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終盤の急展開っぷりに、この先を一気読みしたいような、楽しみがなくなるから取っておきたいようなもどかしい気持ちになった。
大人のミステリ作家と霊媒少女のペアで、相沢作品にしては嫌らしさが足りないと思っていたらまあびっくり。メンタリストって怖いわ。
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2020.5.28読了。
なるほど、そうきたか~。ネタバレ前に読んだ方がいい作品ですね。
例の犯人は薄々気づくものの、何段階にも組み上げられた全ての伏線を見抜くことは出来ず。
すぐにさらっと読み返しましたが、技巧を凝らしているのがよく分かります。
ミステリを読み慣れている人の方が衝撃度は大きいんじゃないでしょうか。
いろんな解釈の余地を残すエピローグも好みです。
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霊媒師が探偵だなんて、ちょっと苦手だなって思い、普通なら読まないのだけど、読んだ人としか話が出来ない「謎」に興味があって手にして作品。
「令和元年最驚の謎」って帯にありますから、最初から構えて読んでしまいました。そのために、早くから犯人はこいつだって思いこみで読んでしまいます。帯なんていらない作品だったのに(笑)。それでも「怖い」くて「痛快」なラストを堪能できました。ほんと、「怖いけど痛快」って言葉につきます。怖いと思うのは男性だけかな?
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まさにマジシャン。「すべてが、伏線」という初版帯だったらしいが肯ける内容であった。
何となく先が読める部分もありつつドンデン返し。しかもあざといまでにロジカルに。特殊性に騙されて読まされてしまった。が、オチを読んだ後で少し読み返したが、気が付けたとは思えないほど自然に伏線は張られていた。
面白かったの一言でした。
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おそろしくつまらなかったな…(小声
だから前評判が高いやつは嫌いなんだよ。
これほんとにみんな忖度なく絶賛してるの…
まずヒロインのキャラが気持ち悪いのですが…
あえて翡翠の言葉を借りるなら、書かれた方は童貞さんですか?と言いたくなるほど、女という生き物をわかってない。
(担当編集者も殿方のようだからそういう指摘できないのかも)
カマトトの意味を間違えてるし、最終章が読んでて鳥肌たった。(とても悪い意味で
美人って生き物をぜんっぜんわかってない。生身の美人と接したことないのでは…(小声
まぁトリックはよろしいのではないかと思いますが、わたしはこのラストにバーンとネタあかしスタイルは苦手だし、香月を通して読者をバカにしたこの感じも気持ち悪かった。
予算少なくてすみそうだしそのうち映像化しそうだけど、果たしてこの翡翠を誰がやるんだろうね。
これは若い男の子が楽しく読めるやつだとおもう。
追記すると香月がモテる男風に書かれてるけど、翡翠に関してはうざいほど容姿に関する描写があるのに香月にはないんだよな。これはいい男に対する著者のコンプレックスなのではと邪推してしまう。
とにかくいい女いい男というものを知らない人が書いた人物像が気持ち悪くて仕方なかった。
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『すべてが、伏線』なんとも魅力的な帯である。
色んな意味で騙されるんだろと意識しながら読んだので、この犯人は◯◯だな。と予想はできた。でも、その後にこうした展開が待っているとは。すべてが伏線とはここで生きてきたかぁ。
さて、推理作家の香月史郎は警察の捜査協力をし、数々の事件を解決してきた。香月はとあるきっかけから美貌の霊媒師、城塚翡翠と出会う。そして、2人の協力により、多くの事件を解決していく。
同じ頃、連続殺人事件が起こっていて、証拠を一切残さない用意周到の殺人鬼は、次のターゲットに翡翠を選ぶ。「私には妨げようのない死が近づいている」という予言通り、翡翠は殺人鬼の手の中に落ちてしまう。果たして翡翠は自分の予言通り殺されてしまうのか。
読み終えた今、霊媒と推理、どちらが先なのか。少し頭の中が混乱してきてしまった。翡翠の本当の力は?でも、翡翠は本当に可愛らしい女性なんだろうな。色んな意味でお見事な小説でした。
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随分と大仰なキャッチコピーで宣伝されている一冊。霊媒探偵という設定は某ゲームで既出だし、ミステリとしても駄作ではないが傑作というほどでもないかなぁ…と思いながら読み進めて辿り着いた最終話。なるほどこう来たかぁ!それまでの約300ページがひっくり返る快感。綺麗に騙されてしまいました。
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年に数冊出会えるかどうかというレベルの、震えが来るほどの面白さ(ほんとに体が震えた)。以下順を追って。まずもって表紙イラストの翡翠さんが美しすぎる(調べたら『Another』とか『魔眼の匣の殺人』の遠田志帆さんでした)。この容姿で天然ドジっ娘キャラとか最強でしょう。(胸元をしまいながらの)「すみません! 大変、お見苦しいものを……」とか、第三話で事件の後寝てしまった翡翠さんとか、キュンキュンくるよ。前半、役割の転換が面白い。真実が分かる探偵と推理する探偵が協力して謎を解く、探偵とワトソン役が途中で入れ替わる感じが新しい。霊視で犯人は分かっても証拠がないと逮捕はできない。犯人が分かってしまう探偵といえば、榎木津礼二郎だけど、榎木津もそのことが分かっていたからこそ(かつ捜査、推理はしないので)捜査と探偵役を木場と京極に任せていたんだなと思った次第。と、さんざん翡翠さんの性格を印象づけたり、二人の関係を進めておいてからの、最終話からの三回転ひねりはすごすぎる。城塚翡翠というキャラクターは奥深くて魅力的。このあと次回作があるとしたら、このキャラたちでどんな展開に持っていくのか想像ができず、まったく楽しみすぎる(次回作があるならだけど)。そのときは、今回あまり表立って活躍の場がなかったけれど、エピローグで少し性格を垣間見せた真さんの活躍の場面も見てみたい。これを第一作目として考えるなら、第一作目だからこそ使えるあの技から森博嗣さんのあのシリーズを連想した。
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小説家と美人霊媒師が色々な殺人事件に遭遇し、解決していくミステリーです。4部構成となっており、4つの物語が繰り広げられます。
この著者は、イケてない少年(いわゆる非リア充)が謎の少女に振り回されるみたいな、夢のある(だれにとって?)話が多いイメージがあるんだけど、今回は少し毛色の違う設定になってます。まあ、美人霊媒師が魅力ある女性に書かれている点は作者らしいですが。
3つの物語は、よくあるミステリーかなって思いました。
ただ、4つめの物語はよく考えられた結末が待っています。なるほどと驚きはありますが、すこし物足りない感じを受けました。
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男って女に幻想抱きすぎだろ…
と言う女の勘での推理しか当たらなかった。
あんな翡翠ちゃんみたいな絵に書いたような理想的女子は絶対裏があるし、もし何も無ければ欲望の塊すぎて全然好きになれんな。と思ってただけに最後の翡翠ちゃんの変身っぷりは最高だった。
屍人荘の今村さん的感じの推理小説なんだろうなと思いながら読んだ予想はいい意味で凄い裏切られ、
空いた口が塞がらないとはまさにこの事。
この新しく斬新な手口よ推理小説は天晴としか言いようがない。驚きを味わいたいなら絶対読むべき1冊。
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どうなるかは読んでいると察しがつく。ただ、どうやってかはラストまで読まないとわからないだろう。終盤の謎解きで、それまで積み重ねたものが暗転する。
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翡翠ちゃんかわいい。昨年、本格ミステリベスト1位を獲得するなど大ヒット。その理由は、翡翠ちゃんかわいい。彼女は霊能力で殺人事件を解決に導く。1つ難点を挙げるなら、翡翠ちゃんかわいい。「魔眼の匣の殺人」と同年に出版されたのもまた面白い。翡翠ちゃんかわ
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ラノベ風味な本格ミステリ。この著者は初読みだが、初めて殺人を扱った作品なのだとか。なかなか面白い試みだった。内容ゆえになんともコメントしづらい作品だが、おすすめできる作品。
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このミス第1位!ライトノベルにすぎないかと落胆しかかった最終章に見事なまでに騙された。すべてがこのための伏線だったのだ。
気持ちよく騙される快感!次作も是非読みたい!
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2020年本屋大賞ノミネート!
「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇
「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング
「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー
推理作家の香月史郎は、霊媒師の城塚翡翠が視た犯人を共に追い詰めるバディものかと思いきや、ラストの展開と謎解きは予想以上だが、何か淡々としすぎている気がして、ラストよりもその前の事件の方が読み応えがある気がする。