一章
すぐ「行動」するためには、①自分なりの結論(頭出しの結論:たたき台)をすぐに着想 ②仮説を組む(すぐにβ版:仮説を組み立てて、検証してもらう) ③自信を持って踏み出す。
仮説の際は①まず「右脳」(自分の直感・感覚)にしたがって仮説をいくつか立てる ②その後「左脳」でロジカルに事実やデータから根拠をまとめて頭出しの結論を出す ③再度右脳に戻り「その結論は自分にとってワクワクする?」「自信持てる?」を検証して、結論と根拠の組み合わせを点検する。
→つまり最初は右脳で、本能と直感に従って仮説を立てる(結論と根拠のピラミッド)
組織が動くためには、根拠が言葉になっていて、説得力があることが重要。「〜(根拠)だから、〜(結論)である」と言ってみて意味が通じるかチェックする。
根拠を考える上では①「大事になりそうなポイント」をあげて、②「その粒感(大きさ、重要度)が揃っているか」を意識する →MECEよりも粒感
※情報の集めすぎは動けなくなる。ある程度で十分。
結論=意思決定
直感を鍛える大切なポイント
・体験
・志
・妄想 →様々な物事について「自分事化」して考えると、様々な仮説が立てられる。
・好奇心
⭐︎「行動できる人」=「仮説を持っている人」
第二章
行動するための考え方 →「コミットメント(約束)と一貫性」(一度コミットしたことと一貫した行動をとらうとする)
更に二歩三歩踏み出すために、振り返りが大事。
その際は
・自分はどういう行動をしたのか?
・その行動にはどんな意味があったのか?
・それを活かして、今日から何をするのか?
→実際の行動を振り返りながら「so what?」を問い、意味を抽出して、教訓としていく
第三章
相手を変えるためには、変わるためのきっ��けを与えて、変わってもらう。
※「相手は変わる」とイメージできていないと、行動に力が入らない。ポジティブな方向にはいかない。
そのために必要なことは「毎日のコミュニケーション(ハレとケ)」
人を動かすための議論イメージ
資料の1枚目は共通の目的(大きなゴール)を書いておく。
①「想い」ご伝わるようにストーリーを話す
→「why?」から「so what?」に繋がっていることと考える。why?には過去が必要であり、それが現在と未来に繋がっていくため、このストーリーで右脳の感情的な部分を話すことができる。
②ロジックが理解されるように「結論と根拠のピラミッド」を話す
→対立した意見をいただいた場合、相手の意見も「結論と根拠のピラミッド」にしてみる。その2人のピラミッドを比べて、共通項を見つけて一緒にディスカッションしていく。
③対立点と共通事項を見つける
→決して対立してはいけない、寄り添う(※一対一の場合)。もしくは視座を「会社」にして議論すると、意見が通りやすくなる(対立は考え方の違いではなく、立場の違いであることが多いから)。
→対立の解決方法
①心を開く ②共通の目標を見つける(視座を「会社」にする) ③コミュニケーションの量を増やす
④クロージング
第四章
自分の軸を作る
「志」や「軸」が瞬間的に自信を持っていくための原動力になる。
自分のあらゆる判断を生き様「軸」に照らし合わせて決めていく。軸があれば意見が出てくる。
軸を明確にするには、自分の価値観が形成されて行った過程をさかのぼりながら、「内省と対話」を通じて、価値観を認識して、さらに価値観の中で、自分が意思決定する上で判断基準をとしている自分の軸を言葉にしていく。