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2019年12月読了。
新書の顔して中身は全て過去の作品から。
いや、いとうせいこうとの対談が新しいか。
「当時の感覚では別に失礼でもなんでもなかったけど、今の感覚から考えるとちょっとアレだよね」という言説は実にしばしば登場するけど、東海林さだお先生といえども例外ではない。
ハトヤに行く回と商人宿の回が◎。
なんだか貧しい感じのする1人旅行の自由な感じがよく出ている(商人宿の方)。
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『日がな一日ルンバを眺める、コインランドリーで洗濯する、社交ダンスを習う、男の料理に挑戦する、キャバレー・ストリップを体験する、寅さんがいるような旅館に泊まってみるなど、オトナのヒマつぶしはやっぱり楽しい!作家60周年を記念し、ショージ節満載の爆笑ヒマつぶしの作法をこれまでの作品から選りすぐり収録。いとうせいこうさんとの抱腹絶倒「オトナのヒマつぶし」対談も収録。』
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自分では経験したなかったことを追体験した感じで面白かった。(キャバレー、ストリップ観劇、高級?テニスクラブとか)
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新型コロナにより外出自粛のGW中の暇つぶし中に読みました。まさにうってつけの本。
漫画家 東海林さだお氏のエッセイ集。
日常の他愛のない出来事、物にたいしていかに楽しむかが大事であると教えてくれます。
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エッセイは、読んでいてすぐに飽きてしまう私ですが、最後まで面白く読めました。
ルンバやベランダ植物、旅行、釣り堀など、東海林さんにかかると哀愁ただようオチャメな存在に。独自の切り口がまた秀逸。
いとうさんとの対談もどっちが東海林さんって感じで、二人とも面白い。
ズルンバのくだりなんて最高!
いつか、ルンバ+ブラーバ+ぬかボット 都暮らしてみたい。
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作家活動歴なんと60年。漫画家にして稀代のエッセイスト東海林さだおの作品の中から選りすぐりの傑作を再編集したもの。
最近、新書でも本書のような氏のエッセイ集が定期的に出版される。それだけ今までとは違う新たな読者層が増えているのだろう。
本書は「ヒマつぶし」という観点から過去のエッセイを厳選したもの。市ヶ谷の釣り堀、はとバス、コインランドリー、キャバレー、ストリップなど。
その中でも以下の2章が絶品であった。
「寅さんの宿」
寅さんが泊まっていたような旅館に泊まってみる、というテーマ。沼津にある「ビジネス旅館川ふじ」への宿泊体験。
「正調温泉一泊作法」
正しい温泉旅行のあり方、教義を考える。根本精神は「たまには温泉に行って、ノンビリしてくっか」。一泊、新幹線で熱海、宿には17時着、和風旅館、宿のレビューショー、射的、芸者、マッサージ。慌ただしく過ごした翌日、朝風呂と朝ビールに真髄を見出す。
いつもは「丸かじり」シリーズばかり読んでいるので、違ったジャンルの氏の作品も面白い。特に紀行ものと相性が良いように思う。